紫煙燻らすタイミングについてのいくつかの考察。
煙草が好きだ。
楽しい時も、悲しい時も、イライラした時も、ぼーっとする時も、右手にはいつも煙草がある。
左手で箱から煙草を取り出し、口に咥え、右手のライターで火をつけ、右手で挟んで煙を吐き出す。
これはもはや、ある種のルーティーンである。
仕事前の、仕事中の、仕事後の、話をする前の、話を聞いているときの、スタートの合図であり、リセットのタイミングであり、煙草の火を消すときは次の何かへ向かう号令でもある。
煙草は僕にとって、どのタイミングでも無くてはならない、相棒みたいなもので