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EOS Rで撮り歩く京都。“定番”の素晴らしさを改めて感じる

ふと京都へ行きたくなることがある。

正直いって故郷でもなければ、思い入れがある地でもない。人生においても京都を訪れたのはわずか2~3回程度だ。

それでも京都というのはフォトグラファーにとって特別な場所であることは間違いない。今回私は大阪での撮影遠征の合間に京都で久々にカメラを持ち歩くことにした。

ミラーレスを使って「日本」を表現したかった

海外の友人からも京都は憧れの地とよく聞く。

“日本らしさ”を体感するのであれば京都に行くことが一番確実で、我々日本人にとっても京都というのは純粋に美しい景観を楽しむことができる。

古き良き街並みの残る京都だが、テクノロジーの進化というのは進み続ける。数十年前までフィルムカメラしか選択肢のなかったカメラ界においても、今ではデジタルカメラでミラーレス一眼というものが流行している。

最新のミラーレス一眼カメラを使って京都で“日本”を表現したい。今回のテーマはそれに尽きると言えるだろう。

今回使用したEOS Rは、キヤノンが誇る最新のフルサイズミラーレス一眼カメラだ。

SONY α7シリーズやNikon Zシリーズと比較されることの多いEOS Rだが、私個人的にEOS Rはとても素晴らしいモデルだ。

これまでキヤノンが培ってきた技術を基に、操作面などキヤノンが挑む新たな一面も感じられる。

画質に関しても文句なしのクオリティだが、特に夜間における高感度撮影は鳥肌が立つほどの仕上がりを見せてくれる。

何かふと撮りたくなったとき、手にしてしまうのはEOS Rというほど私の心を虜にしたカメラだ。

京都こそ和を感じる美しい地

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F8, 1/500sec, ISO320, 祇園地区

京都といってもそれなりに広いため、一括りにはできない。それでもどの地を訪れても“美しさ”というのは感じることができ、日本文化における美を体感できる地だ。

自然豊かな嵐山・嵯峨野地区、清水寺や古き良き街並みを見られる祇園地区はまさに定番といえる観光地だが、定番スポットは人気である理由がどこかに必ず存在する。

そんな定番の撮影スポットを抑えておくことも重要と言えるだろう。

朝一の京都は普段とは別世界

京都は世界的に有名な観光地であることから、多くの観光客が訪れ、有名な撮影スポットなどには人が密集している場所も少なくない。

しかし、朝一の京都だけは別世界が広がっていると言えるだろう。

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F9, 1/80sec, ISO1000, 嵐電

今回私は朝5時に起きて朝一の京都へと向かった。朝一は1日の中で最も撮影におすすめしたい時間帯で、有名な観光地や撮影スポットでも人があふれるどころかすれ違うことも少ないくらいだ。

京都に限らず朝一というのはフォトグラファーにとってチャンス。

太陽光が被写体に対して低い高度からあたるため、被写体は昼間の時間帯よりも美しく見ることができる。

低い太陽光線というのは私にとって大好物である撮影環境の一つだ。

360°に広がる竹林が私を覆う

京都で最初に訪れたのは嵯峨野地区にある竹林の道。

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F8, 1/125sec, ISO1600, 竹林の道

数百メートルにわたって竹林が展開され、竹林の中を道が1本通っている。その道は日中時間帯において非常に混雑することで有名だが、午前7時半頃の竹林は人とすれ違うことが珍しいくらいだった。

このような大自然において人の存在というのは目立ってしまうものだ。

作品として人を活かした写真というのも魅力的だが、このようなシーンにおいてはできれば人を入れたくないのが本音だ。

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F10, 1/60sec, ISO1600, 竹林の道

今回朝一で撮影を行ったことから一本道に人が一切入らない理想的な作品が出来上がった。この神秘的な光景というのは写真の作品とすることで伝わりやすいものもあると言えるだろう。

歩いているだけシャッターチャンスは訪れる

今回は嵐山・嵯峨野地区以外にも祇園地区でカメラを持ち歩いたが、京都は歩いているだけでシャッターチャンスが訪れる。

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F6.3, 1/100sec, ISO400, 嵐山地区

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F4, 1/640sec, ISO320, 祇園地区

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F9, 1/800sec, ISO640, 祇園地区

Canon EOS R, EF70-200mm F2.8L IS III USM , F2.8, 1/1250sec, ISO125, 祇園地区

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F5, 1/100sec, ISO400, 嵐山地区

何気ない場面でもカメラを向けたくなるというのは、日本人にとっても日常から離れた光景が広がっているからと言えるだろう。

歩いている距離はそこまで長くないものの、訪れるシャッターチャンス毎に足を止めてしまうため、時が過ぎるのは非常に早い。

定番を一度は抑えておくべき

京都に来たからには定番の撮影スポットも抑えておきたいところだ。

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F8, 1/640sec, ISO640, 祇園地区

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F9, 1/640sec, ISO400, 渡月橋

誰もが撮ったことのない写真を撮るというのはフォトグラファーにおいて必要な能力であることだが、それは定番をしっかり撮影してからの話であると私は思う。

だからこそ初めて訪れる地において定番の撮影スポットで作品を撮影するということを私は大切にしている。

次来るのはいつだろうか

Canon EOS R, EF16-35mm F4L IS USM , F9, 1/250sec, ISO320, 祇園地区

いつも観光地での撮影は遠征中の一部に留まる。

観光がメインとなる撮影遠征はこれからも行うことはないだろうが、またいつか「京都で撮影したい」と思う瞬間が訪れることは確かだ。

ハッキリとした時期は分からない。しかし、行きたいと思ったその衝動からアクションを起こすのも大切なことなのかもしれない。

そして定番を撮影したからこそ、次の撮影ではワンランク上の作品撮影を狙いたい。そうやって求めるレベルを引き上げていくことも写真撮影において上達への道筋なのだ。

使用機材紹介

・Canon EOS R
2018年10月に発売となったキヤノンの最新フルサイズミラーレス一眼カメラ。新開発のRFマウントを採用し、これまでのキヤノンの伝統と、最新技術を融合させたモデル。

・Canon EF16-35mm F4L IS USM
キヤノンの広角レンズとして王道的存在となるモデル。フルサイズセンサー搭載モデルに取り付けることで標準レンズよりもワイドな画角の対応。風景写真などの撮影におすすめ。

・Canon EF70-200mm F2.8L IS III USM

キヤノンの大三元レンズの1つとして多くのユーザーが保有する中望遠レンズ。開放F2.8の明るさや白レンズとして圧倒的な解像力を実現する優れたレンズ。

機材は全てRentioにてレンタル。撮影旅行や一時的に使いたい機材がある場合にはレンタルが大変おすすめだ。

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Atsushi Yoshioka

写真家Atsushi Yoshioka。25歳。WEBメディア「Rentio PRESS」ではカメラ系のレビューや作品撮影を担当。また、航空機の写真撮影をメインに雑誌での連載・執筆も。国内のみならず海外での撮影も得意としており、その土地らしい風景を絡めた作品が特徴的。
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