秋学期終了!!

1. 全体的な感想

昨日の授業をもって、2023年秋学期が終了しました!よくこういう総括の場では「あっという間だった」というのが一般的に出てくると思いますが、本当に「あっという間だった」と思います。自分がその学期の中にいると長く感じるんですが、7月にきてからもう5か月ぐらい経っていることを考えると、Time Friesとよく思います。
まずは、アメリカ留学が2回目なので、ある程度の心構えができていたことが良かったと個人的には思っています。最初に英語での授業についていけるかという意味では17年前ではありますが、最初の3か月全く何もわからず辛かったこと、その間友達とかかわることを積極的にしなかったことが、後にも後悔している部分がありました。その点今回は自分から様々なコミュニティに参加することを主眼に、積極的にコミュニケーションをとるんだということが心構えにあったため、色々と体験できたと感じています。
 また、今のようにSNSが発達して情報共有ができる、調べ物のお供であるChat GPTがあったり、スマホは外国でもプランによっては無制限につなげられる、Wi-Fiが発達しているなど、わからないことに関してすぐ情報を調べられる環境ではない時を過ごしていたことを経験しているからこそ、「今は本当に恵まれていてやりやすいな」というのが本音です。17年前ももちろんある程度の便利さはありましたが、やっぱり今回はいろいろな意味での便利さを感じます。
生活にも慣れてきたので、より現地の生活を観察したり、日本との違い(医療、公共交通など)をより経験していくことがとりあえず今後したいと思っています。あとはできればほかの地域に遊びに行くことができれば、また違った発見もあるのかなと思っています。

2. 学業の振り返り

2-1 総括

これは授業ごとの振り返りや、感じたこと、自分の現在位置との照らし合わせでまとめるのが効果的なのかなと思っています。全体的にはアカデミックアドバイザーと夏に話したとき、「最初はアメリカの大学院に慣れるためのウォームアップをしたい」と伝えました。というのも、最初は授業を理解するのが精いっぱいなのではないかという懸念があったからです。実際は始まってみると通期の授業が1つ、Moduleという半期の授業が2つだったので、常に2つしか授業がなく、余裕がありすぎたかなと・・・・、もう一つ取っても良かったというのが正直な感想です。その分だらけてしまったりしましたが、他のことも楽しめたのは大きいと思っています。あとは教授や友達に恵まれました。自分の英語はお世辞にもうまくないと思っています。でも、周りが理解に努めてくれたことが大きく、その中でもっと伝えられるように努力しようという気概を持てたと思っています。ただ、まだ課題として準備をして臨めば発言参加はできるが、授業中にビデオを見て発言するなどはまだ難しさを感じるし、発言が長い時の要約ができていないなと感じます。また、社会的な背景も違うと、理解が追い付かない部分もありそこで発言に苦戦したりもしました。

2-2 Drucker philosophy

9月の記事で書きましたが、現役のコンサルタントであるBernieによる授業で、この学校で学ぶすべてのことの根幹になっている授業でした。「現代の経営」という結構古い本を読んで、現代のケースと当てはめてディスカッションを深めていく授業です。哲学はやっぱり最初で理解するのは難しかったのですが、ドラッカーの言葉は、自分の尊敬する島田慎二チェアマンのおっしゃることとかなりつながるなということを感じました。例えば、ドラッカーはPurpose, Mission, Vision,という言葉がよく使われているのですが、島田チェアマンの話からするとObujective、Missonは「最上位概念」あるいは「経営理念」という言葉に置き換えることが個人的にはできたし、その中でどのようなビジョンをもって時間を使うのか、そしてどんな価値を生み出すのかなどといったように考えました。このことは教授にもお話ししたところ、「興味深いね、クラスでもそうだが、君はよく考えながら発言をしているね」と言ってもらいました。
ドラッカーの言っていることは、時代もありますが、個人、組織、社会といった世の中を構成する主体(?)のマネジメントにおいての根底になるものなのではないかと個人的には思っています。冬休みにもう一度よく読みなおして、感じたこと、気づいたことをもとに質問したり、自分で考えたりしながら自分の未来を考えたいと思います。個人的に好きな言葉は、” The most important thing in communication is to hear what isn’t being said.”です。今の環境も、言葉だけではなく、相手の表情、態度、そして価値観や背景を知る努力をして、理解を深めることを追求したいです。

2-3 Corporate Finance

ファイナンスは「ツールクラス」だよという言葉をJay教授からいただき、ドラッカーの考えにおいてどうファイナンスに向き合うかということもありますが、企業やそのプロジェクトを評価するための基本的なことをきちんと習得して数字における根拠を出すことは一つの技術になると思って今後理解を深めるためのクラスを今教授に聞いています。英語で理解するのには苦しみましたが、基本的な概念は押さえられたかなと思っています。先生がナレーション付きのパワポを毎回くださるので、それをもとに予習、クラスでの付け加えを復習したりしていました。先輩にもだいぶ助けていただき、成績は何とか良い方向に出ています。ただ、やっぱり数字的な部分は理解するのがなかなか難しいですね・・・。高校の時の数学は楽だったのに・・・・。これももう一度確認が必要だなと思いつつ、さらにアカウンティングについてもオンラインでやったことを復習していく必要があるなと思いました。ただ、数字を理解して、答えが出せたときの達成感はありますので、今後も履修をファイナンス分野で少しずつ取りたいと思います。ファイナンス、リーガルはビジネスの基本になってきますので・・・・。

2-4 The Effective Executive

前の記事にて書いていますが、「より良い管理職になる」ということを、まずは自分自身がケアすべきこと、就職段階で罠にかからないようにする、自分にとってのキーパーソンを見つける、信頼を積み重ねる、組織のカルチャーと自分自身のスキルの掛け合わせ、最後は正しいことVS正しいことのジレンマなど、非常に多くを学ぶことになりました。半期だけだったのにすごく濃く感じた授業です。社会人向けのMBAにいるので、みんながそれぞれの経験をシェアしている時間が長いのと、先生がとても優しくて全部拾ってくれるので議論がかなり深くなったり、収集をつけるのが難しかったりなどいろいろなことがありました。授業の内容の中で、今までの自分のキャリアと結びつけて考えたときに、自分の感じていたジレンマや今後どのように立ち振る舞うかの指針を多くいただけました。何事もバランスが重要、どの人の意見を聞くことが大切かなど、多くのことを学びました。教授のKatharinaには質問をいくつかしたときに、個別に時間をとって色々教えてくださりました。メモに取って残しておくことが大事と指導をいただき、メモを形態の中に残してあります。質問したのは、「内在的なバリュー、外在的なバリューについて」、「組織の盲点について、構造の問題か、カルチャーの問題か」、また、彼女が女性のリーダーシップを専門にしており、「女性が男性中心の組織において輝ける方法を探す手法」についても聞きました。話すと長くなってしまいますので割愛しますが、1時間ほどお話をいただきました。最初の15分ぐらいは、大谷選手とか、どんなスポーツが好きか、などそんな雑談もしていました。早稲田塾のAO入試に関する指導をしていたりなど、日本にも来たことがあるそうで、今度日本に来るときは案内します!と話しました。来期もLeadership Practicumの授業でお世話になります。


3. 先生とのお話で学んだこと

今週はFinal weekということで周囲は「プレゼン4つに期末試験が4つ・・・」など大変な人もいました。ただビジネススクールは試験というより、レポートやプレゼンが中心なので、暗記系の科目は少ないです。今期は上記の通り、緩めに構成したので一つ一つじっくり取り組みつつ、だらけてしまうなど課題も残りました。その中でも、Katharinaと話したり、さらにお世話になっている日本人の教授の山脇先生にランチでいろいろなお話を聞いて、厚かましくも先生の著書をいただきました。先生の専門領域である、ストラテジー、そして未来をデザインするなど2年時に多くとる授業の心構えづくりですね。特に、先生が過去の経験を話してくださり、授業においてどうするか、ビジネススクールの在り方、日本の隠れ優良企業、アメリカの社会要素から見た可能性など、面白い話題が多いです。こうして教授が時間をくれることって、大学生の時もありがたかったですがその価値に気づいてなかった・・・・。ここではコミュニケーションをとることで、色々なチャンスをもらえるし、気づきも多くあります。この気づきを実践に移して、戻った時に会社にアジャストするプロセスを踏めるよう思案中です。

4. 生活について

生活は免許も取れて行動範囲がより広がったし、何よりも日本スーパーがあることがとてもありがたい!車で20分も走ればモールもあるし、とても楽しいです。ボランティアに行ったり、インターナショナルの生徒と山登りや、学校でのイベント、寮で話す機会が多く、英語で何とかする必要があるので上達する機会を多くもらえてありがたい・・・・。もちろん、近所に卒業生の日本人の方がいてパーティに呼んでいただけたり、困りごとに助けてもらったりしてますし、先輩には授業の情報シェアをしてもらってなど、色々助かっています。やはりこういったバランスを取ることで、また何か新しいことができたり、自分自身を見つめなおしたりできます。とにかく積極的に自分からかかわっていくことが大事だよと、日本人の卒業生の旦那様に言われて、まだちょっと引き気味なところを修正したりなど多くを気づけています一人で生活することで、家事力もついてきました。生活って大変ですが、冷蔵庫の中身と相談したり、掃除したり、洗濯したりなど新たな気づきが多いのと、本当に親や妹に感謝です・・・・。あとは酒をあまり飲まなくなって、歩いたり、筋トレしたりが増えたため、瘦せました笑昨日会社の人とLineでビデオ通話したら「痩せたね~」と言われています。家族にも「ちゃんと食べてるの?」と心配されるので料理の写真は必ず送っています。NBA見に行きたいけど、レイカーズ戦は高いし、クリッパーズかなと考えたり、大谷選手のドジャース移籍が決まり、まだ近いぜ!と思いながら、現地でのスポーツを楽しみたいと思う今日この頃です。

5. 冬休みについて

ぶっちゃけ1か月もあるので、毎日どこかしら行ってたらお金が無くなります・・・笑 今期の授業の復習や、いただいた本の通読などをして来期に備えることが一番大切かなと今は思ってます、今は・・・笑ただ、仕事もないので、今この機会にフォーカスすること、できることをやれるだけやって、自分の人生、会社人としての人生に変化を与えられるといいですね。予定がないわけではなく、教会にも行き始めて日曜日はWorshipがあるし、OBの人とのバーチャルミーティングがあるのと、年始にサンフランシスコに行こうかなって予定もあります。残っている人もそれなりにいるので、多分どこかしら遊びにはいきます。でも1か月だから有意義に使うことを意識したいですね。夏休みのような感じです。夏は授業を取ることもできるし、2か月休むこともできるのはアメリカらしいです。日本にいれば平日は会社、土日はのんびりするときはしてという感じでしたが、ここまで久しぶりに平日も土日も使えるときなんてそうそうないので、大切にしたいですね。

6. 最後に

こうして自分の振り返りを書いているときに、もっと考えていることや自分がどのように思ったのかをその都度見つめなおすことで、自分の感情のトリガーや思考をもっと言葉にできるといいなと思ったりしています。また、何か新しいことのきっかけを作ったりできるともっと良いのかなと思いつつ、まずはこの時間を大切にすることを軸にします。今日は朝からインドに帰る友達を見送りに駅まで行ってきました。久しぶりに寒い朝でしたね笑こうして多くのことを経験できる今に感謝しながら、時間を大切に、どのように使うか、そして前進するステップを踏むことを考えたいです。

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