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4月1日(月)末廣亭4月上席林家つる子・三遊亭わん丈真打昇進披露

 今回の「落語協会真打昇進披露興行」の前売券の事である。鈴本演芸場・浅草演芸ホール・池袋演芸場に関しては日時指定のため、前売券が完売なら当日券は出ない。一方、末廣亭は日時の指定がなく10日間いつでも使用可能だ。当日の11時から前売券・当日券の区別なく整理券を配る。そして集合時間の16:15には列を作る。私の整理券は83番だったため、前売券を持っていた私の前には当日券のお客様がたくさんいた。整理券を前売券・当日券に分けて配り、列も同じように分け、前売券のお客様から先に入場させるべきだ。このやり方だと満員になった場合に前売券のお客様が入場できない可能性がある。それが無理なら他の寄席のように日時指定にするのが良い。

小じか  やかん

杏寿  動物園
 
曲がる方向に肩を落とすシグサが艶っぽい。


ニックス  漫才

 人知れず努力し涙し精進し頭角表す林家つる子

小せん  黄金の大黒

三三  三人旅

ダーク広和  奇術

玉の輔  財前五郎

正蔵  漫談
 
猫八  動物ものまね
 ウグイス・ネコ・ヒツジ・ヤギ・イヌ・アシカ・シマウマ・ヌー

市馬  雛鍔


ー仲入りー

高座左より)【司会】三三・玉の輔・さん喬・つる子・正蔵・市馬  口上
玉の輔「つる子は涙を流すが洟水もたらす。洟水の向こうに虹が見えた」
さん喬「中央大学・黒田絵美子教授の紹介で落語家志望のつる子に会った。俺の弟子になりたいのかな? 誰の弟子になりたいか聞くと、正蔵師匠と言う。もう二度と口聞かない」

にゃん子・金魚  漫才

わん丈  紙入れ
 古今亭菊之丞師に稽古をつけてもらった。わん丈師考案の「掛布団の所作」が斬新だ。

さん喬  締め込み
 夫婦喧嘩を描きながら、実は夫婦の情愛を描いている。

仙志郎・仙成  太神楽

つる子  しじみ売り
 師匠・正蔵から習った大切な噺。
 雪の降る寒い寒い日にしじみ売り歩く小僧・この子を下駄泥棒と間違える留・小僧を優しくつつみこみ、留には容赦なくツッコミを入れる稲葉屋長五郎。三者が織りなす雪の日のおはなし。
 「情けは人の為ならず。巡り巡って己がため」
というが、この噺では相手にとって仇となってしまった。長五郎はカタをつけるため、御番所へ赴く。いい事をしたつもりになって、本当は相手の迷惑になっているケースは多い。大概当人は気づかない。気づきの機会を与えられても長五郎のように行動をカタをつけるべく起こすものがどれくらいいるだろう?

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