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参考情報の『AI自動検索』~執筆の効率が上がるかも?~

 日経電子版の記事【文章作成中に参考情報を通知、AIがピックアップ】は、さりげない記事ですが、一読して、ハッとさせられました。



 記事でリポートされているのは、技術者が文書を作成する時に、AIが、その文中に出てくる重要なキーワードを抽出⇨関連キーワードを多く含む文書を自動検索⇨一定時間ごとに執筆者へプッシュ通知するソリューションです。このようなソリューションが、私達が普段書いている様々な文書でも応用出来たらどんなに良いことでしょうか。

 普段私達が文章を書く時、時間と手間のかかる作業の一つが、参考情報、参考になる文書探しです。自分の着想や言葉の用法の正しさを確認したり、着想を広げるようなナレッジを探したり、調査対象に関する広範なナレッジを探したり、と実に色々な調べ物の為に、私達は、執筆の手を止め、書物に当たったり、わざわざ新しいタブを開いてネット検索しなくてはなりません。

 そして、ネットがある事で随分手間は省けるようになったものの、普通のキーワード検索では、大量の情報がヒットして、最適なナレッジを探すのが困難な状況、最適とは言えない中途半端なナレッジで我慢する、といった状況が起きてきます。



 そのような事が起きるのは、普通のキーワード検索が、文字通りキーワードだけで検索をかけているからで、そこが、『文脈に照らして最適なキーワード検索』の出来るAI自動検索との大きな違いなのです。

 執筆中に何か調べたいコトが出てきた時に、文脈に照らした最適の文書がストレスレスに自動検索、閲覧できるようなシステムがあれば、執筆の手間と時間の効率化、さらには、質の向上にも繋がってくるかも知れません。

(付記:必要に応じて文章の末尾に参考文献を自動表示できるような機能もあるといいかも知れません。)


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