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シェアリングエコノミーの躍動

 日経電子版の記事【注目 シェア人類の突破力 便利で快適な社会を作る】は、拡大するシェアリングエコノミーについて改めて考えるきっかけをくれる好リポートだと思います。



 ヒト・モノ・カネ、具体的にはスキル・モノ・移動・空間・お金などの効率的な利活用を促進するシェアリングエコノミーとはどういうものなのか、記事などから、そのシステム(要素)・システムのメリット(特性)・システムを支えるテクノロジー(技術)を整理してみると――

▶『シェアリングエコノミー』の仕組み

 システム・・・・・・・・・・・・・メリット・・・・・・・・・・・・・・・テクノロジー

マッチング・・・・・・・・・・・・効率性・・・・・・・・・・・・・・・・ネットの普及

オンデマンド・・・・・・・・・・利便性・・・・・・・・・・・・・・・・スマホの普及

サブスクリプション・・・・(所有より利用に)・・・・・・イノベーション
            合理性        アクセラレータによる
                       変化の加速

見える化(可視化)・・・・・安全性(安心)・・・・・・IoT・キャッシュレス

レピュテーション・・・・・・・信頼性(信用)・・・・・・デジタル化
   (評価)

ユーザーコミュニティー・・・繋がり・・・・・・・・・・・・SNS

 シェアリングエコノミーは、不特定多数のヒト・モノ・カネを大規模に『マッチング』できるテクノロジーによって効率性と『オンデマンド』の利便性を実現し、『見える化』によってシステムの安全性を、ユーザー(相互)の『レピュテーション』によってシステムの信頼性を担保している、と言えます。

 そして、このようなシェアリングエコノミーが成立する背景には、所有よりも利用を重視するコト消費の潮流と、それを支える『サブスクリプション』のシステムがあります。




 れてならないのは、シェアリングエコノミーの成立によって、そこにはユーザーのコミュニティーが生まれ、さらには、『ユーザーコミュニティー』とステークホルダーの関係にある企業が有機的に繋がることで、新たな価値が創出されるイノベーションのエコシステムが形成されることだと思います。

 その意味で、シェアリングエコノミーは、仕事の仕方、仕事上の人間関係をも変えながら、効率的で持続可能な新しい社会を作り出していく、第4次産業革命の時代の躍動するエンジンだと言って過言ではないのではないでしょうか。





#COMEMO #NIKKEI

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