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テクノロジーとアイデアのマッチング

 日経電子版の記事【電通、プロダクトデザイン事業を強化 意匠権を販売】は、テクノロジーはあっても、様々な理由で自前でのデザインに消極的な中小企業にプロダクトデザインを提供する、というビジネスに関するリポートです。



 この記事を一読してつくづく思うのは、テクノロジーのある所にはテクノロジーがあり、アイデアのある所にはアイデアがあるものの、そのテクノロジーとアイデアの両方が存在して結び付くケースがいかに稀であるか、という事実です。テクノロジーだけでは何も変化は起きず、アイデアだけでは夢のまま、絵に描いた餅で終わってしまいます。

 今、世の中では、様々なシーンで、マッチングのテクノロジーが導入され、今まで出会う事のなかったもの同士が繋がり、化学変化を起こして、イノベーションが生まれています。イノベーションを取り巻くエコシステムが機能するには、異分子の結合、特にテクノロジーとアイデアの結合の触媒となるマッチングのシステム、プラットフォームが必要だと考えられます。



 そのようなテクノロジーとアイデアを結合させる装置としては、ダイバーシティ・イノベーションラボ・シェアオフィス・ユーザーコミュニティなど様々な場が考えられますが、本気でイノベーティブなプロダクトを開発するためのテクノロジーとアイデアのマッチングの仕組みの一つとして、記事の事例はとても参考になります。


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