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【弁護士が選ぶ】京大現役合格に使えた英語参考書TOP3

京大に入って気づいたことの1つ。
京大に来るようなヤツで英語が苦手な人はいない

大学では語学の授業があり、
京大法学部の場合はほぼ全員が英語の授業を受けます。

リスニングが苦手、とか
単語をあまり知らない、とか
部分的な苦手はあっても「授業やべえ、英語の単位落としそう」という人はまずいません。
京大だけでなく、一定以上のレベルの大学でも同じだと思います。

その中で私は英語が得意科目でした。

1 高校生時代のレベル感

結論を急がず、まずは私の高校生時代の英語力から。

私は高校受験を失敗し、大阪で2流ぐらいの高校の卒業です。
英語はツボにハマった感覚が一度あってからずっと成績がよく、
高2の時のセンター試験の頃、1年前ということで河合塾で模擬で受けたところ、リーディングで170点ぐらいでした。
高3でみんなで受けるTOEICは600点ぐらいでした。

受験生の中では中の上ぐらいのレベル感ってところですかね。

ちなみにセンター試験本番の結果は英語190点ぐらいでした。

2 京大英語の対策

そんなレベル感で、ある程度の英語入試は解ける状態でしたが、
京大の英語って独特で苦戦しました。
和訳(内容説明含む)と英訳だけ。総合力が試される感じ。

和訳については、正確にSVOCを分けて、うまく日本語に訳す。
ここで一番必要な勉強は構文解釈です。
でも単純な構文解釈なんて出ません。文脈を追えていて初めて修飾先が分かるような文章に下線が引かれていることもあり、その時は思考力、そして思考時間を確保するための速読力も必要でした。

その次に和英の単語力。京大英語の文章って、キーワードになるような英単語が分からないとどうしても訳せないんですよね。

入試本番ではないんですが、今でも京大オープン模試でキーワードだった動詞の「rate」(評価する)が訳せなかったことが記憶に残っています。

一方で英訳については、英和の単語力がめちゃくちゃ重要。
慣用句とかことわざとか、そうでなくてもこなれた日本語の意味内容を理解して英語を当てる作業です。

整理すると、京大英語の対策に必要な勉強は
①構文解釈(←思考・速読が基礎)
②和英単語力
③英和単語直

この3つだと考えています。

3 使えた参考書 TOP3

こうした京大英語の特徴を踏まえ、
私は上の①〜③それぞれの勉強毎に参考書を決めて何周かしました。

①構文解釈(思考・速読)の参考書

最初はいろいろ試しましたがこれが最強。
内容は難しいですが、解説も含めて構文解釈の参考書で一番良いと思っています。

高校の授業でも使っていたというのもありますが、この「英文解釈教室」は全部やりました。
感覚としては負荷重めの筋トレをしている感覚で、しんどいけど成長を感じる勉強でした。
他の大学はわからないけど、京大英語の対策にはとても使えます。

②和英単語力

世に山ほど溢れる英単語帳。
私も浮気に浮気を重ねて色々試しましたが、結局これ。

システム英単語。通称「シス単」です。
「シス単では足らない」とか言ってもっと難しい単語帳に手をだす人がいますが、あまり得策と思いません。

シス単は太字の意味だけ覚えても不完全、
ミニマルフレーズまで覚えてもまだまだ、
関連ワード・イディオムまで完璧に覚えてこそ価値があります。

ここまで1冊を完璧にしたら、次の単語帳でいいと思いますが、
京大受験生でもそれほど多くないと思います。

かくいう私も速読英単語の難しいのとか、DUOとか手を出してました。
でも帰ってくるのは結局シス単。
CDもずっと聴いてました。シス単。

ちなみに完全に余談ですが、京大入学後の1回生の時にTOEICを受けるためにちょっと勉強しました。
その時はさすがにシス単ではイディオム不足だったので別のを使いました。
キク単990とかだったかな。今思うとTOEIC対策には向いてないものを選んでましたね。

③英和単語力

京大英語で安定的に点を取るには、英訳問題(大問3)を安定して得点する必要があります。

英訳のなかで、一番鍵になるのは名詞です。
動詞とか形容詞って、解釈を加えて他の単語を当てることができるけど、名詞ってそうとしか表現しないから覚えておくしかないんですよね。

たとえば令和3年度入試では
「痛い目を見る」というフレーズがありました。

解釈すると「痛い経験をする」と読み替えられますが(この解釈ができないと京大英語はきつい)、「経験」が分からないと英訳できないですよね。

そんな感じで名詞は「あ〜そう訳すんだ」というのがあればストックが欠かせません。
でも英和の単語帳ってあまりないですよね。
そこで私は、英和単語力については参考書ではなくオリジナル英和単語ノートを作っていました。

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「参考書TOP3」と銘打ちましたが、
英文解釈教室・シス単の2強のほかは、オリジナル単語帳という結果に。

もちろん(当時の)センター試験とかで使えたネクステージとか、そんなのもありましたがやはり絞ることが大切。

そして高校では指定参考書もあるでしょうし、それは先生を信じてやり切る。

結局今回のメッセージも「これと決めた参考書を徹底的に取り組む」といういつもの話です。

以上です!

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