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Mリーグ2023 セミファイナル第2週

Mリーグ2023 セミファイナルは、今週末で全チーム20試合中10試合を消化して前半戦を終了した。これから各チーム全10試合のラストスパートをかける時期になってきました。

1.今週のチーム状況

1-1.Pirates 427.1 pt

頼りになる漢 仲林圭

Piratesは、レギュラーシーズンに大勝して400pt以上をセミファイナルに持ち越しており、全6チームの中で一番優位なチームです。そのPiratesがセミファイナルの工程になってから、誰1人トップを獲れていなかった。

レギュラーシーズンをあれだけチーム一丸となって積み重ねてきて活躍したチームが、セミファイナルで活躍しないのは少し寂しい。

そんな暗雲立ち込める中、最高のトップを獲り切って仲林圭選手は、やはりやる時にやれる漢です。オーラスの白単騎待ちも3枚残りの優秀な待ちだし、14sに変化させても優秀な待ち取りだった。

Piratesは、仲林選手の初勝利によってかなりの高確率ファイナル確定です。計算上は、Pirates選手はラスさえ取らない麻雀を10試合消化するだけで必ずファイナルに進出できます。

折角だから、それぞれの選手がPiratesクルー達に1勝を届けたい。

1-2 風林火山 232.8pt

攻撃の参加率の高い4選手が揃った好カード。全員初トップのために多くの攻撃をみせたが、松ヶ瀬選手の局流しの上手さが際立った試合だった。

二階堂瑠美選手がセミファイナルに来ても、相変わらず水を差す放銃をしている。多井 vs 岡田 選手のリーチ合戦の捲り合いで視聴者が自摸までのハラハラドキドキを楽しんでいるのに、場況読みもできない手牌読みもできない瑠美選手の放銃。手組みも単調・淡泊だし、精度も粗過ぎる。MリーグやMリーガーのブランド力を下げている。

1-3.サクラナイツ 131.1pt

内川 嬉しい初勝利

お待たせしました。 お待たせし過ぎたかもしれません。内川選手が長いトンネルを抜け、一息できる初勝利を獲り切った。チームメイトもファンも心配していたろうし、本人もスカッとした快勝を欲しかっただけにサクラナイツ関係者には非常に嬉しい1勝となった。

堀慎吾  圧倒的牽引力

堀慎吾選手の倍満大逆転のシーンは、面白かった。
先に聴牌していたのは、Piratesの雄である鈴木優選手だった。

ねたろうさんの記事を拝借させて頂きます。このシーンは、結構麻雀が打てる人達の間で、鈴木優選手が聴牌を優先させて、間3pダマで固定したことがどうかという議論となった。私も視聴していて、萬子の伸びが良かったので萬子自摸の時に打2pで一旦聴牌を外して良かったと思う。

萬子は占拠率が高いのでいざという時には、鳴きを屈指して聴牌位は維持できるので、あの局面では占拠率の低い色の間3p待ちは外したかった。結果論になるが、258萬待ちに変化していると堀選手の2萬を打ち獲れている。

あれが間3p待ちではなく、25p待ちや14p待ちなら聴牌維持で良いと思う。

トッププロ同士の競った戦いでは、待ち取りの良し悪しが勝負に直結する事を感じた局面だった。ある意味非常に面白かったです。

1-4.ドリブンズ 119.1pt

園田 賢 圧倒的エース

園田選手は、Mリーグ発足1年目の時にドラフト第1位で指名された。あれから、6年間経験して今に至るまで圧倒的チームリーダー振りを発揮している。

振りかえるならば、越山監督が最高位所属の中から、園田選手を第1指名に指定した見抜く力が凄かったといえる。

他チームは、実況でエースや第1指名と連呼される割には、近年高度化している雀力についてこれずに、気力負け・体力負け・雀力負けしている偽エース・なんちゃって第一指名が多い中、園田選手は、実質剛健のドリブンズの星だ。

振り返り配信も非常に高度な内容でありながら、会話も面白い。
あんなに長い試合、長い1日の終わった後に振り返りを1時間以上するそのけんは、本当に「牌の子」だよ。

ドリブンズは、現在4位でボーダー争い上にいます。
新人達の経験不足を狙われやすいので、園田・たろうコンビが死守する以外に道は有りません。

1-5.麻雀格闘倶楽部 23.5pt

高宮まり 嬉しい初勝利

高宮選手の麻雀は不可思議過ぎて理解に苦しみます。小林選手が調子が悪いのか、高宮選手に華を持たせるための麻雀なのか判断できない位に小林選手の内容が悪かったです。

麻雀格闘倶楽部はピンチです。タキヒサが2人でプラスになっていない上に、伊達選手は病気?仕事?で登板できていない。

こんな時には、魔王寿人大爆発か、元祖イケメンの滝沢選手がリーダーシップを取らなければならないです。

1-6.渋谷ABEMAS -189.3pt

連続ファイナル進出記録断絶の危機

このまま終わると、渋谷Abemasは松本選手を除き、連盟チームと興行麻雀しかできないチームだったと思われるだろう。

即ち、連盟・連盟・連盟・渋谷という対戦カードだと連携しやすくて、予め決めていたシナリオに則って勝てるけど、連盟・最高位・協会・渋谷のガチ組み合わせだと負けている感がある。

それを若大将である松本選手が1人で牽引しているという感じだろう。
かなりの確率敗退する可能性が高いが、最後10試合全選手の輝きを魅せる事が重要だろう。

2.今週のMVP

・赤坂ドリブンズ 園田賢

真のリーダーとは、チームに結果が欲しいときに結果を持ち帰り、若手や新人達に安心して精一杯頑張ろうやといえる人だと思う。今まさに緑の星になっており、チームを牽引している。

・サクラナイツ 堀慎吾

この時期になるとこの御仁の登板がやはり増えてきますね。それだけ、過去の実績も素晴らしいし、強カードでも負けない粘り強さがあります。全然タイプ違いますが、沢崎誠プロのサクラナイツ魂(技術で魅せる・常勝)を受け継いでいるのが嬉しいです。

3.その他

中盤戦を過ぎてセミファイナルのボーダーラインが見えてきましたね。

恐らくは、100pt~0ptの範囲にボーダーラインが有るように思えます。チームポイントがマイナスのチームは敗退しやすいです。その上でチームポイントが+300~200が安全域になり易いといった感じでしょう。

来週1週間とGW前の2日間でセミファイナルが確定します。
来週1週間の動向で上位4チームがほぼ確定するので、見逃せません。

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