罪と罰

2019年7月20日に反社会勢力のパーティーに出演し、高額な報酬を受領した宮迫さんと亮さんの会見が開かれました。YouTubeにも転がっているので是非観て欲しいです。

世の中は、秩序を守るために法律や組織である会社のコンクライアンスが存在します。コンクライアンスは簡単に言うと会社が良い組織というイメージを保つため社会的に善に反する行動を慎むという事です。これはこれで大切な事ですが、行き過ぎると組織の役員の力が強すぎてそこに所属する従業員クラスの人権や雇用が軽視されてしまう事例が多いです。

今回の事の発端は、事象を軽視していた宮迫氏が「軽い嘘」を初動で起こしたために問題が大きくなり事態の収拾が難しくなった。但し後手後手になっても開かれた会見と彼ら2人の憔悴しきった顔つきでは罪に対する罰が既に与えられている。社会的制裁も既に済んでおりこれ以上彼らを追い詰める行為は何人たりとも許してはいけない。

本来このような事例で反社と本人達が付き合う意思が無い上で接してしまうことは、日常生活では良くあることだ。その後定期的に付き合うかどうかが重要であり、1回程度のパーティーに知らずに招待された場合には、罪としては、軽微だと思う。

私は、20歳時に水商売のアルバイトをしていたのでゴリゴリの反社の人達が当時飲みに来ていた。学費を稼ぎたかった自分には、その来店を拒む権利など無くただ普通の一般客として接していた。当時のそのような人達は、たけしの映画であるアウトレイジに出演されているような人もいれば、位が高く品のある爺様にしか見えない人もいた。

私は、当時大変真面目な好青年でしたので、そのような人達に囲碁を通じても大変好かれました。かなり位の高い爺様には、サシで高級なご飯をごちそうに頂いたり自宅に呼ばれて囲碁を指導しに行った事があります。当時はそのような人達でも自分からは、一般の人達と何ら変わりのない人達で純粋に苦学生に美味しい食事を食って貰いたいという愛情や善意の表れであったと思う。

さて何も経験が無い浅い普通の人達は、反社をイメージだけで黒に接した人を全て極悪のレッテルを張っているが、世の中そんなにきれいに白黒がハッキリできる境界線のような付き合いはない。実は既に貴方自身も過去接している可能性が大いにある。また、反社がビジネスマンと変わらず多くのビジネスを仕掛けているし、普通の会社とも全く区別がつかないです。ただ会社の株式の資本の全て又は半分以上を反社の人が投資しているケースなどは、名前が表にでてこないでも会社の利益は株主に戻っている。

また、これは記述できないがある分野で半分以上のシェアをそのような人達が占めている。実際には、表に名前は一切でてこずに経営者に対して投資することでそれに対するリターンを得ている。警察もその事には十分理解しているのだが、健全な社会活動を起こしているので切り分けができない。

さて宮迫さんのケースですが、すでに1度のそのような場での参加に対する罰は、既に受けている。レギュラー番組の降板、数か月以上の無収入、被害者団体への返金、先輩後輩への謝罪、社会に対する謝罪、会社との契約解除、マスメディアでの扱いなど更には、謹慎期間中の反省期間での贖罪など既に度の超えた罰になっている。

宮迫氏と亮氏は今までの現場に戻す社会でなくてはならない。会社との契約も維持し、今まで通り仕事を継続しなくてはならない。もし、潔癖症張りに世の中でそのような事を許さない社会であれば、失敗をした人間を許さない大変息苦しいロボットしか生き残れない社会になってしまう。

人は完璧ないので、人生に何回か法に抵触する事象に本人が望まなくても起きるし、必ず発生する。そして、人が不完全であるからこそ、失敗もする。但し、人の社会が高度に成長したときにはその罪に対する罰を受けた者に対しては許容する社会でなければならない。

あと今社会に出回っているニュースの反応を観るとレベルが低いと感じるのが、黒い人達が白を装って黒い事をすることは当然であり、逆に白いと思われる人達が白を装って黒い事をすることが大変悪いことである。一例をあげると国民年金なんかは、昭和初期の人達が勝手に決めた詐欺まがいの世代間の摂取制度です。更には今でも公務員が渡りを行い、各団体から高額な報酬と退職金を皆の知らない所で受け取っている。白いと思われる人達が見えない所で法律に反しない黒い事を多くしている。

黒い人達が黒い事をすることは自分達が黒ですと自覚又は名乗っているいるのである意味正々堂々としている。逆に白の人間です、白い事しかしなさそうな人が法律上は白だが黒いことをしている人達は黒より太刀が悪い。

多くの人達は、黒が黒の行為をすることや黒に誤って近づいたオフオワイトの人を含めて叩く事が大好きのようだが、白の大黒を咎める事が全くできていない。そういのを偽善と呼びます。

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30年近くも付きあいのある関係性で会社組織がかなり儲けてきたにも関わらず、1度2度の誤りで切り捨てることは絶対にやってはいけない。個人個人は、全員罪に対する罰を受けたと思う後は1ヶ月程度の社会貢献活動のみで社会復帰させて欲しい。










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