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Mリーグ 選手入れ替えの有無


1.2年置きに起きる悪夢

23-24レギュラーシーズンの結果により選手入れ替えのレギュレーションに該当していたPirates、サクラナイツは無事条件をクリアしたため、最低2年間は選手入れ替えのレギュレーションに該当しない。

今期の成績だけならば、どのチームも「選手入れ替えのレギュレーション」に該当しないため、自主的な勇退やチームからの自主的な入れ替えが無い限り、来年も選手は変わらない。

次期24-25シーズンは、以下の3チームが選手入れ替えのレギュレーションがリーチとなり、セミファイナルに進出しなければ選手入れ替えに該当する。

  • BEAST

  • 雷電

  • フェニックス

この3チームをみると1年前のセミファイナルの悪夢がよぎる。

そう、チームという枠組みを超えて「興行」を理由に主要団体のチームがアマチュアには理解され難い高度なコンビ打ち、3 vs 1 の構図をやって選手入れ替えのレギュレーションを強制回避するというシーズンが起きる。

もし、今期上記3チームが選手を自主的に入れ替えをしなければ、来年の今頃は昨年のデジャヴのような悲劇が起きるだろう。

麻雀好きの私にしてみると、3 vs 1の麻雀を継続的にしている人達は、〇ンチ麻雀をしているように見えてしまう。そのような原因を作っている老害選手地力の無いタレント性を売りにした選手はサッサと活きのいい若手麻雀プロに変えて欲しいと思う。

詳しい内容については、以下を参照にして欲しい。

2.下がり続ける目線

そして、言及したいのが雷電・フェニックス・BEASTが弱すぎてレギュラーシーズンの殆どが、興行麻雀だった。Pirates、サクラナイツ、赤坂ドリブンズを中心に自チームのポイントを白熱した試合で勝ち獲るという上を向いた姿勢を維持できていた。

逆に、KONAMI、風林火山、渋谷ABEMASは、弱小チーム雷電、フェニックス、BEASTの御守役に徹した試合が多く、時には真面目に活躍して真剣勝負をしたい複数の選手まで、興行麻雀(態と負けて誰かを勝たせる試合)を強要していた。

この3チーム(御守役チーム)と3チーム(弱小チーム)が大勢を占めて、ボーダー争いをするから、例年に比べて面白さに欠け下向きの方に力が働く。

その原因を辿るならば、メンヘラ・体力減・雀力低下した老害選手と点数計算さえままならない自団体のゴリ押し選手を神格化して、Mリーガーとしてタレント化させようとする力が歪なMリーグの空間を作りだす。

Mリーグを視聴し始めた入門者でも1年間視聴している人で、感の鋭い子供や大人達は直ぐに気が付く。そして、長く視聴者しているファンも似たような老害神格化パターンにウンザリする。

過去のMリーグにおいては、近藤誠一プロ(現セガサミーフェニックス監督)や沢崎誠プロ(サクラナイツ元選手)のように、卓上で技術で語る方々が王道のMリーガーのように感じます。

そして、例年度対比で視聴率やイベントの興行実績が下がると、突然選手入れ替えのレギュレーションが発動したりする。完全に選手入れ替えのレギュレーションは、主要団体の老害選手の人気の衰えを防ぐ弁のような役割になっている。

3.割れる2つの視方

ただ、Mリーグには選手入れ替えをして欲しくないと考える人も多い。そして、そのパラダイム(物事を捉える視点・考え方)の違いが時にMリーグ界隈を定期的に大きく炎上させる事となっている。

Mリーグの方向性をシンプルに示すと以下になる。

パラダイムの違い

大きく分けて2軸が存在する。

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