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住み込み打ち子生活

皆さま、お疲れ様です。あっさじーんです。

今回のnoteは、前回予告した通り、私が名古屋市内の雀荘に住み込みで働いていた時のことを記そうかと思います。

では、さっそく参ります。

1.出発

今から2年ほど前の2017年4月27日。

私は小川町プレイボールという雀荘にゲストとして呼ばれていた。
当時の小川町プレイボールは高田まさひろという男がオーナーをやっていたのだが、私はこれから彼の経営する名古屋の雀荘で働かせてもらうことが決定していた。
その日のゲスト活動は、いわば前哨戦といったところである。

夜行バスに間に合うギリギリまで仕事をした私は、名古屋へ渡るべく、小川町プレイボールを後にした。

雀荘の仕事というと、普通はメンバー業を思い浮かべるだろうが、私がこれから就くのはメンバーではない。
「打ち子」という業種である。

この打ち子というのは、お客さんのふりをして店側の人間がフリーの卓に混じることである。

麻雀に勝てればいいが、負ければ当然金の支払いが生じる。そして、この負けは私自身の財布から出さねばならない。

この仕事の概要は以下の通りだった。

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