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ギブアンドギブアンドバースト 「歩き巫女九尾」の感想

最近読んだ漫画について書く。「歩き巫女九尾」だ。

あらすじは、武田信玄が創設したくノ一集団「歩き巫女」が淫術を用いて男どもを骨抜きにしていく物語だ。

ギブアンドテイク、ギブアンドギブよく聞く言葉だけど、世の中そんなにギブする人ばかりではない。寧ろ奪う人の方が多いのかもしれない。そんな奪う人達へどう立ち向かって行くのか、それがこの「歩き巫女九尾」には描かれている。

人はみんな心に風船をもっている。快楽という空気を入れることでその風船は膨らむ。人は常にその風船を膨らんだ状態にしていたい。

この物語の中では野蛮な武士たちが、捕まえた女性を犯すことで風船を膨らませようとする。女性達のプライドや体を傷つけ、本来であれば彼女たちが得るはずだった快楽を奪っていく。しかし、実はその捕まえられた女性が「歩き巫女」であることがわかり物語は一変する。快楽を奪おうとする武士に対して巫女は逆に快楽を与えまくる、淫術・肢体すべてを駆使しながら。巫女は風船に快楽という空気を入れ続ける、そして風船を破裂させる(武士を再起不能にする)。風船が破裂してしまえばもう快楽を味わうことさえできない。「永遠に手に出来ぬ快楽を求め彷徨い続けることになる」(本文引用)。

歩き巫女は奪う武士に対して与えまくることで破裂させて勝利した。言うなれば「ギブアンドギブアンドバースト」だ。奪う人達に対しての向き合い方がこれだけというわけではないが、淫術を鍛え上げ、奪われる客体から与える主体へと軽やかに転身していく巫女達のことを思い浮かべたら少しは何かのヒントになるかもしれない。

ってことで「歩き巫女九尾」おすすめです。

Webゴラクで「歩き巫女九尾」の最新話を無料で読めますのでよかったらどうぞ。
http://www.nihonbungeisha.co.jp/goraku/

あとこの漫画を読むきっかけになったマンガHONZの記事もよかったらどうぞ。
http://honz.jp/articles/-/43647

以上。

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仁義なき戦いでみんなグラサンを掛けてるのは飲みすぎてできた隈を隠すため
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