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「バチェラー3」と「カメラを止めるな!」の類似性

「バチェラー3」見た。
酷評の嵐っぽいけど、面白かった。

自分がオモシロイと思った点は、けんすうさんが昔tweetしたこの観点に尽きると思う。

------------------------以下ネタバレ含む---------------------------------

最初イケメンで金持ちで完璧だと思われていたバチェラーが最終的には優柔不断で自分勝手な男に成り下がってしまう。このジェットコースターみたいな落差が面白い。
女性参加者が欲しくて欲しくてたまらなかった財宝がいつの間にかスクラップに変わっていたという悲劇。

また、バチェラーと家族の会話も面白い。
候補者女性3人とバチェラーの家族が面談したあとに、バチェラーが家族に感想を聞く。家族は全員水田さん(今回バチェラーが最後にローズを渡したのに振った女性)を推薦。それに対して、「俺は自分の結婚相手を家族のために決めることはサラサラない」とバチェラーブチギレ。
いやいやあなたが意見を求めたから、家族の方が意見を言ってくれただけじゃんwwww

今回のバチェラー3は、「カメラを止めるな!」に通じるものがあると思った。

「カメラを止めるな!」は最初不自然な描写が続く。しかし結末を見ると、「なるほどこういう理由があったのか」と納得できる。

しかし、今回のバチェラー3の場合結末を見てから、もう一回見直すと最初は自然に思えた言動が破綻しているように見えてくる。神戸こだわっているんじゃなかった?とかちゃんと選ぶ自信があるんじゃなかったのか?等々。

向きは反対だがどちらのコンテンツもやっていることは同じで、
結末によって、前半のシーンの情報量を増大させている、それによって前半のシーンの内容を変容させている。その情報量の増大と内容の変容が面白いのだと思う。

以上

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