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ロシアはやはりロシア語

前日、空路で小松空港から羽田空港へ。
陸路で東京から千葉へ。
そして本日、成田空港よりロシアのモスクワへ。

前日の仕事の疲れが残ったまま9時間のフライト。
映画を見たり、ガイドブックを読んだりする予定だったが、眠気に耐えられず、ほぼ睡眠に費やしモスクワ到着。

到着直前に、空港からホステルまでの交通手段を確認。
無事に入国審査を経て、モスクワへ!

まずは空港から市の中心部へ向かうため、アエロエクスプレス(空港連絡鉄道)でパヴェレツ駅へ向かう。

アエロエクスプレスのチケットは、自販機で購入し、乗り場もすぐに見つかった。

前の人に倣って、荷物検査のベルトに荷物を置こうとすると、女性職員が何やら言っている。

(ここを通っては行けないのか)と思い、「あっち?こっち?」と指をさして聞いてみるが、あっちへ行こうとすると違うと言われる。

よくよく耳を澄ませて彼女の発言を聞いてみると「ズジェーシ」と言っている。これは、NHKの語学番組で勉強していた単語だ。「ズジェーシ=ここ」ということ。

彼女は、「(荷物検査に荷物を通さなくていいから)ここを通って」と言っていたことが分かり、通過すると笑顔になった。

勉強していたのにすぐに理解できなかったことが悔まれる。

そして、電車は間もなく発車した。

車窓には、私が今まで見たことのない景色ばかり。
ヨーロッパには、もしかしたらどこにでもある景色なのかもしれない。
しかし、私にとってロシアは初ヨーロッパ。

大都会でありながらも、森やお庭、緑がいっぱいの世界が、私にとって、すごく新鮮で魅力的に写った。

空港から45分ほどで、終着駅のパヴェレツ駅へ到着。
ここからはメトロ(地下鉄)への乗り継ぎ。

メトロの駅へはスムーズに到着。
しかし、どの電車に乗ればよいのか、あっているのか不安である。

その場合のロシア語フレーズはノートに書き留めているが、
結局、私の旅の定番技 "目的地連呼" で乗り切ってしまった。

ロシア人のおばちゃんに「チマトラーリナヤ(へ行きたい)」というと、この電車であっているという反応を見せた。

2駅で降りる予定だった私は、すぐに降りられるようにドア付近に立った。すると、先ほどのおばちゃんが、最初に座った場所から移動し、私のそばに来て、「まぁまぁ座りなさい」と言うかのように手招きした。

おばちゃんは「2駅だからね」と言って、目的地に着いてお礼をいうとにんまり微笑んで見送ってくれた。

到着した、チマトラーリナヤという名の駅を見て、
大事なことを思い出した。

私はロシアのメトロの駅を楽しみにしていたのだ。

ロシアのメトロは各駅に個性あふれるデザインがされている。

このチマトラーリナヤ駅も控えめだが、例に漏れず、細かな彫刻が天井に並んだデザイン。

どこの駅もこれぐらいのクオリティなのだろうか。
到着直後からワクワクが止まらない。

この後かなり歩いたが、明るいうちに、
無事、予約したホステルに到着した。

しかしこの後、私には試練が待ち受けていた。

※2018年7月24日~31日 
Over30女子・元バックパッカーの初ヨーロッパ【モスクワ】

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