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『1518!』と僕らの九月(前編)

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とある埼玉県内の進学校。舞台は入学式から二月ほどの、一年生の教室。『1518!(イチゴーイチハチ)』から始まる、ある男の子の成長物語の、始まりです。

〈各編へのリンク〉
●まえがき
https://note.mu/auc_comic5884/n/n6abeee3193d5
●後編
https://note.mu/auc_comic5884/n/n24c37489f574
●あとがき
https://note.mu/auc_comic5884/n/n2c41b8f1d988
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【6月7日(金)その1】

泣いたわ、と言って永野は、紙袋の包みを僕に渡してきた。
「お姉のだから、汚さないように」
中に漫画本が入っている。読め、ということ……だろうな。

「せんごひゃくじゅうはち……」
「イチゴーイチハチな」
……どういう意味だろう。

「川田、あんたの野球に引導を渡すから」
「ん、野球の漫画なの?」
ニヤリとしながら
「半分ね」と永野が答える。
半分だけ野球の漫画……首を捻る僕を尻目に、
「じゃ、部活行くわ」
と言って永野は行ってしまった。あんがと、と言う僕に、振り向かずに手を挙げて応える永野。
かっこいいな、僕なんかよりずっと。

窓の外のグラウンドはぬかるみ、おそらく野球部の練習は室内で筋トレだ。
僕はグラウンドから目を逸らすと、永野に渡されたこの「宿題」のことを思いながら、荷物をまとめて教室を出た。

【5月15日(水)】

五月の教室で僕は毎日、何を思うでもなく、放課後の野球部を目で追っていた。
野球部からどうしても目を離せない。でも野球をする気にも、他のことをする気にもならなかった。そしてそんな自分を、自分でも持て余していた。

永野も見ていて呆れたのかも、と思う。教室の窓際の席でグラウンドを眺める僕に、いい加減野球部に入れば? じゃなければ文芸部に入れ、という変な勧誘をしてきた。
何もしない時間がもったいないだろぉ、という永野に、
「何かしたところで、何にもならないよ」
そう自嘲して見せた僕を、永野は叱った。

「何かにはなるよ、だから何かしろ!」

永野は続ける。
「何者にもなれなくたって、自分が充実していれば、それでいいんだぜ」
何も言えず俯く僕に、永野は一冊の漫画本を渡してきた。
「読んで、感想文書いて来い。明日の放課後までな」
そう言って永野は行ってしまった。

しばらくしてから、あっ、と気づく。僕はいつのまにか、同級生に「宿題」を出されていた。

◎◎◎◎◎

中学までの夏休みの読書感想文は、とくに興味のない本を読むことに気が乗らなかった。それに比べて、漫画の感想文は気楽でいいな、と思いながら、中三の夏休みに使い切らなかった原稿用紙に向かう。
面白い漫画だったので、調子に乗って2枚半も書いてしまった。永野、読むのうざくないだろうか……。

次の日の放課後、永野に漫画と、原稿用紙を渡す。
永野はその場で、僕の感想文を読み始めた。
「……そう!そこだよなぁ」
机を叩く永野。
「私も何かいうとしたら、おんなじとこ言うよ」
そして永野はニッと笑って
「いいじゃん」
と感想を述べた。
「でもこれ、長くないか……」
「んー、文章自体が長いのは構わないと思う。ただ、くどい」
「くどい?」
「もっと簡潔で、グッとくる表現ができるはず」
そう言うと、永野は鞄の中から漫画本を取り出した。
「次はこれ。期待しとるよ、川田」
そう言って、永野は部活に行ってしまった。

◎◎◎◎◎

それから、永野は僕を試すように、最初は短編集や1巻完結もの、慣れてくると2〜3巻ものと、少しずつ長い作品を渡してきては、1巻につき1日換算で感想文を求めてきた。
僕は言われるがまま「宿題」をこなしていた。しかし実は、僕は徐々にこの「宿題」の面白さに、はまってしまっていた。

まず渡される漫画が面白い。知らない漫画ばかりだったが、シリアスなものもあれば、可愛らしいものもあって、傾向が掴めない。永野自身が所有するものもあるが、半分はお姉さんのものらしい。

だが今の僕は、漫画を読むこと以上に、漫画の感想をどう文章にするか、いかに面白そうに伝えるか、というところに興味が向いていた。
「いいじゃん」と言う永野の、ニヒルな笑顔がもう一度見たい。僕の文章で、永野に面白いと言って欲しかった。

永野はいつも僕の感想文を読んでは、
「ここ、いいこと言ってる!」
とか
「ここ、もっと突っ込んでこいよ!」
とか、僕を煽ってきた。
感想文の評価の基準が「グッとくるか」に偏っていて、漫画の内容や、抱いた感想について議論したことはあんまりなかった。
彼女は言う。
「何をどう思おうが、人の自由じゃん」
そして感想について語る以上に、言い回しや言葉選びについて、他の方法はなかったか、と言う議論に時間を費やした。

永野が「自分を文章で面白がらせろ」と言ってきているのは明らかだったし、僕はそれに応えたかった。
ただ、彼女がなぜ、知り合ってまだひと月ほどの僕にそんな期待を寄せるのかは、全く分からなかった。

【6月7日(金)その2】

六月の教室で、泣いたわ、という簡潔な感想とともに永野から渡された『1518!』全7巻。
僕は雨がちの通学路を、漫画の包みを濡らさぬよう、雨合羽の中に抱えて自転車を漕いだ。

3日かけて通読して、僕は心地よい読後感に浸りながら、いよいよ何かを迫られている、と感じた。

僕は、自分をさらけ出さないといけないだろうか?

この作品の感想文を書くには、自分の経験を語らなければ、どうしても薄っぺらい感想で終わってしまうと思った。だが、僕のごく浅い経験を語ったところで、それは個人的なセンチメンタルで終わってしまわないだろうか。永野に、伝わるだろうか。

一晩逡巡して、やっと僕は決意を固めた。
僕は、僕の物語を語る。
そして、大切なものを教えてくれた『1518!』に、まっすぐ対峙する。

そう決めて、僕は原稿用紙の前に座った。
ほんの個人的な「宿題」に、やたら重大な決心で対峙する自分を、バカだなぁ、と少し自嘲しながら、それでも夢中になって、文章を書いた。
最終的に、僕の思いの丈は原稿用紙五枚に纏まった。

◎◎◎◎◎

課題を出されて一週間後、金曜日の放課後、『1518!』の包みと感想文を永野に渡す。永野はすぐにその場で読み始める。
この時間はいつも、ちょっと気まずい。僕は漫画の包みから『1518!』を取り出し、パラパラと目を通す。

ちょうど四巻、烏谷公志朗たちが荒川の河川敷でキャッチボールするところあたりから始まり、亘環会長が土手の上で「女子野球をやる」と公志朗に伝える辺りまで来たところで、永野がふう、とため息をつき、「読んだ」という。

「なあ川田、これ私がもらっていいか?」
初めての反応だった。いいでも悪いでもない、まさかの「感想なし」。どうしたんだろう、真意を測りかねる。

「ああ、いいよ」
僕は努めて軽く答えた。永野の感想は気になるものの、この文章については、こちらから何かを聞き出すのは、ちょっと勇気がいる気がした。
永野はありがと、と言うと、心なしか早足で教室を出ていった。
教室には「宿題」をやりきった達成感と、感想を聞けなかった肩透かしとで宙ぶらりんな僕が、取り残された。

今日も細かな雨が降るグラウンドに野球部の姿はなく、そういえば今日は「宿題」がないな、とちょっと寂しく思いながら、僕は教室を出た。

【6月17日(月)】

翌週、登校してみると、教室にはあまり会話がなく、どことなく静かだった。

クラスメイトに挨拶して、僕は机の上の配布物を見る。
保健委員だよりの下に、月一発行の生徒会通信がある。二枚あるうちの一枚に「特別編」とあり、「今話題の生徒会漫画『1518!(イチゴーイチハチ)』レビュー(部活動&委員会紹介拡大版・文芸部編)」とある。
おお、何とタイムリーな話題。僕は読んだばかりだ。

「四月十二日に七巻が発売されて完結した、埼玉の架空の高校を舞台にした漫画『1518!(イチゴーイチハチ)』。
生徒会が主役のこの漫画は、生徒会活動の面白さがぎゅっと詰め込まれているのと同時に、『挫折』とそこからの『再生』という切実なテーマを扱い、私たちに希望を与えてくれます。
この度、文芸部所属の川田亮治氏に、『1518!』に込められたメッセージを解説していただきました。これからの私たちにとって、とても重要なメッセージだと思われますので、特別編として、長文ですが全文掲載します。『1518!』と川田氏の熱い思いを受け止めてください!」

……はい?
どど、どういうこと……?
そういえば、さっきから周りがちらちら、こちらを見ている気が。
本文を確認してみる。

漫画『1518!(イチゴーイチハチ)』もう一度前を向く僕らのための物語
文=川田亮治(文芸部一年)

例えばある競技をどんなに愛していても、その競技に愛されない、ということは、僕らにはいつでも起こり得ることだ。
野球への愛情では彼らには負けない、と、ずっと思い続けていた。打撃能力も高い本格派エースと、強肩俊足好打のショートは、小学生の時からの親友でチームメイトだった。
ずっと彼らを目標に、努力が報われると信じて野球に情熱を注いだ。辛うじて、シニアのチームでは7番レフトの定位置を得た。
だがエースは秋田の、ショートは大阪の強豪高校から声がかかり、何もなかった僕は慌てて受験勉強をして、野球とは縁もゆかりもない、県内の、そこそこの進学校であるこの学校へ進んだ。
彼らのいないグラウンドで、上を目指してプレーする自分の姿が想像できない。かといって真剣に打ち込まないのは、あいつらにも、野球にも、失礼だ。だから高校では野球部には入らなかった。
僕の挫折は実にシンプルだ。才能がない。その一言に尽きる。
だが、それに気づくのに、いや、気づいてはいたが、認めるのに、これだけの時間をかけてしまった。愛情と努力が、いつか才能をもたらしてくれると信じていた。そんなことが、あるはずもないのに。
『1518!(イチゴーイチハチ)』は、明るさの中に苦しみを秘めた作品だ。一見楽しい学園生活に、様々な色や形の「挫折」をちりばめ、僕らに提示して来る。「挫折」を知っている僕らは、自分が抱えているのと良く似た「挫折」を、ここから簡単に見つけ出せる。
バスケットボールで上を目指す才能のない自分に、もういいかなって、と軽く見切りをつける丸山幸の小さな「挫折」。故障で野球を辞めた烏谷公志朗が、もう上を目指せない寂しさと、忘れられない愛情を抱えて野球部を見る大きな「挫折」。亘環会長の、男に負けたという、もうどうにもならない足枷。仲里なつみ(ナカナツ)の、いくら逃げてものしかかってくる、優秀な姉という重石。
僕らは何か目標を持って生きている時、希望という強い光に照らされていて、自分の前にある一本道をどこまでも見渡せると思っている。でも、その目標がなくなった時、僕らは足元にまとわりついていた「敗北」という小さな影に呑み込まれ、道を見失い呆然となる。そこで僕らは初めて、己に問う。

僕はこれから、どうすればいい?

『1518!』の最初で、公志郎は立ち止まっていた。彼が教室から野球部を見つめる目は虚ろで、寂しかった。僕は最初、自分の挫折した姿を、彼の寂しい姿に重ねた。
でも今、『1518!』を読み終えた僕の脳裏には、生徒会に入り、仕事に熱中して過去の執着を吹っ切った公志朗の笑顔が思い浮かぶ。それは野球をやっていた時と同じくらいの、影を打ち消す強い光のような、眩しい笑顔。
僕は思う。そうだ、公志郎が生徒会を見つけた様に、僕も思いもよらなかった新しい目標を見つけて、それを誇って生きられないだろうか?
深く愛した野球に捨てられた彼は、新しい自分の仕事を見つけることで、野球を愛したままそこから離れることが出来た。荒川河川敷で環会長の弟と対決し、自分に出来る精一杯のチェンジアップで野球の面白さを教え、環会長の野球復帰を祝福できるようになった公志朗。彼の在り方は僕に語りかける。
前を向こう、新しい道を歩もう、お前も過去を愛したまま、明るくなれるんだ、と。
『1518!』が教えてくれるのは、僕らはいつでも次へと進む道の途中である、ということだ。初めは何かは分からないが、進んだ先に必ず次がある。そういう寓話を並べて、ぼくらを勇気づけてくれる。
環会長だって、野球で男に勝つことをを諦めた先に、新たな野球の可能性が待っていた。公志郎は勉強を頑張った先にある、母校へ帰ってくる方法を教わり、幸は公志郎と並び立つ未来を見据え、あえて公志郎と戦う道を選ぶ。ナカナツも姉の歩まなかった独自の、やりたいことは全部やるという道を見つけた。
彼らの物語を読んだ後、僕は震えながら考えた。

「じゃあ、僕は次に何が出来るかな?」

僕はワクワクしながら、『1518!』のみんなに背を押されて進みたくなったのだ。
野球を辞めた僕も今、きっと道の途中なのだと思う。僕が次に何をするのか、まだ全然分からない。でも、必ず次があると『1518!』から教わったから、僕は何があっても、前を向ける。
影の中で呆然としていた僕はもう、次の可能性を信じて、目の前の光を見つめようと思う。
もし今、あなたが敗北や挫折の影に囚われて、立ち止まって打ちひしがれているなら、是非この『1518!』を読んで、その明るさに背中を押されてみてほしい。それから何でもいいから、何かを始めてみてほしい。
全てはそこからしか始まらないし、そこから全てが始まるから。

あーこれ知ってる。僕が書いて、永野に渡した文章ですよね。
……どういうことよ!?

「おはよ!」
元気よく登校してくる永野。何ら悪びれる様子がない。

あ、あのさ……という僕を遮り永野は言う。
「どうよ、すごかろ? あの後速攻で部長と生徒会に掛け合ったら、間に合っちったよ」
するとそれに呼応するように、クラスメイトが集まってきて話しかけてきた。
文章を褒めてくれる人、『1518!』を知ってる人、『1518!』を貸してくれと言う人、ちょっと涙ぐみながら、私励まされた!と言う女子もいて、周囲が混沌とし始めたちょうどその時、担任が来て、朝のショートHRが始まる。
皆が慌てて席につく中で、僕は永野を捕まえて、どうしても確かめなければならないことを確認する。

「あのさ、俺、文芸部所属って、どういうこと?」

永野はニヒルに笑って、
「いいだろ?入れよ」
とだけ言うと、僕の答えを聞かぬまま席に着いた。

◎◎◎◎◎

『1518!』は、我が校で読まぬ者がないほど流行した。

もちろんお金がない高校生のこと、全員が購入できるわけではないので、全校で回し読みが広まっており、教室裏のロッカーの上に、まるで学級文庫の様に並べられているクラスもあった。
教師も咎めるどころか、自ら購入して生徒に貸す人もいたようだ。内容に高校生にとってセンシティブな問題が含まれでおり、様々な悩みを持つ生徒の、問題解決の糸口となる可能性がある、と判断されているようだった。

こうしてこの漫画の存在は、ごく短期間で全校に浸透した。
どのくらい浸透したかというと、教師が教室に入ると誰かが「お帰りなさい!」と言い、即座に「新妻か!」とツッコミを入れるという、例の夫婦漫才を使った遊びが、各クラスで流行るほどであった。

この現象に僕は正直、戸惑い半分、喜び半分という気分だった。
野球部からは入部の誘いが来るようになり、生徒会にも誘われて永野と一緒に遊びに行き、何故か体育の先生から、よく話しかけられるようになり……と、望まぬ形で、ちょっとした有名人になってしまった。
だが、僕の文章でブームを起こしたことは嬉しかったものの、功績の半分は僕に感想文を書かせ、その後も精力的に動いた永野にある、と思ったので、あまりはしゃがないようにしようと考えた。

僕は文芸部に顔を出すようになり、部室で本や漫画を読み、時に感想文を書く、という地味な日々を送った。それは地味だったが楽しく、穏やかでいられる時間だった。
僕はいつしか文芸部が、好きになっていた。

【7月9日(火)】

期末考査が終わった七月の教室には、梅雨の合間の強い日差しが差し込んでいた。

「なあ、野球やろうぜぇ」
永野はカラーボールとプラスチックバットを差し出してきた。
「は? 部活は?」
「大丈夫、先輩達も行くから」
今日の文芸部の活動は、野球になったらしい。

校門には僕と永野を含めた文芸部員10人が集まった。駅へ向かう途中、部長と仲のいい生徒会役員や、練習休みの剣道部員などが加わって、総勢14人で電車に乗り込んだ。

永野に促されて、よく知らない駅で降りる。少し歩き、スロープを登ると、広大な河川敷をゆったりと河川が流れる光景が、眼前に広がった。僕らのすぐ脇を新幹線が走り抜ける。この橋の向こうは、すぐ東京らしい。
河川敷をしばらく歩く。梅雨の合間の青空。遮る物のない河川敷の気持ち良さに、みんなはしゃいでいる。永野が
「結構歩きますけど、頑張ってくださーい」
と皆をアテンドする。
「ここから降りまーす、足元側溝注意で-す」
降りて見ると、そこはちょっとした野球グラウンドになっていた。

投手板、ホームベース、バックネット、得点板。
あれ、これって……。
「そう!ここ!」
そうか、『1518!』第四巻で、公志朗と環会長の弟が対戦した河川敷だ。永野はすかさず四巻を持ってきて、みんなに見せる。感嘆の声が次々上がる。
「すげー、本当にあるんだ……」
興奮する僕に、永野は得意そうに言う。
「これが聖地巡礼だ」

永野は二、三球、僕とキャッチボールする。投球動作がスムーズで、様になっている。これはある程度の経験者だ。
僕に、しゃがめ、と手を振る。
「行くぞ!」
振りかぶる永野。左足を軽く上げ、腰を折り曲げると同時に腕を引き、地面スレスレに腕を這わせる。リリースされたボールは風を切る音をさせて、僕の手に収まった。
おおっ、と歓声が上がる。誰かが嬉しそうに言う、会長のアンダースローだ!

それから永野はみんなにボールを配る。二、三人ずつに分かれてキャッチボールを始める。アンダースローを試す者もいる。
6対7に分かれて、僕を審判に試合を始める。女子は悲鳴が多いが、みんな楽しそうだ。

5回で試合を終えると、みんなでペットボトルを口にしつつ、沈む夕日を眺める。青春ぽいな!と誰かが言って、笑いが起きる。
生徒会役員が、これ楽しいな、とひとりごちるのが聞こえた。

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永野が発見した『1518!』の聖地巡礼。川田の熱い感想文と、永野の精力的な行動は、ここから大きなムーブメントを生み出します。さて、どんなことが起こるのでしょうか。後編も、引き続きお楽しみください。

〈各編へのリンク〉
●後編
https://note.mu/auc_comic5884/n/n24c37489f574
●まえがき
https://note.mu/auc_comic5884/n/n6abeee3193d5
●あとがき
https://note.mu/auc_comic5884/n/n2c41b8f1d988
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