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「サピエンス全史」で寝かしつけ!?サウスピーク塾長・はるじぇーさんのオーディオブック活用術

「オーディオブック×〇〇」と題して、オーディオブックユーザーさんをご紹介するこちらの企画。

今回は、語学学校サウスピークの塾長・柴田浩幸さん(通称はるじぇーさん)が子育て中にオーディオブックを活用しているということで、「子育て×オーディオブック」についてお話を伺いました!

柴田浩幸
3ヶ月でTOEIC LR試験が平均200点上がる語学学校、サウスピーク https://souspeak.com/ 塾長(学習カリキュラム総責任者)・共同経営者。
Twitter ID @HAL_J https://twitter.com/HAL_J

営業職でたくさんあった”移動時間”を活用

──オーディオブックはいつから聴き始めましたか?また、聴き始めたきっかけは何だったんでしょうか。

オーディオブックを聴き始めたのは、社会人になったときです。もともとは本を読むのが好きで、学生時代は大学図書館で本を借りた人ランキングでトップ10に入るような生活を送っていました。けれど、社会人になってからは長時間労働の職場であったため、読書する時間が取れなくなりました。

ただ、職種が営業職だったので、「移動時間」はたくさんありました。移動時間を有効活用するために、最初は英語教材を聴いていましたが面白くなく…。「もっと面白いものないかな」と探していたら、勝間和代さんが『日経ビジネスアソシエ』(※)で、オーディオブックを紹介している記事を読んで、「これだ!」と思いました。だいたい10年くらい前の話です。
※現在休刊中

──最初は移動時間を有効活用するために、英語教材をきくというところからスタートしたんですね。

はい。当時はオトバンクも創業されたばかりで、世の中には日本語のオーディオブックがほとんどありませんでした。

日本語のオーディオブックが存在せず、英語のオーディオブックを聞かざるを得なかった昔を考えると、今はaudiobook.jpさんのように、日本語で聞けるオーディオブックの数が増えて本当に良い時代になったものだなと思います。

車の中が大学の講義のような学びの空間に

──実際には、どんな場面でオーディオブックを利用していますか?

営業職時代は移動時間に聞いていました。当時営業を学ぶために聞いていたブライアン・トレーシーのオーディオブック” The Art of Closing the Sale”で、「営業マンは車ではラジオは決してつけるな。代わりにオーディオブックを聞け」という言葉に影響を受けました。

営業の移動時間中、車の中でオーディオブックを聞けば、車の中が「大学講義の場」のようになります

育児がスタートして、広がった利用シーン

──移動時間にも利用するシーンはありますか?

子どもが生まれてからは、自宅で使うことが多くなりました。

──なるほど…。育児開始をきっかけに、新たな利用シーンが!具体的にはどんな時に使われてて便利だなと感じますか?

主に洗濯・料理・皿洗いなどの家事をしてる最中と、子どものお世話のときに聴いています。

子どものお世話中で特によく聴くのは、ご飯を食べさせる時です。食事は15~20分はかかるので、その間にオーディオブックを聴いています。

あとは、寝かしつけの時に活用しています。以前は、赤ちゃんに「ガサガサ」「ジャージャー」のような雑音を聞かせて、寝かしつけできるアプリを使ってました。ですが、もしかしたらオーディオブックをかけても寝るのではと思い、「サピエンス全史」で試したところ寝てくれました。感情的に朗読する作品ではなく、落ち着いて読み聴かせてくれるオーディオブックだと、赤ちゃんは寝てくれるようです。

※写真は寝かしつけ時にオーディオブックをスマートフォンでかけているところ

そして、食事や家事の時間は、夫婦で一緒にオーディオブックも聴くことになるので、それがふたり共通の話題にもなっています。

──一緒に読書を楽しめるのは、オーディオブックならではかもしれませんね。オーディオブックを聴くためのおすすめデバイスなどはありますか?

最初はスマートフォンに安いスピーカーを繋いで使っていたのですが、音量が小さくて聞き取りにくかったです。いろいろ試す中でBOSEのSoundLink Micro Bluetooth® speakerに落ち着きました。接続がアプリで簡単に出来るのと、持ち運びが自由な点が気に入っています。

──ほかにも、オーディオブックを活用するためのコツがあれば教えてください!

私は、下記のようなことを意識しています。

●子育て中でも新しい知識を増やす。勉強する。

赤ちゃんの世話をしている間、子どもに意識を向けているので他のことはできません。さらに、別途まとまった勉強の時間を確保するのも難しい。そして、そのままだと新しい知識が入って来なくなります。

そんな中、オーディオブックを使いながらの育児をしていると、耳だけで新しい知識を得ることができるので助かっています。オーディオブックで知識をインプットする意識を忘れないようにしています。

●オーディオブックは最低3回は繰り返すつもりで、ゆるく聴く。

育児中のオーディオブックの活用方法としては、「100%集中して、聞き逃しを無くす」という根を詰めたものではなく、「聞き逃すことが前提。ゆるく聴く」を方針にしています。

50%は子どもに意識を受けているので、内容が理解できなかったりすることもありますが、「3回繰り返し聞けば大部分は理解出来る」と思ってゆるく聴いています。3回も聞けば、だいたいの本は内容を理解し、かつ自分の中に本の内容が定着します。

──最後に、お勧めのオーディオブックを教えてください。

●『スタンフォードの自分を変える教室スタンフォードのストレスを力に変える教科書

ベストセラーになったけれど、中身が濃すぎてなかなか消化できない大作。「物事を成し遂げる意志力」「ストレスとの上手な付き合い方」について学べます。

1章1章が、90分の大学の講義に匹敵する内容の濃さ。オーディオブックで繰り返し聞くことで、自分の中に定着させています。

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

自己啓発本が正しいかどうか徹底的に検証した1冊。

「繰り返し聞けるオーディオブック×自己啓発」は抜群の相性なのでお勧め。会話のネタも多く含まれているので、夫婦で楽しんで聴きました

海賊とよばれた男』『永遠の0 (ゼロ)

声優の方々の圧倒的な実力を感じられるオーディオブック。そして、「29時間」「19時間」と圧倒的な長さで、終わりがないと思えるくらいの大長編。

ただ、怒鳴ったりする場面があるので、子どもとは一緒に聞けないです。先に紹介した3冊よりは気楽に聞けるので、飛行機の機内で聴いたり、ポケモンGOをしながら聴いていました。

おわりに

長年オーディオブックを使われているはるじぇーさん。これまでの移動時間というところから、子育てをきっかけに自宅で聴くという利用方法に代わったのが面白かったです。ライフスタイルがかわっても、楽しんでいただけるサービスでありたいです。

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