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【DIY修理】CDプレーヤーのディスクトレイが出てこなくなったので直してみた\(^^@)/

昨日、久しぶりにサブシステムAのセッティングと音出しをした云々を書きましたけれど、その際にとある問題が発生してしまいました。

CDプレーヤー CREEK Evolution-CDのディスクトレイが出てこない

うぐぅ・・・orz。久しぶりに電源入れたと思ったらコレですか…..( ̄▽ ̄;)。この手のトラブルの際は、大抵イジェクトボタンを押した時にトレイが引っかかっている作動音がするので、手でトレイを引っ張ったり押したりすると引っかかりが取れて出てくるのですけれど、今回はそれすら無し。。。もしやトレイ駆動用のモーターが遂にいかれたか?とメカ全交換の悪夢がよぎりましたが、少なくとも半年前まではディスクトレイ駆動用のモーターが弱っている兆候は皆無でしたので、それは無いだろうと重い腰を上げて蓋を開けて見ます。

中身のPHILIPS CDM-12.1/VAM-12.4は正直めちゃくちゃトラブルの多いメカですので、普段からワンタッチで簡単に開けられるように四隅のネジは外したままにしています。CREEK Evolution-CDの場合、実は音質的にも四隅のネジは無い方が音場が広がって良い感じになります♪

電源ケーブルを抜きつつ天板を外し、内側から手でトレイを手前に押し出そうとしてみると、これがなんと固くて全く動きません(@_@;)。トレイ動作時に下がるピックアップメカ部分を下に押したりしてみても駄目。あまり力を入れると破損しそうなレベルで固く、仕方なくドライブメカを丸ごと外してみることに。。。

CDプレーヤーからドライブメカを外す方法

着脱方法については以前にこちらの記事で解説したように、他のドライブメカでも構造は概ね似たり寄ったりだと思いますが、CREEK Evolution-CDの場合、ドライブメカと筐体は4ヶ所の+ネジで固定されているのみ。

  1. ピックアップ信号線(フレキシブルケーブル)⇒メカ直下の基板

  2. ピックアップ電源供給用配線⇒正面右側基板カプラー

  3. ドライブメカ電源供給用配線⇒正面右側基板カプラー

ドライブメカとCDプレーヤー内部基盤を繋げる配線は3本。ドライブメカを外す際は、この3ヶ所の配線の基板側カプラーを外せばフリーになります。※右左はCDプレーヤーの回路レイアウト次第でそれぞれ違います。

ディスクトレイが引っかかる原因

外してみると、ドライブメカ正面左下(画像は天地逆)にトレイ動作用の白いギアが剥き出しになっている部分があり、そこを指でクルクル回すと力を入れなくてもトレイが出てきました。最初の引っかかりを超えてトレイを少し出すとそこからは手でも普通に開閉できますが、完全に閉じてしまうとまた固くなって引き出せません。

トレイ完全収納時のセット部分で引っかかるみたいで、固着部分が馴染むように白いギアを指でクルクル回しながら手で20~30回出したり引っ込めたりを繰り返した後、メカを再び取り付けて電源を入れてみたところ、一応普通に元通りに電動イジェクト出来る様にはなりました・・・ですのでモーター駆動周りはやはり問題無さそうです。が、しかし、イジェクト数回に一回はまた引っかかってしまいます。

長期無通電&経年劣化によるグリース不足が原因

状況的に長期無通電&経年劣化によるグリース不足か固着が原因だと思うのですが、一体何処で引っかかっているのか?トレイの上側~裏側まで、押したり引いたりしながら中身をマジマジと見つめてみるもイマイチ良く解ららず。これはもうグリースが付着して露出している目に見える範囲のギアなど可動部分を、全て適当に追いグリスしてみよう的な感じで・・・一通りグリスアップしてみました。

本来この種のCD/DVDドライブメカ等では透明なタイプのグリースが使われているかと思いますが、あいにく手元にあるグリースはキタコ(KITACO)の白いシリコーングリスのみ。透明と白を混ぜ混ぜして良いのかな?とも思いましたが、いったん作業中止して後日別のグリースを調達してからやり直すのはめんどくさいですので、このまま強行しました\(^o^;)/。

キタコ(KITACO) シリコーングリス 5G 0900-969-00130は、成分はシリコーンオイルとリチウム石けん。一応最もゴムやプラスチック部品への影響が小さいタイプのグリースですので、プラスチック部品で構成されたCDドライブメカ周りで使っても大丈夫なはず。ただドライブメカのギアに使うには長期で観ると粘度的に少し柔らかいかも。

爪楊枝の先に少量付けたグリースを、目視できる範囲で元々グリスで濡れているギアや左右に動く白いプラスチックの可動パーツ類にペタペタと適当に塗布。手でトレイを数回出し入れしてグリースを馴染ませた上、ベビー綿棒ではみ出したグリースを拭き取り、再度ドライブメカをCDプレーヤーの筐体に戻し、電源を入れてみたところ・・・今度はもう全く引っかかる事無く、正常にディスクトレイが開閉出来る様に。ついでに開閉時の動作音も少し静かになり、動きがスムーズになりました。ミッションコンプリートであります…( ੭ ・ᴗ・ )੭♡。

※AZ 072シリコングリースは普通の半透明タイプです。


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