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イタリア一人旅 2日目 2023年8月3日 ミラノ

2023年8月2日~10日 イタリア一人旅の備忘録です。実際にイタリアにいたのは3日~9日午前なので6.5日間です。

今回は旅行二日目、イタリアに着いてからは初日、ミラノです。

始めに断っておきますが、大学生のレポートより長いです。

はじめに

私のスペック(再掲)
・大学でイタリア語を勉強(ただし専攻は別)。10年ほど前にイタリアに1年弱語学留学していた。
・しかし、イタリア語をほぼ全て忘れている
・英語は話せない
・イタリアへの強いこだわりを持っている
・好きな州はトスカーナ州
・女です

旅の予算

予算は、出発前に用意した11万円分のユーロ。私が交換した所では680ユーロほどになりました。え、えげつない円安…!!!
カードを使うと際限なく使いそうな気がしたので、用意したユーロの現金以外は使わないというルールを設定しました。
支出はGoogleスプレッドシートに毎日メモして残金を確認するシステム。

イタリアにいるのは3日~8日の6日間(※出発日の9日午前は計算から除外)、お土産代がだいたい200ユーロくらいかかるかな ということで、
(680-200)÷6= 1日あたり80ユーロまでの予算 です。

果たして破産せずに帰国できるのでしょうか!

2日目(イタリア初日) ミラノ

ミラノ到着

空港

成田→上海→ミラノ と乗り継ぎ、朝8時に無事ミラノ・マルペンサ空港に着きました。
イタリアに来るのはこれで5回目ですがマルペンサ空港を使うのも初めてだし、ミラノをちゃんと見るのも初めてです。
そもそもなぜミラノに来たかというと、私の取った、なぜか相場より10万くらい安い航空券がミラノ発着だったからです。本当は別の空港にして目的地に早く着きたかったけれど安さには代えられなかった。

個人的に北イタリアより中部、南部の方が好きなのと、駅で降りる機会がなかったのでこれまで見てませんでした。ミラノに着くので、折角なのでミラノも観てみようかと。上から目線ですみません。
イタリアで一番の都会のミラノ、果たして本当に都会なのでしょうか?

マルペンサ空港から出ているバスに乗りミラノ中央駅へ。久しぶりにイタリア語を喋り、チケットを無事購入。バスで約50分。

都会だった

道が…広い!!

ミラノ、本当に都会でした。疑ってすみませんでした。
イタリアらしからぬ都会でびっくりしました。中央駅を出ると広い道路と、イタリアナイズされたおしゃれなビルが立ち並んでいます。そして、地下鉄がある。
ミラノに住んでいた友達に「中央駅付近は治安が悪い」と聞いていたので少し警戒していましたが、確かにホームレスが何人もいてなるほどとは思いましたが全然大丈夫でした。

中央駅のバールが集まるフードコートのような場所で早速何か食べてみることに。

カンノーリとスプレムータ

カンノーリを発見したのでカンノーリ(シチリアのお菓子)と、スプレムータダランチャ!(オレンジの生絞りジュース)

うまい!イタリアに来たという実感が改めて湧きました。
オレンジ絞り器があれば日本でもできるスプレムータはさておき、カンノーリは素材の良さがダイレクトに出ていてやっぱりここはイタリアなんだなという実感が湧きました(カンノーリも日本で売っているところもありますがそういう問題ではありません)。
ちなみに、私はカフェインを摂取すると体調不良になる体質なのでバールに行くとスプレムータばかり頼んでいます。スプレムータは美味しいですが、コーヒーよりかなりお値段するのでお財布には優しくないです。

レッツゴーホテル

この日のホテルはミラノの中心部にしました。
事前に聞いておき、チェックイン前に荷物置いてOKと言われたのでとりあえずホテルに向かいます。
この日泊まるホテルは街の中心部、ドゥオーモの近くです。

地下鉄入り口


中央駅からホテルまで徒歩40分くらいだったので歩こうかなと思いましたが途中で気が変わり、地下鉄に乗りました。
ミラノの地下鉄、スリがいるなど治安が悪そうで警戒していたので本当は乗りたくなかったのですが、ミラノに住んでいた友達Tが怖くないと言っていたのできっと大丈夫。
電車に乗ったら空いており、またスリらしき人もいなかったので大丈夫でした。

全然関係ありませんが、イタリアで治安の悪そうなエリアでは、不機嫌そうな顔で速足気味で歩くようにしています。現地に住んでいる日本人風で歩いていれば旅行者だと舐められず大丈夫な気がしているからです。
そのおかげか(?)今のところ変な人に声をかけられたりスリにあったことはないです。

地下鉄駅から登ってすぐ現れる

ホテル最寄り「ドゥオーモ駅」に到着し、地上に上がってすぐ見えたミラノのドゥオーモ。なんだかネタバレ感がすごい笑
大きい。そして人がたくさんいる。さすがミラノのシンボル。
写真を少し撮り、早く荷物から解放されたかったので一旦スルー。

ちょっと道に迷いながらも一度ホテルに来ました(余談ですが道に迷っているときにケンタッキーフライドチキンを発見。イタリアにあるの初めて見ました)。
受付に誰もいないと思ったら死角におじさんが座っててビビりました。

荷物を預け、チェックインの時間が過ぎたらいつでも好きな時間に戻ってきてOKと言われ再び街へ繰り出しました。
飛行機で疲れていたのであまり無理せず、と思いつつチェックインの13時半まであと2時間ほどだったので、お昼を食べつつ街を観光することに。

昼ご飯

リナッシェンテ。フィレンツェなどにもあります

まずは昼です。腹が減った。
と思ったのですが、リナッシェンテ(イタリアのデパート)を見かけたのでとりあえず入ってみました。
エスカレーターに乗ってみる。知っているイタリアンブランドが並んでいて見ていて面白かったです。エスカレーターは延々と最上階に着かず、なんか10階くらいあったと思います。高い。

やっとゴールに着いたら、最上階はフードコートにようになっていました。

パニーノ屋

ということで、昼ご飯は最上階で見つけたパニーノ屋にしました。
一人だけど笑顔で入れてくれました。
※イタリアはレストランなどで一人の客はほぼいなく、難易度が高いです。レストランはみんなで食べるところ。パニーノはまあカジュアルなのでOKなのかもしれない。

何も伝わらないかもしれませんがとても美味しかったです

プロシュートディパルマとフォンティーナ、ポルチーニ、ルッコラの組み合わせでした。
とてもうまい。素材の味が光っている!!

プロシュートが美味しすぎる

伝染病が見つかった関係で、去年からイタリア産の畜産物を日本に輸入できなくなっているので、そういう意味でも貴重なプロシュート。うまい。
ミラノに住んでいた友達TにLNEを送りながら食べました。

あとここでリナッシェンテのトイレを借りました。無料で使えてありがたい(イタリアで無料で使えるトイレはかなり少ない)。

リナッシェンテを出て、さっきスルーしたドゥオーモの中を見ることに。
チケット売り場は混んでました。塔?に登れるチケットなども売っていましたが、とりあえず一番安かった、内部のみ見るチケットを購入(本当はこのチケットで博物館も観られたようですが面倒だったので行きませんでした)。

ドゥオーモ内部。合唱がずっと流れていた

ドゥオーモの中です。綺麗でした!
内部では合唱のCDがずっとかかっていました。

外。暑い

そして改めて外観です。大きいですね。写真に全部収めるのが結構大変だなと思いました。


ちょっと離れた道から見るドゥオーモもよいですね

チェックインまでまだ時間があったので、ドゥオーモ近くの有名なアーケード・ガッレーリアのプラダ上にある…

ガッレーリア

有名なカフェに試しに入ったら一人で入れました。写真ないですが店内はグリーンに統一されていてとても可愛かったです。
ティラミスとリモナータを注文。

驚きのお値段のティラミス

お会計が22ユーロくらいして、ちょっと冷静になりました。
今のをユーロ換算するのはやめよう。でも、使いすぎにも気を付けようと反省しました。

ここで13時半を過ぎていたのでホテルにチェックインしに行き、ベッドで寝ないように気を付けながらしばし日本と連絡を取りました。
気づいたら1時間くらい経ってました。
この日は飛行機の疲れもあり無理しない方針だったのでOKです。

水はスーパーで買った方が何倍もお得なので、googlemapでスーパーを調べ、近くにあったのでそこに向かいました。

色々なパン売り場
乳製品売り場がでかい


久しぶりにイタリアのスーパーに入りましたがやっぱりこの雰囲気が好きです。ヨーグルトとか買いたくなってしまいました。
ホテルにはスプーンなどなかったので諦めましたが、カトラリーセット一式も日本から持ってくるべきだった。


左・元々持っていた空ボトル 右・スーパーで買ったもの

安くて大きい水をゲット!!!!!夕方からは、ボトルを入れ替えて持ち歩くライフハックで歩きます。

夕方外に出てドゥオーモ付近、城方面、高級ブランドが多い地域(名前忘れた)周辺を歩いたので駆け足で写真数枚載せます。

本屋


いい感じの通り


路面電車


城の周りです。ランニングコースになっていて楽しそう


奥が城です。逆光でいい写真が取れなかった。

城は、着いたときにちょうど閉場時間だったので中に入るのは断念しました。明るく見えますがもう7時くらいだったはず。
そう、イタリアの夏は日が長いのです。

高級ブランド店が立ち並ぶ有名な通りがあったので(名前忘れました)、どうしても行ってみたく行くことに。

明るいですが夜8時です

しかし来るのが遅すぎて誰もいないしどこもやっていませんでした。
無念…!!


グッチ

でも、大きすぎるグッチの看板が見られたので良かったです。

夕飯レストランチャレンジ


さて、ここまでで8時を過ぎてしまいました。ホテルを出てから3時間ほど、全部徒歩で歩いたのでそろそろ体力が尽きそう。
今思えば地下鉄を使えばよかったのでは…?

ホテル方面に(徒歩で)戻りつつ、夕飯を考えることに。
パニーノなどで軽く済ませてもいいんだけど、昼がパニーノだったので、できたら夜はレストランに入りたい…!

道中、よさそうなトラットリアがあったので入り口の前でしばらく突っ立ってみましたが店員に全く相手にされず心折れたので諦めました。
そう、先ほども書きましたがイタリアは一人でレストラン入店がかなり難しいです。2人だったら無視されなかったと思う。

どうしよう、でもせっかくなので妥協したくない…と思い、昼に食べたパニーノ屋があるリナッシェンテ(デパート)にあるレストランで、昼に一人で食べてる人を見かけたなと思いリナッシェンテのレストランに行きました。

結果、一人でも入れてくれました。入れてくれましたがサービスが最悪でした。
ウェイターは近くに2人いましたが、入店時はイタリア語で話したのにすぐ英語に切り替えられました。
「ねえ、どうして今英語に変えたの?」と2人でニヤニヤしながら小声で話してたの聞こえてましたよ。
こちらがイタリア語で返してもニヤニヤしながら英語で返す。途中からウェイター2人はほぼ無言で接客してました。
私のイタリア語が拙くてからかおうと思った可能性が高いですが、あからさまにレストランで店員に嫌がらせ受けたのは初めてですね。


トルテッリーニと白(リボッラジャッラ)

悔しいが味は美味しかったです。詰め物パスタは…うまい…!

言い返せるほどイタリア語ができないので痔になりやがれ!!!と思いながら、最後までイタリア語で話し店を出ました。お会計してくれた店員はイタリア語で話してくれたのであの2人に悪意があっただけだと思いたい。

だんだん暗くなるミラノ。綺麗

このままで終わるのが嫌だったので2件目に行きました笑 ミラノに住んでいた友達Tに教えてもらったワインが飲めるバー的なところに行くことに。(最初からこうすればよかった) 
この時点で9時半過ぎてます。

こちらは一人だと告げても嫌な顔せず、イタリア語で応対し入れてくれました。本当にありがたかったです。
テラス席で回りがみんな団体の中、一人で白(ルガーナ)と「野菜のグリルの盛り合わせ」を食べました。

わかりにくいが、驚きの量

左:ブッラータチーズ丸々一個とトマト、右:野菜を焼いたもの です。
絶対に一人前じゃなかったけど、頑張って完食しました。

食べ終わったら10時過ぎており、いい加減休まないとまずい気がしたので速足でホテルに帰りました。


ライトアップすると雰囲気が変わってまた綺麗ですね

ドゥオーモは夜も綺麗でした。ドゥオーモ近くで歌っていた人がとてもうまかったです。


8月3日は以上です!
カフェで散財したのと、夕飯にレストランをはしごしたせいで、この日は1日の予算80ユーロのところ、合計139ユーロと大幅に予算オーバーしました。

また、体力もセーブするつもりが初日から結構突っ走ってしまったので明日から抑えよう…と思っていたのですが、私は滞在中ずっと限界まで活動することになります…笑

次は未定ですがまたいつか更新します!きっと!




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