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古都鎌倉

以前通っていた整体で、その人に当たると翌日寝込むという整体師がいた。理由はわかっている。何か一つ言うと十悪口が返ってくるのだ。酷い話である。どうして嫌な人の話をするかというと確実に成功するからなので聞き流して欲しい。いい事には当たり外れがあるけれど、悪い事は確実に悪い事なので成果が決まっているという意味だ。

その人は近畿の出身で「折角神奈川に来たのだから鎌倉に行きたいが、こちらの知人がもう鎌倉は原宿化していて価値がないと聞いたのでどうしようか悩んでいる」と愚痴っていた。私は当時鎌倉で働いていたので言いたい事はわかったが、別に原宿じゃないのに原宿感が楽しめるならそれはいい事じゃないだろうか。そういう意味ではない?

勿論「若者向けのインスタ映え重視の店が増えたが流行はあっという間に廃れそれについていけなかった店が潰れるし古い伝統のある店は若者を嫌って撤退する」みたいな事はあるだろうし実際鎌倉で働いている内に潰れた店も見た。いも吉館がいつ閉店したのかは知らない。しかし古刹は変わらず存在するし少し歩けば海もあるのだから、鎌倉は鎌倉以外にならないと思う。だから幕府が滅んで今は一観光地になっているのだから。

何が言いたいかってやっぱり悪口はよくない。人に危害を及ぼす。


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