昼休みの空き時間は、だいたい仮眠している。
1時間の休憩でも20分ほどでランチを済ませてしまうし、本を読もうとして持ち歩くことはあっても食後はまったく頭が回らないので、仮眠でリセットさせている。

ササっと食事を済ませたあとは、窓を眺めてはぐーたらタイム突入。最近は寝あとがつかないよう、ふわっふわの膝掛けを丸めて枕がわりにして寝るのがお気に入りだ。

仮眠といっても、10〜15分程で自然と目が覚める。そのまま仕事に戻るとシャキッとした頭でサクサクこなせる…筈なのだが、今日は左目にできた謎の違和感に邪魔されて、仕事の情報がぜんぜん入ってこなかった。

コレはまずい。左は効き目なので、見えなくなったらわりと困る。昼寝でものもらい発症とか勘弁してくれよ…なんてナーバスな気持ちで駆け込んだお手洗いへ。鏡を見てみたら、普段サンバイザーみたいな役割をしているまつ毛の目尻付近が、己の視界を遮りつつ下まぶたへ刺さっているではないか。
枕がわりの膝掛けを用意したとはいえ、机に突っ伏して寝ているため、顔に圧力がかかってまつ毛に寝あとがついていたのだった。まさか自分の平安フェイスが原因で、まつ毛までやられるとは。

一時期、"ビューラーせずにマスカラをするとすだれまつ毛になる！"なんてメイクをSNSで見かけることがあった。常にほぼすっぴんで過ごすズボラな私にも、気軽に試せる方法。いつかやってみようかな…なんて思うこともあったが、下まぶたに刺さるのは流石にキツいものがある。
これから湿気も出てくるし、コントロールが難しいアイメイクは私には無理なんじゃないか、と諦めた日だった。