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日本リテイリングセンター

事業概要など

 「ペガサスクラブ」の運営組織であり、チェーンストア経営を指導する
日本で唯一のコンサルティング機関です。
 加盟企業数は小売、飲食点など約400社。人材対策、商品開発などのコンサルティングをしています。(下の画像はHPより引用)

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 日本リテイリングセンター、通称「ペガサスクラブ」は、

 ダイエー、イトーヨーカ堂、イオン等の小売チェーン
 吉野家、すかいらーく、日本マクドナルド等のフードチェーン

などの日本を代表するチェーンストアの創業者の拠り所である。同センターの産みの親は渥美俊一氏である。

 この会長は少し風変わりな一面をもち「釣りには人格があらわれる」との持論の持ち主。同センターに加盟する社長などを「釣行」に誘い接待をする。と同時に「人格観察」をする目的もあるそうです。

釣りから知る人格、釣り仲間が業務提携

 全く釣れない時の対応「釣れない」と、

 ・早々に諦める人
 ・部下に八つ当たりする人
 ・場所を変えるなど工夫する人
 ・その場でひたすら釣りを継続する人

など、さまざまな人がいるそうです。

 取組み姿勢があまりにも不真面目な経営者の企業は、後日どんどん傾いていった、などということは一度や二度ではないそうです。 

 同氏は、「サーモンフィッシング」は接待の王をいう。その接待、川岸に宿を予約、その宿を拠点にボートで釣りポイントへ。メッカは「カナダ」、遠い場所である、期間は2日間。
 そこにが企業トップたちを海外に連れ出す機会も多く、ある時外の人とたくさんいるそうです。ボートは2人乗りだそう。

 互いに2日間も顔を合わせ続けると変化が生じるらしい。時間経過とともに仲間意識が生まれるそうです。そうして出会った、ウォルマート創始者の故サム・ウォルトンとP&G社のルー・プリチェットが2日間を通じ戦略的同盟関係を構築したとのことで、釣り接待のすごさを感じる。

チェーン店戦略から生まれた用語

 ペガサスクラブは、チェーン店戦略のため様々な研究をする。その研究に立脚した各企業の戦略があり、その戦略を分析をする時に必要な用語なども同センターが生み出している。以下に紹介します。

ローカルチェーン(Local Chain)
 店舗ごとの商圏が隣接して10店舗以上あるもの。
飛び石ではなく商圏が隣接した、ある特定の商勢圏の中で10店舗以上展開しているチェーンのこと。
リージョナルチェーン(Regional Chain)
 ローカルチェーンが2つ以上。
 つまり、10店舗以上を展開する2つ以上の商勢圏を持つということ。
ナショナルチェーン(National Chain)
 全国に2つ以上リージョナルチェーンを持ち、500店舗以上になるとナショナルチェーンと呼ぶ。
 ただし、札幌、福岡、名古屋に各1店というよう、ただ全国に店舗があるチェーンはナショナルチェーンとはいわない。
ドミナントエリア(Dominant Area)
 地域で最も高いシェア率を自店チェーンが実現する地域。では、商勢圏の42%以上を超えるというのが目標。例えば、コンビニの様に1店舗で商勢圏におけるシェア率を上げるのではなく、多店舗展開し地域シェア率を獲得する戦略(ランチェスターの法則)

以上です。また機会があれば、この記事を追加します。

ここまで読んでいただきありがとうございます。