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【IRポイント解説】2024年5月期3Q決算について

こんにちは!
アウンコンサルティング株式会社(証券コード:2459)のIR担当です。

先日、2024年5月期3Q決算発表をさせていただきましたので、決算内容のポイントを解説していきます。

1. 事業戦略

当社グループは、強みである多言語分野で幅広い需要を取り込むことができるよう、「大丸有」「海外SEO」「人材投資」の3つにフォーカスし、取り組んでまいりました。

1つ目の「大丸有」とは、大手町と丸の内と有楽町のことで、いわゆる東京都千代田区の「丸の内オフィス街」が該当します。
ここには大企業の本社が多く集積しており、そのような企業のグローバル領域の仕事にフォーカスしていきたいと考えたため、大丸有への営業を強化しています。

2つ目に、販売を強化する商品・サービスとして「海外SEO」をあげています。こちらの市場ニーズは非常に強く、競合がほとんど見受けられません。さらに、利益率も高く単価向上の余地もあると判断していますので、こちらの販売を強化していきます。


3つ目は「人材投資」です。大丸有に対応できるよう、コミュニケーション能力の非常に高い人材を採用しています。また、高報酬で働きやすい環境に加え、学習機会も提供します。

これらの戦略により、ここ数年の課題である黒字転換を目指します。

2. 決算ハイライト

一部既存クライアントの予算増額等もあり、インバウンド関連の広告出稿は徐々に回復傾向にあるものの、新規受注の獲得遅延により売上高は前年対比で減少しました。

2024年5月期 第3四半期の決算は、売上高は333百万円(対前年同期比▲1.8%)、売上総利益は217百万円(対前年同期比▲7.3%)、営業利益は▲62百万円(前年同期▲57百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は▲33百万円(前年同期▲51百万円)となりました。

決算概要>ハイライト

3. 売上高(四半期)

2022年5月期1Qについては、単年度の大型入札案件の受注により一時的に売上高及び取扱高は伸長しております。
直近2年間の売上高は約105百万円~118百万円で推移しております。

2024年5月期3Qにおいては、新型コロナウイルス感染症による経済社会活動の制限が緩和されたことによる、景気の持ち直しにより、一部既存クライアントの予算増額等があり、2023年5月期2Q対比で売上高は微増となりました。

決算概要>四半期/売上高

※2022年5月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準 第29号 2020年3月31日)等を適用しております。本資料において、収益認識基準適用前の売上高に近似する金額は「取扱高」として記載しております。

4. 売上総利益(四半期)

売上高と同様、2022年5月期1Qについては、入札案件の受注により一時的に売上総利益は伸長したものの、その後、直近2年間の売上総利益約70百万円~89百万円で推移しました。

売上総利益率については、各案件の原価により変動がありますが、約60%~70%で推移しております。

決算概要>四半期/売上総利益

5. 営業利益(四半期)

2023年6月より平均5%以上の賃上げを実施。給与手当が増加したものの、オフィス移転等の固定費削減により販売管理費は減少いたしました。

上記の事業戦略で説明のとおり、「大丸有」「海外SEO」「人材投資」の3つにフォーカスすることで、ここ数年の課題である黒字転換への必達を目指します。

6. 最後に

当社の事業領域(アウトバウンド・インバウンド・ノーバウンド)については、「Global Marketing Report vol.1」で解説しておりますので、ぜひ、ご覧ください。


以上、2024年5月期 第3四半期決算のポイントについての解説でした。

決算に関する資料は、当社IRサイトをご確認ください。

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