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サッカーコーチとして、僕がやりたい事

 僕がサッカーのコーチをするようになって30年になります。

 スタートしたのは、高校1年の夏休み。卒業した中学校の顧問に「後輩の練習を見てくれ」と声をかけられた事がキッカケです。

 巧い選手でもなかった僕が教えるなんて…しかも、後輩の方が巧いのに!と思いながらも引き受け時間が空いた時に顧問へ「なぜ、僕に声をかけたのか?」と質問をすると「お前は巧い選手では無いけれど、サッカーをとても楽しんでやっているから」との答えが返ってきましたが、納得できなかったので「楽しんでやっている事と教える事とは違うので、僕が教えるのは違うのでは無いですか?」と再度、質問をすると、「巧い人が教える事も大切だけど、楽しくないと巧くなれない。それにお前は、どんなプレーをしたら失敗するって事を知っているから、失敗をしないように教える事ができる!」と言われ妙に納得したのを覚えています。

 卒業したチームでコーチをしたのを皮切りに中学生や小学生、高校女子などでコーチをやってきましたが、僕の活動の根本には「楽しむ事が大切」ということがあります。

 今は、サッカーのコーチを生業としていますが、20代の頃は、学童クラブや保育園、児童館などに勤めていて、並行してジュニアチームのコーチもしていましたので、毎日たくさんの子ども達と接した事も経験として今の活動の土台になっています。

 子ども達が「あそんでいる時」の笑顔も良いですけど、特に目はとてもキラキラしているんですよ。「あそんでいる時」の子ども達は、素直に感じた事や思った事を表現、体現することに挑戦し続けている。そんな表情をサッカーをしている時にも出して欲しい、いつもそう思いながら子ども達と関わっています。

 子ども達にとって「あそび」が挑戦、実験の場で、仲間達と協力しながら目標を達成する場になっています。サッカーでも子ども達が自由な発想で仲間と協力してプレーができ、大人はヒントを出したりしてサポートをしてあげる。そんな活動を広げていきたいです。


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