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【2】目に見えないものこそ。

今日、高校時代の友人から結婚式の案内がきた。彼とは小学校1年生からの仲で、かれこれ20年ほどの付き合いだ(ここ数年はあまり会えていないけど)。

彼とは家がとても近く、自転車を使えばわずか3分ほどの距離。高校まで一緒で同じ野球部と仲間として、苦楽を共にした仲である。

そんな彼が、どうやら結婚するらしい。「結婚」というワードを聞いてしまうと、どれだけ近くにいた人でも遠くにいってしまうような、そんな感覚に陥ってしまう。

「もう昔のように遊べなくなるんだ」と、ついどこかで思ってしまうような。それだけ僕にとって、「結婚」というワードは強烈なんだなと今日改めて実感した。

でも、ほんとうはそんなことない、と心の中ではわかっている。結婚したからといって、中身が一気に変わることもないのだから。

おそらくだけど、結婚しても彼は彼のままだ。あの頃の無邪気な彼は、結婚してからもそこにそのままの状態で、常に存在しているはずだ。

結婚だけではない。職業や役職が変わってもそう。偉くなれば、その会社や社会の中における責任は増えるだろう。付き合う人だって変わるかもしれない。

だけど、心の奥底にある“その人”は、少年少女のあの無邪気の頃のその人、そのものなのだと思う。

ついこの前、あおいろさんのこんなツイートを偶然見かけた。

この世には目に見えるもので溢れている。見えるものがあるおかけで、それらに頼ってしまい、その人のことを勝手に判断してしまうかもしれない。

けど、ほんとうに大事なのは、目に見えないところにあるのだと思う。まったく同じような肩書きを持っている人でも、目に見えない“その人”は、一人ひとり個性的で、みんな違うのだから。

目に見えるものだけでなく、“その人”自身と向き合おうとする。心と心で、真正面から人と向き合っていきたい。

結婚、おめでとう。

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