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【23】欲が変わることで自分に対する理解度がどんどん上がる。

今朝ふと思ったんだけど、「あれもこれも欲しい」という欲が年々減少している。

高校生や大学生のときは、なにもかも、あればあるだけいいと思っていた。

「あんな車欲しいなぁ」とか、「将来あんな家に住みたいなぁ」なんて、将来のこともあれこれ妄想してみたり。

ものだけではない。「大企業に入りたい」「年収はこれだけ稼ぎたい」といったステータスに関する欲も、言葉には出さなかったけれど、メラメラと持っていた気がする。

そうやって、手に入れられるものを手に入れることで、自分自身を安心させたかったのだろう。

ここでひとつ言っておくと、そうした欲を持つことを悪いとは微塵も思っていない。

だけど大学を卒業して、社会人とよばれる立場になって。そうした欲に対して、自分はどんどん興味がなくなっていった。

そのかわりといってはなんだけど、譲れないものが増えてきたような気はする。

自分の中で、「これだけは許せない」というもの。

自分の場合、束縛されるような環境だとストレスが溜まってしまうし、正直いってスーツもあまり着たくない。時間も明確に定められてしまう(きっちり拘束されてしまう)ことも、正直あまり好きではない。

けれど一方で、持ち家が欲しいとは今はまったく思わないし(なんならシェアハウスに住んでいたくらい)、車になんて微塵も興味がなくなった。

この欲の移り変わりを振り返ると、なんだか歴史を感じてちょっぴりおもしろい。

昔どこかで、「人間は歳をとると、自分の身の丈にあった欲を持つようになる」と聞いたことがある。

それは言い換えると、ほんとうの意味で、自分の求める生き方なるものが目に見えてわかってきた、ということなのかもしれない。

欲が変わることで自分に対する理解度がどんどん上がっていく、ということなのかもしれない。

これから僕は、どのように欲(こだわり)が変化するのだろうか。

そんなことを考えながら未来を想像してみると、歳をとることがちょっぴり楽しみになった。

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