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VR技術が塗装業界にも! VR塗装シミュレーターの活用メリットとは?

フェイスブックが新サービスを発表する「F8 2018」でもVR(仮想現実)の本命マシン「Oculus Go(VR一体型ヘッドセット)」の市場投入が発表されるなど、スマホの次のトレンドとも言われているVRがいよいよキャズムを越える日が近いのではとの話にも現実味が帯びてきました。

そのような中、教育機関向けのVRの導入を中国が世界に先駆けて始めるなど、教育でのVR導入も注目を集め始めています。

また、今年の国際オートアフターマーケットEXPO2018(IAAE2018)に初めてVRにて塗装が可能なVR塗装シミュレーター「 Sim Spray」が出展され、そのリアルさと、分析データの詳細さに注目が集まりました。

アメリカではすでに自動車メーカーや工場などが研修のために活用しており、導入実績は300社を超えてるとのことです。

今回は、VRSiMが発表している米国における調査データをご紹介いたします。

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Sim SprayなどのVR開発やトレーニングを通して集めた知見と、これらの製品を使用している利用者や団体からのフィードバックを共有いたします。

①VRとAR技術は、コストカットと技術取得促進の大きな可能性を秘めています。
②学生による安全な運用環境を提供することによって、練習量を増やし、動機づけを行うことができます。
③VRとの共同トレーニングによって、学習とコミュニケーションを改善することができます。

Sim Sprayの導入メリットについて
VRトレーニングを活用することでギャップを埋めることができます。

【アメリカの現状と現実とのギャップ】

次の10年で、340万の塗装工の雇用が求められています。
・熟練技術者の50%以上が45歳以上。
・高校生のわずか10%しか熟練技術職に興味がありません。
340万の内、必要とされるおよそ200万の技術職の雇用が満たされないことになります。

【どのようにこのギャップを埋める?】

次の世代の背中を押し、効率的かつ効果的に技術を習得を促す必要があります。
ポイントは、早く、安く、やる気を促すこと。
①VRトレーニングを導入することによるコラボレーションの促進。
②得点などのゲームベースの機能によるモチベーションの向上。

【コスト効果が高く効果的】

①たった5名の生徒の研修だけで、1000ドルの経費削減を実現できます。
・オペレーティングコストを20%削減可能。
・材料費を50%削減可能。

②7倍の研修、または、7倍の人数の研修生が実習を行うことができます。
・すばやく技術を習得することが可能。
・清掃と準備の時間短縮が可能。

8時間の研修において、これまで方法では12の研修内容しか終えることができなかったところに対して、VRトレーニングでは、80の研修内容を実践することが可能となります。

また、「角度」「距離」「スピード」のリアルタイムフィードバックがあるため、より効果的に技術を習得することが期待できます。

(参照:VRSiM)

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SimSprayについて、詳しくはこちら

 <参照>

・日本が世界第二位のVR市場に
https://vrinside.jp/news/canalys-reported-japan-is-the-second-biggest-vr-market/

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