性教育イベント『AVの教科書化に物申す!』について〔vol.1 企画趣旨〕
最近巷で話題になっております「文化祭にAV男優を呼ぶ」団体です。
<主催団体紹介>
今回の性教育イベント『AVの教科書化に物申す!』は性のせいで苦しむ人をなくすを理念に活動をしている学生サークル(CSC)内「性暴力をなくそうプロジェクト」が主催しています!中央大学の文化祭・白門祭中に、普段の活動の成果発表として、学生がこのイベントの企画・運営を担っています。
私たち(CSC:中央大学SEXを考える委員会)は、性に関する事柄を6分類(①性教育②性暴力③SOGI④性文化⑤キャリア⑥学問)して、それぞれのテーマを軸にイベントを行ったり、SNSで情報発信をしたりして、被害者を生まない教育・加害者を生まない教育、そして当事者になってしまってからの対応についての教育をしています。CSCのTwitter・Facebookのフォローよろしくね!
この度は、誤解を招くタイトルをつけてしまって申し訳ありませんでした。私たちが企画するのは「AVを観る」イベントなどではなく
『AVの教科書化』に物申すイベントです!
今回は「②性暴力」の軸を中心に防止啓発活動をしている「性暴力をなくそうプロジェクト」の一環として、この企画の開催に至りました!
<企画の背景>
昨今、若者の間ではAVをはじめとするアダルトコンテンツに描かれる「フィクションの性行為」をあたかも正しいものかのように思い込み、それを真似して同意のない・相手が望まない性行為を要求したり強要したりしてしまうという問題が発生しています。
特に大学生になると、それまでよりもさらに自立心が芽生え「大人になりたい!」と世の中に抗うものです。その一片としてSEXの分野に大きな影響が出ます。例えば、「童貞を早く卒業したい・捨てたい」「処女は恥ずかしい」などと自分で思い込んで性経験を増やそうとしたり、「ハタチ過ぎて童貞は妖精が見える」「まだ恋人出来てないの?(笑)」と周囲からの冷やかしに耐えねばならなくなったり、さらに苦しいのは親から「いい子の一人や二人いないの?」と「圧」をかけられたりするのです。現役女子大学生の私もこれに耐えてきました。
これらの影響から生まれる「焦り」に追われながら
大学生たちは性経験を重ねます。
好きな子とセックスできるチャンスが巡ってきても、いざ本番になれば「どうすればいいか分からない」が本音だと思います。学校も親も教えてくれなかったし、性行為のための勉強なんて独学でもしてこなかった。そんな時に頭をよぎるのは、中学生くらいの頃から日ごろお世話になっているAV。これをもとに、性行為の実践をするのです。
もちろん、初めてでない人は手順は分かっていると思いますが、
その手順が間違っていない・正しいと胸を張って言えますか?
独りよがりなセックスになってませんか?
ちゃんとコンセント(同意)はありましたか?
終わってから相手に素っ気無い態度を取ったり取られたりしてませんか?
色んな質問をぶつけてみた時に、自信をもって「自分のセックスは正しい!」と言える人はいるのでしょうか。玄人でも少ないはずです。
<企画趣旨>
このような「AVの教科書化」を目の当たりにしてきた私たちに、きちんとした性教育の場は今までありませんでした。だからこそ、CSCで性教育の場を提供したいと考えています。
このイベントでは、「AVに描かれるセックス」と「パートナーとのコミュニケーションとしてのセックス」では何が違うのか。そして、実際のセックスでは何に気を付ければいいのか。この2つの問いの答えを探しに行きたいと思います。知識を付けるだけではなく、皆さんにセックスについて真面目に考えていただく場を提供いたします!
そこで、この答えを探すために、①AVと現実のセックスの違いを分かっていて、どういうものかを語っていただけるAV男優さん・女優さん、さらにそれだけではなく②長年中高生に向けて性教育の活動をされてきて、実際のセックスについてもお話をされてきた現役産婦人科医の先生をお招きして、リードしていただこうと思っています。
<企画詳細>
日時:2018年11月4日(日)13:00~16:00 *白門祭最終日*
場所:中央大学多摩キャンパス・クレセントホール(9号館)
※受付開始(開場)は11:00を予定【入退場自由】
ゲストの発表やオンラインチケットの発売についてのお知らせは、イベント用TwitterアカウントやCSCのSNSアカウントにて発表します!
<中大生特にオススメ!>
中央大学多摩キャンパスまで事前に来られる人には、手売り前売りチケット(オンラインよりもちょっと安い!)の販売もしておりますので、ぜひお買い求め下さい!その際はCSCのイベント(ランチ会など)にお越しください!
※ご不明な点がございましたら、SNS各種から、またはメール(av.hakumonsai18@gmail.com)にお問い合わせください。
それでは、当日イベント会場でお会いできるのを、サークル一同、心から楽しみにしています!
(CSC・性暴力をなくそうプロジェクトより)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?