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ピアノな話。

皆さまこんにちわ。いつもお読み下さり感謝します。
今回はピアノについてのお話です。

 さて、私は小中学の頃に姉の暴力的なピアノのバイエルを強制的に聞かされ続け、ピアノとはきっと頭のおかしい奴を作り出す装置だと思っていたわけです。 そして、高校に入り、バンドを組み、音楽をやり出した時にキーボードを弾けるやつはきっと、頭がおかしい奴で、人前では隠しているのだ!と、壮大な勘違いをしていました。

そして社会人になり、本物の演奏を聴く機会にかなりの回数、恵まれていくのでした。

あぁ、、すげーー、、姉ちゃんのピアノと、、、何か違う。。。
『いつも悪く言ってごめんよ、、姉ちゃん。。だけどね、、今、思うに、きっと姉ちゃんは勉強は出来ても音楽センス無いと思うよ、、(笑』
これ、見つかるときっとぶん殴られると思います。。

毎回そう思いながら、余韻に浸りながらピアノ公演で聴いた音符のように少し宙に浮きながら、ふんふふ〜んと、良い気持ちにもなるのでした。

そんな前置きを横に置き、、、
ここからは完全に私独自のピアノについての考察です。ご注意ください。

私はかなりラッキーなことにピアノを聴かせてもらう機会が沢山あり、「すげー!」と思うこと多数、感動すら覚えることも多数有り、本気で音色に涙が自然に溢れることも有ります。

一時期、ピアノ買いたい、、という衝動に駆られて聴き比べも多数。
姉ちゃんの弾いていたピアノはYAMAHAのアップライトで、今思えば、当時のYAMAHAのピアノはグランドピアノも含め、低音が締まっておらず、中音域が安い音だった。今は勿論違います。世界で認められているし、超一流楽器として肩を並べています。しかし、何かが足りないと感じるのです。
私だけの感性で言えば、少しメタボな天使が踊っている感じに思えてしまうのです。

皆様方が聴いてきたCD音源でのピアノの音色といえばスタインウェイの音色でしょう。私はこのメーカーの音色について「ん?」と思ったのは、ニューヨークスタイルとハンブルグスタイルの違いで、圧倒的にドイツ・ハンブルグスタイルの音色が飛び抜けている印象だった。

低音域の締まり方、中音域から高音域の抜け方が「抜かりない」と思わせるような音だった。88鍵の全ての音が綺麗にパックされていて漏れがないという感じを受けました。

そしてベヒシュタイン、ベーゼンドルファーは、ハッキリ言って私が触るものじゃない域の代物だと思いました。クラシック系の方や、プロのピアニストが弾いて、初めて音を引き出せる様な、ピアノのロールスロイス感が半端ないもので、それはそれは素晴らしい、、ではなくて「凄い」としか言いようがないものでした。ヘタな人が弾くと間違いなくピアノの力に負けます。

そして近年で注目されているFAZIOLI・ファツィオリのピアノも好みで、キレが良く、全域で上品なのにキラキラしている感じなのです。
イタリアのフェラーリの様な躍動感にやられます。

そしてダークホース(笑
実は国内のKAWAIピアノの、中から高音域の半分までが好きなのです(笑
決して悪くないし、楽しくなるような音色なのです。

 私は自分でもピアノを弾ける様になりたいなと49鍵のMIDIキーボードを買い、シコシコと練習をしていましたが、初めて姉ちゃんの暴力的バイエルが大切だったんだなと思えました。
私は一度ハマってしまうと、とことん派なのですが、最近は余りにも他にする事が多すぎて時間が足りない。
仕事に行き詰まるとシーケンスを打ち込み、曲を作ったりしていましたが、一つの結論に達しました。

こりゃ死ぬまでにピアノをまともに弾くのは無理!
その鍵盤、最後の力を振り絞り、、ポテチン、、という事になるなと。

だったら、ピアノ買って設置して弾ける人に弾いてもらって、それを優雅に聴きたい!に考えをシフトしました!

そして私が選ぶピアノはスタインウェイのハンブルグとファツィオリの2台いずれもフルコン。価格は2台で恐らく1億円!
誰かくれないかな、、
もし、買えたら死ぬ時には1億5千万くらいになってると思います。
これが私の夢の一つ目、フルコンを2台欲しい。でした。

こんな事を毎晩考えながら夢の中へ飛び立つのでした。

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