見出し画像

8月11日「サーブ力向上イベント」を振り返る

こんにちは、中田です。
お盆はいかがお過ごしですか?

昨日8月11日、AVANZARとして初めて、バレーボールイベントを開催してみました。(あまり宣伝せずスミマセン)
「サーブ力向上イベント」と称し、サーブの能力を高めることに特化して練習するものです。
暑い中での実施でしたので、2時間きっかりで切り上げました。
参加者は4人!近隣の中学校から意識の高い子達が集まってくれました。

(ちなみに、写真は例のごとく撮り忘れました(;^ω^)カメラマンが必要かな…)

  

今回のイベントの主な流れ

イベントは以下のような流れで進めました。

①それぞれの打てるサーブを見合う
②サーブの種類を分類する
③サーブの基本的な攻め方について考える
④2対2に分かれ、サーブに重点を置いたゲームライク練習
⑤個人で練習したいサーブを決め、ひたすら試行錯誤する

  

今回は個人の技術練習ということを踏まえ、「自分でひたすら練習する」時間をとる工夫をしました。
部活動ではなかなかとることの出来ない、貴重な時間です。

  

ちなみに私が主導で行った活動は、②と③のみです。
その他の活動は、子ども達にどんどん活動してもらいました。
指導者が活躍しすぎても仕方ないので(笑)

  

2時間の練習で何が変わったのか

2時間という短い時間でしたが、日ごろサーブ練習に2時間を費やすことはそうそうないわけで、各々充実した活動になったようです。参加した子のそれぞれに、多少の差はあれど変容が見られましたので、かいつまんで紹介。

①2年生、ミドルブロッカー、右利き

 始めの段階ではスタンディングのスタンスから無助走のフローターサーブを打つのをメインとしていました。スパイク動作自体があまり得意でないこともあり、サーブミスのリスクが少ない方法を好んで打っていたようです。
 この子のチームではリベロを採用しているということで、後衛でプレーするのはサーブを打ったラリーだけです。攻撃専門の選手として起用されていることを確認すると、本人もその気になったらしく、横方向に助走を付けたジャンピングフローターサーブに挑戦していました。まだまだ成功率は高くないですが、ゲームライクのときにその有効性を見出したようです。

②2年生、セッター、右利き

 始めの段階では無助走からジャンピングバックスピンサーブを打っていました。なかなか見ない打ち方だったので、驚きました。本人に聞くと「面白いからやっていたら、癖になってしまった。」だそうで、これ以外のサーブは正直打てないとのことでした。
 ゲームライクの中で、バックスピン系のサーブを使っていましたが、これがなかなかに使えるサーブでして、相手のレシーバーはついつい返球がネットを越えてしまいます。そこからチャンスボールを組み立てて…という使い方もできそうなサーブです。ですが、本人的には「みんながやっているようなサーブも打ちたい。」だそうで、無助走のスタンディングフローターサーブに挑戦していました。バックスピンをかける癖がなかなか抜けず苦労しそうな感じがしましたが、打つときにボールを「押しこむ」感覚をつかんでからは、なかなかのフローターサーブになりました。バックスピンとフローターを使い分けられたら面白いなあ。

③2年生、アウトサイドヒッター、右利き

 アウトサイドヒッターということで、スパイク動作には自信があるようです。全体印象としても「上半身をうまく使ってボールヒットしている」様子が見られ、ポテンシャルの高さを感じましたメインで打っているのは、縦助走のスタンディングトップスピンサーブ。中学生って、色々なサーブもっていて面白いですね。(特徴的な子が集まったのかも?)
 なかなか強烈なサーブだったので、これはこのまま磨くのもアリかなと思いまして、「球威があり、正面でなければレシーブが難しいサーブだから、コントロールをもう少し意識するのはどうか」と提案したところ、本人も乗り気になってくれました。相手コートの端っこ数か所に目標物(中田の飲みかけスポーツドリンクなど)を置き、それを狙って打つ練習をしました。
 ちなみに、フローター系に比べ、スピン系のサーブは「自力制御の容易なサーブ」と言われます。自分の回転のかけ方と、打ちだし角度によって落下地点が決まるからです。「角をねらって打つ」のが理想です。一方、フローター系のサーブは、色々な要素が絡み合って変化しますので、「人をねらって打つ」のがセオリーです。

④1年生、ポジション未定、左利き

 1年生で部活でバレーを始めて間もない、未来のエースも参加してくれました!しかも左利き。うらやましい(笑)。まだサーブが入るようになったばかりで、なんでもいいからステップアップしたいとのことでした。
 さすが始めたばかりというか、②③の活動での食いつきがピカイチでした。私のほうからは、「貴重な左利きだから、トップスピン系のサーブが打てたら将来的に武器にできる」ということをお話ししました。④の活動ではミスが怖いのかチャレンジする様子はありませんでしたが、⑤の個人練習の際には無助走、スタンディングトップスピンサーブに果敢に挑戦しました。挑戦する姿勢が立派です。

  

まとめ

普段何気なくやっているサーブ練習ですが、知識としてサーブを学ぶことでプレイヤーの意識も変わることを改めて実感。
イベント自体は初開催で、「どうにでもなれ~」という気持ちでやってみましたが(失礼)、やってみるものですね。私自身たくさんのことを学ぶことができました。参加してくれた皆様に感謝!

  

  

さて、次回のイベントは何をしましょうか…再見。

  

  

  

  

  

  


この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?