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Maui & Big island&Kauai

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#コラム

8:再訪のおすすめ

8:再訪のおすすめ

 これまでに二回訪れた場所は少ないので力説は出来ないが、春のDublinがそうであったように二度目の訪問地では土地勘よりも精神的余裕が視野(行動も含め)を広げる。
 Mauiを二回目の訪問地とした理由はハワイ島よりも大きさ(=移動)が手頃であることと前回見損ねてしまった 『silver sword 』を単に見るだけではなく「観察」すること。
 事前に調べ尽くして訪問しない旅行が好きな為に、帰国後振

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7:アメリカ taste 南の島 Maui

7:アメリカ taste 南の島 Maui

 immigrationはヨーロッパ(フランクフルトを除く)とは比較にならない厳重さ。2001年のテロを背景とし2008年の電子渡航認証システムの運用を機に、順次十指指紋採取に移行。2010年にはすべての入国ポイントで毎回入国に際しての「十指」指紋を取られる。このことは導入背景を知っていても犯罪者扱いに近いこの対応にバカンス直前とあってあまりに対照的要求で気分が塞ぐ。その上顔写真まで撮られる。入国

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6:虹の橋

6:虹の橋

 Mauiへ発つ二日前、病状が急変し7歳の生を閉じた我家のSunny。ウサギの寿命は調べるものによって幾らか変わるが6~7年が一般的認識に近いかもしれない。2,3か月の幼い時だけはうさぎ用のケージ(それでも一番大きな物を択んだ)、その後は大型犬用のケージに替え、悪戯盛りが過ぎてからは昼間家族が居ない時間だけは可哀想だがケージの扉を解放してリヴィングの空間だけで過ごさせていた。
 狭い所にも閉じ込め

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5:製作途中の虹

5:製作途中の虹

 Maui滞在中、虹を日に何回も見る。スコールとまではいかないが貿易風からの湿った空気を受け確かに通り雨が多い。東京の様にビルで視界が遮られない為、視界遠くに雨を伴った雲の動きに合わせて雨の地域が動く様子がよく解る。
 日本の梅雨空のようにどこもかしこも雨ではない。勿論、一日中雨に降り込められるのでもないため雨に対してマイナスなイメージは抱かなくて済む。雨対策という防御も不要。
 この雨はすぐに上

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4:Silversword : 銀剣草

4:Silversword : 銀剣草

 標高2100-3750mの低温と乾燥の厳しい生育環境で健気に生きている植物。此処マウイ島ハレアカラ山とハワイ島マウナケア山にしか生息していない貴重な植物でもある。

 寒さの中で育つ適応として葉の全体は毛で覆われ、球形かつパラボラのように中央に葉が向いている形状も熱を集める為ではないかと推測されている。絹毛に覆われているのでこのようにきれいな銀色に映る。数十年も生きるが一生の中で花を咲かせるのは

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3:ハレアカラ山頂へ

3:ハレアカラ山頂へ

 雲の位置を確認して欲しい。ハレアカラ山標高3,055mのビジターセンター(標高2,969m)までこの舗装された道が続く。富士山を例のとってもこの高さまでこの道が続く背景は地盤の強さしか考えられない。山頂へ向かう途中、自転車で頂上へ行く人らともすれ違う。観光オプションによる車で途中まで運んで貰い「只下りを楽しむ」人たちとは違い自力で往復する人達だ。

        ドライブの途中、この中腹でも虹

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2:虹の始点

2:虹の始点

 北海道のような広大な土地に住んではいない為、日本で虹を見ることがあっても建物に遮られそれは上部の一部でしかない。初めての Maui 訪問で先ず感激したのは生まれて初めて虹の始点、つまり始まりの point を見られたことだった。
 手が届くところにかかっている訳ではないがあまりの大きさは反対に虹を近くに感じさせる。
 虹の原理も解っていながら、一日に何度も空に架かる七色の橋は滞在中見飽きることが

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1:Kahului Airport 虹の出迎え

1:Kahului Airport 虹の出迎え

 往路に関しては日本からオアフ島までの所要時間よりもオアフ島から乗り換えは待ち時間の方が毎回長く、離陸からモロカイ島を越え40分弱でMauiへ到着する。機内アナウンスを聞きながらふと窓の外に目を移すと、絵に描いたような或いは乗客を喜ばせようと人工的に作ったの?とでも訊ねたくなるような綺麗な虹が「空港全体」にかかっていた。隣の席は日本人でもない男性であったが風景を共有したくてお声かけてみた。ハワイで

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