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倫敦:London10 実感する「国」

 多くの日本人がイギリスと呼ぶ国は「The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」日本語では「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」。イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの4つの王国の連合国ということをその国へ行くことによって気付かされる面が、大仰な状況ではなく単に買い物に入った店であったりする。*例えばスコットランドの品を買うことがあった。ロンドンなのに、である。
 日本人単一民族で育つとこうした歴史の中で流動的な経緯を持つ国の在り方には鈍感な傾向がありはしないか。
 

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 散策途中で通ったオーストラリア高等弁務官事務所。(日本でいうところの大使館に近い機能)
 ここでは言葉だけで知っていた「イギリス連邦」を見せつけられる。翻るオーストラリア州旗一枚一枚にユニオンジャックがある。

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 リージェントストリートの風景は同じ月にヘンリー王子婚姻を控えユニオンジャックの波。

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 私たち日本人はこんなにも素直に我が国の日章旗を掲揚することがあるだろうかと考えてしまった。
 ハワイ諸島の島々を訪れた時も、祝い日でなくともハワイ州旗を見ることが多かったことはマウイ・カウアイのマガジンで触れた。
 いつの間にか日本人はカレンダー祝日に国旗掲揚もせず、国旗を誇りにする機会もないことをこうして「日本を出る」ことで知ることになる。
 *ロンドン最終日にようやく青空を見た。同じ風景もやはり青空を背景にする方が映える。

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