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27:Kauai⑲ ホテル滞在雑感Ⅱ 居住性:仮住まいとしての仕様

 このホテル室料ではヨーロッパ都市部ローマ、ロンドンに40㎡強の広さは求められない。内装やアメニティは納得であっても広さには限界があった。
 観光地が都市部を離れた時に救われることは宿泊する部屋に十分な広さがあること。これが観光地を散策し日中は不在でほぼホテルは眠る場所であればある程度割り切ることは可能。
 しかし、7日前後短期の滞在であっても、滞在型旅行の場合はホテル居室広さの影響は大きい。
*タイトル写真はユーティリティスペース収納上部

 靴収納が別に用意され、クローゼットの広さ加えて引き出しの収納の広さはホテルで生活をする上で「スーツケース」の存在を不要にしてくれる。
 スーツケース中身が仮の住まい収納各所に収められ適宜落ち着くと、ここでしばらく生活するのだと実感が湧く。

靴収納には日本での冬用靴とカウアイ島での夏用靴が十分に収納

 滞在中はこのスタンドの横に夫々の帽子とサングラスを置いていた。ベッドルームに外で遊んだ靴や帽子等小物が入らないことは心地良い。

色を抑えた調度品で落ち着いた空間

 「生活するように」ホテルで過ごす為には、そこに旅行中の日々の疲れを呼び込まない。少なくとも私は帰国して「我家が一番」台詞は出ない。
 日本に於いても夫々の勤務で日常生活は24時間一緒の空間に居ることなどない。精々年末年始程度だ。
 ヨーロッパ各地の旅行の際はパートナーと2週間近く一緒の生活をする。
 今回は一週間程度でその半分の長さではあるが、それでもある程度の空間の広がりは同じ部屋に居ても「個」が守られることに救われる部分がある。

室内のソファーセットとバルコニーのテーブルセットのお陰で空間は広く感じられる

 バルコニーで軽食を取った日もある。ワインを横に読書も至福だった。
 眠る時に5cmほど窓を開けるだけで波音と一緒に眠りにつくことが出来る。普段スマートフォンを枕元に置きアプリの疑似波音を聞く生活と比較すると雲泥の差。この景色が部屋から望め、波音までも24時間エンドレスである贅沢。もう何もいうことは無かった。*窓からの景色は「12:Kauai④ 至福の瞬間」参照ください。

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