ピーター・セテラ&ブルース・ガイチ at COTTON CLUB

2012年01月25日の公演の記録です

がんの治療のために受けているホルモン療法の副作用で鬱病になり、1か月ほど前まで「半・引きこもり状態」だった私・・・。
なのに、突然「行くぞ~~~!GO~~!」って気になって、まだ逢ったことのないエリック・カルメン仲間を誘って、ピーター・セテラのショーに行ってきた。場所は、コットンクラブ丸の内!

いやあ、勇気を出して行って、ホントに良かった。
興奮で胸がまだバクバク!
最近の映像を見て「かなり老けたな」と感じていたが、実際に間近で聞いたピーター・セテラの「世界一」の歌声に衰えはまったく感じなかった。黄金の歌声はまだまだ健在だった。
会場が想像以上にこじんまりしていて、ほんの3、4メートル先で、あの「世界の」ピーター・セテラが歌っているところを見ることができたなんて、ホントに信じられない!!!

おまけに、バックミュージシャンたちもゴージャス!
ベースのJoe Chemay氏、見た目はしょぼくれたおっさんだなと思ったが、実にシブくていい音を響かせていたし、Gene Miller氏のリードギターもなんとかっこよかったことか!!!ボーカルのTania Hancheroffさんのちょっとハスキーな歌声も素敵だったし、とても美しかった。ここでハモンドオルガンが聞けるとは思わなかったし、キーボードもいい感じ。さすがはセテラ一座!って感じだった。

Peter Cetera (vo)
Tania Hancheroff (vo)
Jonathan Hamby (key),
Boh Cooper (key,vo)
Gene Miller (g,vo)
Bruce Gaitsch (g),
Joe Chemay (b)
Dan Needham (ds)

もちろんお目当てのブルース・ガイチ氏のギターの指先の繊細な動き、しなやかで華麗な手首の返し方もばっちり目に刻んできた。アコースティック・ギターでボロロ~ンと優しい音を奏でる時のガイチ氏の手の動きったら、もうセクシーでテンダーで、ゾクゾクしちゃった。まさに悶絶もののギターでした・・・。
いやあ、ホントに素晴らしかった!

その興奮もさめやらぬ終演後、偶然、私たちのすぐ後ろの客席に、あのガイチ氏がやってきた!
「ガイチ~!ガイチ~!」
と二人でもだえまくっていたが、ガイチ氏の耳に入った様子はない。
すると、穏やかでほんわかしたイメージでとらえていた同行者である友人が、突然、
「行こう!」
と一言。
「え~、うそ~!私、無理~」
とたじろぐと、彼女は、
「ここまできたら、もう行くしかない!会話はAventurineさんに任せる!」
ときっぱり言い放ち、私を追い立てた。
「え~~~?うそ~~~??」
とビビりながらも二人でガイチ氏の背後ににじり寄り、「振り向いてオーラ」出しまくりでガイチ氏の後ろ姿をじーっと見つめていた。
すると、信じられないことが起こったのだ!
なんとなんと、ガイチ氏が振り向いてくれたのだ・・・!
あ~もう、信じられない体験に興奮しまくり!!!

振り向いてくれたガイチ氏は、私たちににっこりほほえみかけ、ガイチ氏みずから手を出して握手してくれた。

こうなったら、もうやるしかない!!!

わけのわからないインチキ英語で話しかけた。
「あなたの『WINTER DREAMS』の演奏が大好きです」
すると、
「おーエリック・カルメンのだね、ありがとう」
「そうです、そうです!私、エリック・カルメンの大ファンなんです」
と言ってみたが、彼はもともと話していた関係者の方に振り向きかけたので追撃。
「ジェイニーの新アルバム『LOVE』、楽しみにしています」
こう言ったら少し興味を持ってくれ、にっこり笑って
「あ~、4月だよ」
と答えてくれた。そう、1月25日リリース予定だったのが、マスタリングの都合で延期になったという情報を、ありがたくもアルバムの関係者の方から頂戴していた。
「はい、知ってます!予約しました」
「4月にはジェイニーとまたショーをするんだよ」
「そうなんですか!」
「彼女はエリックとデュエットしたんだよ」
「もちろん知ってます」
「4月にまたおいでよ。あなたの顔を覚えておくよ。名前は?」
「Aventurineです!」
「エリックは、エリックカルメンのファンサイトがあるよ」
「私はそのメンバーです」
「エリックも来たらいいんだけどね」
「ええっ!私、それを望んでいるんです!!!」
「僕も彼には何度も声かけたんだけど、いつも“あ~”とか言うばかりでさ。なんといっても彼は完璧主義者だからね」
「そうなんですか~!でもエリックに来てほしい!エリックによろしく言ってください」
にっこりほほえむガイチ・・・。

英語、わかりませんから、半ば妄想かもしれませんが、たぶんこんな会話をしたはず。
そこに同行の友人が携帯で写真を撮ろうとしてくれたのに気付いたガイチ氏、
「おー、写真撮るみたいだよ」
と言って私を振り向かせ、なんとなんと私の肩を優しく抱いて写真を撮らせてくれたのです~~~~!!!

セテラの歌声と、バンドの熱演で十分感動していたのに、こんなゴージャスな「おまけ」がつくなんて、ホントに夢のよう・・・感激!!!
あ~、行って良かった・・・。
エリック・カルメン招致に向けての今回のミッションはきっちりこなしてきた。

実のところアメリカ人と話すのは初めてだった。
その相手がブルース・ガイチ氏~~!


写真を見ながらにやけまくり、興奮しすぎて寝られなかった昨晩・・・
あ~ガイチ!!!
って、あれ?ピーター・セテラがどこかに飛んで行ってる!!!
ごめんね、セテラ!(^_^;) でも、ホントに衰えがなくて、素敵だった。
おまけにすごく気さくな印象だった。なに喋ってたのかよくわからないけど・・・(^_-)

ガイチさま、セテラのショーだというのに「エリック、エリック!」と叫んでいた不埒な私をお許しください。
それにしても、ガイチ氏のCD持っていけばよかった・・・。
そうすればサインしてもらえたかもしれないのに・・・。あ~。

     * * * * *

このときのブルース・ガイチ氏との出会いがきっかけで、その後、エリック・カルメンの招致運動に繋がっていった。熱く招致運動を展開し、コットンクラブにも営業に行き、ブルースとその妻のジェイニーとも連絡を取り合うようになり、招致活動の進展を逐一連絡した、その結果、エリックはブルースに「やる」と返事をしたよ、とブルースが教えてくれた。
このあたりのお話はまたの機会に。


[1st stage setlist]

1. Restless Heart
2. Apple Of Your Daddy's Eye
3. Glory Of Love
4. After All (with Tania Hancheroff)
5. Even A Fool Can See
6. Stay The Night
7. If You Leave Me Now
8. You're The Inspiration
9. Feels Like Heaven (with Tania Hancheroff)
10. Lady Madonna (Lead Vocal: Gene Miller)
11. Hard Habit To Break (with Gene Miller)
12. Hard To Say I'm Sorry/Get Away
(encore)
13. Save Me
14. 25 Or 6 To 4