見出し画像

クラブツーリズム 講師デビュー

 4月23日金曜日、ついにクラブツーリズムでの講師デビューを果たしました。写真セミナー講師デビューにご参加くださった皆さま、そしてお申し込みしてくださったにも関わらず、コロナ禍の中での諸事情でご参加いただけなかった皆さまにも心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 思えば昨年の秋にセントレアでの撮影ツアーが設定、募集されましたが残念ながらツアー催行することができず年を越してしまいました。2回の緊急事態宣言によってツアーの設定もままなりませんでしたが、万を持して設定されたのが今回のツアーテーマ「トワイライトエアポート 魅惑のヒコーキ流し撮り in 羽田空港」でした。ちなみにこのツアータイトルは私が考えました。

 3回目の緊急事態宣言が25日から発出されるという微妙なタイミングではありましたが、無事に催行できて感無量です。

 さて、この日。朝から羽田空港へ行き展望デッキでいつものように撮影。その後新整備場へ移動して取材を1本行いました。その後急ぎ新宿へ!

画像1

(一応記念に自撮りしました)

 クラブツーリズムの総本山 新宿アイランドウイング9階のセミナールームへ。そこで添乗員の方やクラブツーリズムの担当者と打ち合わせをしながらPCとモニターを繋ぎつつ準備を整えて皆さまをお迎えしました。

画像2

 今回は16名の参加者でした。まるで「ド本気講座」の会場のようですね(ひとりごとです)。普段からド本気講座で話をしているので、緊張するということはまったくありませんでした。何でも経験をしておくことは大事ですね。

 ここでの講座は14時スタートで10分間の休憩をはさんで90分です。実質80分間、流し撮りを語り尽くしても良いのですが、羽田空港がベースの方ばかりではなく、遠くは三重、名古屋、静岡、茨城からご参加いただいていたのと、普段からヒコーキを撮影されている方ばかりでもなかったので「羽田空港の撮影ポイント解説」を前半に行いました。それぞれの展望デッキから撮れるショット、それに外周の城南島海浜公園、京浜島つばさ公園、浮島町公園、羽田イノベーションシティから撮れるショットなど。時間帯や風向きによる違いなども交えつつ、夕暮れから夜景に至るまでの流れで「流し撮り」へとつなげていった感じで話を進めました。普段「ド本気講座」で5時間以上喋り続けていることに比べると、ようやくエンジンが温まってきたかな、ぐらいのタイミングでバスへと移動でございました。

 クラブツーリズムがある新宿アイランドウイングを出て歩いていると、参加者の方がこんな素敵な絵を見つけてくださいました。

画像3

 「世界につたえたい東京のすばらしさ」というテーマのコンクール出展作品なのです。ANAのボーイング787がメインで描かれていますね。東京の魅力が凝縮された力強い作品に思わず立ち止まって見ていました。しかしながら天気も良く、いち早く空港へと思いが馳せますのでバスへと急ぎます。

画像4

 ネイチャー系の撮影ツアーですと、ここから中央道に乗って2時間ですとか遠出感覚なんですが、いかんせん羽田空港は首都高速道路で30分かかるかかからないかの至近距離。バスの運転士も「短いですね」と苦笑いされていました。

 当初は最初から羽田空港第1ターミナル展望デッキへ行く予定でしたが、日没時間までまだまだ先が長いので第2ターミナル展望デッキへ行くことにしました。

画像5

 那覇行きのヒコーキを見送れて良かったです。

 ヒコーキを普段撮影されない方には、まずは順光での撮影でヒコーキの動きそのものに慣れていただこうという狙いと、北風運用でしたのでこの時間でしか離陸ショットが撮れないことの二つの理由から、ここ第2ターミナル展望デッキでの撮影タイム(1時間)を設けました。

 皆さま喜んでいろいろと撮っていただいたのですが、1タミへの移動が地下の動く歩道経由とはいえ歩きにしてしまったので、ちょっと歩くのがシンドかった方々もおられたようなので、そこは反省点です。

画像6

  1タミデッキでは広い場所に思い思いに広がっていただき、最初はシャッタースピード1/30もしくは1/15からトライしていただき、慣れてきたら徐々に1/10に、そして最終的なゴール地点を1/5に設定して臨んでいただきました。

 もちろん、一朝一夕に撮れるようになる世界ではありません。講座でもお伝えしたように「野球の1000本ノック」のように繰り返し繰り返し撮ることで自分なりに確立していかなければならないものです。ただし、その人に合ったちょっとした工夫、撮影やカメラ操作の習熟度に合わせた私なりのアドバイスをお伝えする。そうすると、同行してくださった添乗員の方も「皆さんだんだん慣れてきて、撮れるようになってますね〜」とおっしゃってくれていましたが、少しづつですが良いショットをモノにされていって、こちらまで嬉しくなりました。

 「深澤の講座出たけど、さっぱり撮れなかったよ」とガッカリ帰宅されるよりは「撮れた撮れた!」と喜んで帰っていただく方が良いので、お一人でも多くその感覚と満足感を持って帰宅していただきたいなと思いながら、撮影ツアー講師という大役を果たさせていただきました。

画像7

Nikon Z6II  NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR (200mm)  1/5  f8  ISO200

 私としては撮影に集中することはできませんが、「流し撮り」の撮影ツアー講師として現場で「1枚も撮れませんでした」ではシャレになりませんから、周りに気を配りつつ、また次々に投げかけてくださる質問に丁寧に答えつつも、要所要所では撮影を行っていました。

 そしてちょうど到着機の流れが途切れた19時45分ごろまで撮影して、アンケートを集計して解散でした。帰り際の皆さまの笑顔を見る限りでは、楽しんでいただけたのではないかなと思っております。

 こんな感じでデビュー戦を無事に終えることができました。

 あらためて、ご参加くださいました皆さま、寒い中ありがとうございました。また今後ともいろいろな魅力的なヒコーキ撮影ツアーを企画、実行していきたいと思いますので、今後ともクラブツーリズム、そして航空写真家深澤明をよろしくお願いいたします。

画像8

Nikon Z6II  NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR (200mm)  1/5  f6.3  ISO6400

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?