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チャントを歌う素晴らしさに気づかされた話

はじめまして!

新型コロナウイルスの影響でJリーグは4月3日の再開を諦め、5月まで再延期という報道が昨日出ていました...

悲しさとともに、まあ当然ではあるか...納得しまう自分もいました。安全に配慮した結果であり日本での感染者数、死者数は現在も増加しているので、まずは少しでも状況が良くなるように祈るしかないのかな...とは思います。


本題に行く前に興味はないかと思いますが少しだけ自己紹介をさせて下さい!(笑)

僕は宮崎生まれで小学3年生から福岡に来ました。

福岡に来た時初めてみた旧レベルファイブスタジアムでのJリーグの試合。 

そこから友達などと定期的に通うようになり、気づけばアビスパ福岡というチームが好きになっていました。

時が経ち、2020年。この春から高校3年生になります。1年前からアビスパ福岡のホームスタジアムでのボランティア活動にも参加させていただき、改めて沢山の人々の力によってアビスパが支えられているのだと身をもって実感しております。

そして、受験生という立場ながらアビスパに貢献できることはないのか、日々考えている中で昨年、招待券やASO×Avispa ポイントカード企画など利用し、Jリーグを初めてみる高校生と試合を観戦する機会をつくることが出来ました。そこで初めて見るアビスパでどのような感想をもってくれるのか興味深く、内心楽しんでくれるのかという不安がありました。だがそんな心配は杞憂に終わり、初めて見るアビスパの選手たちだけでなくスタグルなどにも興味を持ってくれて試合には負けてしまいましたが、楽しんでくれたようでした。

そのなかでも、友人が一番興味をもってくれたのは、間違いなくコレだったと思います。

    『チャント』

ゴール裏で90分間歌い続け、飛び続ける。たしかに初めてみたら驚きます。僕も小学生のとき初めて見たときはびっくりしました。

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そしてゴール裏でのビッグフラッグ。熱気に包まれたスタジアムは、テレビで見るサッカーとは一味違うものを感じさせ、この光景はJリーグないしはサッカーに興味がある人だけでなく初めて見る人にとって魅力的なものとして映るに違いありません!!

じゃあ、そんな僕がアビスパで一番好きなチャントは...?と友人に尋ねられても、どれも捨て難くなかなか選びきれないと思いますが(笑)

アビスパ福岡のチャントで一番有名なものは

『博多の男なら』だと個人的には思います。(賛否両論あると思いますが...)

これは中学時代サッカー部だった友人が、試合で応援歌として使われていたと言っていました。東福岡高校のサッカー部の応援でも使われているようです。

このように試合中に歌い、時にはみんなで飛び跳ねたり肩を組んだりもするチャント。

私達が歌うチャントによって、

自分達のチームの選手を鼓舞する  

相手チームに威圧感を与える

スタジアムに一体感を与える

勝利を一緒に喜ぶ

フロントや選手に対し厳しい事も時には言う(暴言や差別発言とかは許されないことですが)

ことができます。

僕にとってチャントが歌われた中で試合をするのは当たり前の光景だったけれど、友人達のおかげでチャントなどによる一体感はゴール裏だけでなく、バックスタンド、メインスタンドの人達全員で作り出すことができる唯一無二のものだと改めて感じさせていただきました。

しかし、ご存知のように現在は新型コロナウイルスの影響でJリーグは依然として中断となっており、再開後も応援自粛などの可能性が高く、以前のようなチャントによって雰囲気を作り出すことができるかはわかりません。でもベススタでの最高潮の雰囲気をもう一度味わいたい!そんなときに思い出したのは、このチャントでした。
[どんなに苦しいときでも]
どんなに苦しいときでも 心の中にいつもいる
ララーララーララーラーララーラララ
いつも俺たちは歌う
福岡 俺たちはここで生まれ
アビスパ 俺たちは君と生きる

"どんなに苦しいときでも"

サッカーが生きがいであり、受験勉強のモチベーションであった僕の現在の心境を歌っているかのような歌詞です。

勝ったときに満員のスタジアム全体でこの歌を歌うことができるよう、僕は微力ながらでも貢献していきたいと思ってます。

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最後に...アビスパ福岡ではありませんがチャント関連でヴィッセル神戸の神戸讃歌の話をさせて下さい。

今年の元旦に行われた新国立競技場のこけら落としでもあった第99回天皇杯決勝。試合は2-0で元スペイン代表のイニエスタ選手やビシャ選手などスーパースター擁する神戸がJリーグ最多優勝を誇る名門鹿島に2-0で勝利しクラブ創立25年目で初タイトルに輝きました。その後のゴール裏で歌われたのはもちろん、ヴィッセル神戸の毎試合で選手入場と勝利時のゴール裏で歌われる神戸讃歌でした。


僕は動画でこの光景を見たときに泣いてしまいました。皆さんもご存知のように、1995年の1月17日に発生した阪神淡路大震災。この日はくしくも、ヴィッセル神戸の初練習の日であり、クラブは被災地の復興と共に船出となりました。そのような苦難を乗り越えてサポーター、選手がともに作り上げたクラブ。それがヴィッセル神戸です。それを象徴してるといっても過言ではないのが共に苦難を乗り越えたであろうサポーターによって作られたシャンソンの名曲『愛の讃歌』に乗せた歌である『神戸讃歌』。この歌をサポーターが一体となって大合唱する姿は涙を流すに違いありません。

神戸讃歌【歌詞】

俺達のこの街に お前が生まれたあの日
どんなことがあっても 忘れはしない

共に傷つき 共に立ち上がり
これからもずっと 歩んでゆこう

美しき港町 俺達は守りたい
命ある限り 神戸を愛したい


ヴィッセル神戸のサポーターでない僕が神戸讃歌について多くの言及をすることはあまり良くはありません。

ですが、僕はこの歌によって僕はサポーターと選手達の絆の深さを表すと共に、スポーツの秘めている力をひしひしと感じさせられました。『町と共に立ち上がる』。この歌によって震災を忘れず、後世まで伝え続けることができるように祈っています。


[後書き]

拙い文章でしたが読んで頂けたことに感謝いたします。これからもアビスパのみならずJリーグ全体が盛り上がっていけるよう頑張っていきます。

[参考記事]

神戸讃歌




   
















 





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