英語では品詞を意識する:初級編

英語の品詞について

 皆さんは英語を学習する際に*品詞*を意識しているだろうか。
  英語における品詞は主に、名詞(Noun)、形容詞(adjective)、動詞(verb)、副詞(adverb),前置詞(preposition),接続詞(conjunction),代名詞(pronoun),間投詞(interjection)の八つが挙げられる。
 品詞が八つもあると考えてしまうと、俄然英語が苦手な人々にとってはやる気を削いでしまいそうなものではあるが、単語を効率よく暗記し、実際に文を構成したり話したりする上では必要不可欠なモノであると私は考えている。

今回の記事の概要

 今年の夏、筆者は地中海のマルタに留学したのであるが、ブラジルやコロンビアなど他国の学生や生徒から「日本人は、文法のミスが非常に少ない」と褒められることが非常に多かった。実際、日本人の文法知識は他国の生徒の平均よりもはるかに高い能力を誇ってるのではないかと肌感覚で感じている。(もちろん書けると話せるは必ずしも一致するわけではないが、、、)
 そんな文法知識に精通する日本人代表(勝手に名乗るのはおこがましいが)として今回は、日本人が学生時代の授業において一度は習ったであろう英語の品詞についての主な概要を簡単にまとめていきたい。
 品詞を知ることで英語の文法ミスは少しずつ防げる。
 これは私の実体験でもあるため(TOEICは大学入学時から300点以上アップすることができた。これについてはまた別の記事で詳しく触れたいと考えている)、英語の品詞については多くの学習者に知って欲しい内容である。
 よって今回は八つの品詞(名詞、形容詞、動詞、副詞,前置詞,接続詞,代名詞,間投詞)のそれぞれの仕事内容(働き)をそれぞれ示し、具体的にどのような学習に利用できるのかを紹介する。
 英語学習者、特に英語学習の初期段階にあたる小中高生の学習に役立つよう、
わかりやすく書くことを心がけるので、多くの人々の英語学習の参考になることを願っている。

初級編:名詞、動詞、形容詞、疑問詞 ✨まずはここから!!✨


名詞

名詞は、簡単に言えば:名前:である。
人やモノにはそれぞれ名前がついている。その中でも自分の名前や場所の名前などを”固有名詞”と呼び、これは、動作を行う”もの”や”人”を指す「主語」になる。

「固有名詞」→ 人の名前や場所など 
例えば、
Ken やAkiko , Kyoto や Arashiyama など、唯一の名前として存在するものを指している。

「名詞」 → 日常にある様々なものを指す

例えば,机を表すdeskやスマホ、smartphoneなど。
dogやcatなどの動物の名前やsoccer, basketballなどのスポーツの名前も含まれる。

名詞は、主に文の最初に置かれて文章における動作を行っている対象や人を指す。

 例えば
 I play soccer.の文だと、文の最初に置かれた単語である I が主語になっているので、私が サッカーをするという文となっている。
 この動作(play soccer) サッカーをする
  を行う人は主語である私(I)となっているので、動作を行う主体が明らかとなるのである。

 もちろん主語となって動作の主体を示すことができるのは名詞の一つの大きな役割ではあるが、それ以外にも、〜を/〜に となる目的語を示すことができるのだ。

 例えば I like soccer. では、主語は名詞のI となっているので 私は 動作の主体となっている。
 likeは「好き」という動作、状態を表す動詞に分類される。これに関しては次の”動詞”のところで詳しく説明するのでここではいったん省いておく。

 ここでのI like soccersoccerという名詞は、主語ではない。これは、「〜を、〜に」という意味を持つ目的語と言われるものだ。
 目的語については詳しい説明を省くが、要するに、一般動詞の後ろにくる名詞は、「〜が、〜を、〜に」とつながるのである。
 I like soccerのsoccerは、私はサッカーが好きです。という文章になる。
 これは、likeという動詞の後ろにくる名詞(サッカー)が、好きと具体的なものについて話すことができるのだ。
また名詞には、動詞の語尾に(~ing)をつけて名詞にする”動名詞”というものもある。例えば、この2つの文の違いを見てみよう。

 ① He likes pictures.

  ② He likes taking pictures.

①の文は、「彼はpicture(写真)が好きです。」という文となる。

②の文では、「彼はpicture(写真)をtaking(撮ること)が好きです。」
という文となる。

要するに彼は”写真”が好きなのか、それとも”写真を撮ること”が好きなのかの違いである。

このように動名詞は、”動作”(写真を撮ること、電車に乗ることなど)自体を名詞にすることができるのだ。



 まとめ
 ①名詞は、文の最初にくると、動作を行う主体を示すことができる
 ②名詞は、一般動詞の後では、目的語「〜が、〜に、〜を」と繋がる。

 練習問題

1、私は、電車が好きです。

2、あなたは、学校に行きます。

動詞(be動詞、一般動詞)

動詞は、英語の司令塔である。動詞がなければ何も伝わらない。
その動詞には主に2つの種類がある。一つはBe動詞。これは日本語にはないものなので混乱を招きやすい。イメージは「=」のようなもの。「私はルイーザです」を英語で言うのであればI am Luisa. 
I(私)とLuisa(ルイーザ)は同じ人を指しているので、イコールで結ぶことのできるものとなっている。

ちなみにbe動詞は[am, are, is]の3種類がある。

動詞の動作を行う人(主語)が、

一人の場合

   私 (I)      であれば[am]

あなた(You) であれば[are]

その他の人(He/ she) は (Is)

である。

複数いる場合は

私たち(we) であれば (are)

あなたたち(you) であれば (are)

彼ら(they)  であれば (are)

といったところであろう。

これらをフローチャートとして表すのであれば



のようになる。

このようにbe動詞は、”あてはめてしまえば” 良い動詞でもある。

またこのbe動詞と一緒に過ごすことの多い仲間が、次章で話す”前置詞”である。

今回はとりあえず”イコール”のイメージで。

一般動詞

一般動詞は、動作を表す動詞である。先ほどのbe動詞とは違い、様々な動作を伴う動詞である。

例えば、買う。これはbuyという動詞が主に使われる。

I buy a pen. 私はペンを買う。 これは、現在形である。

  • I bought a pen. 私はペンを買った。これは、動詞が過去形になることによって過去に行った動作を示す。

他にもgo(行く)play(遊ぶ、スポーツなどをする)、sing(歌う)、like(好き)など動作を表す動詞は数え切れない。

そのため、英語の文章を作る上ではまずは動詞を探すことをお勧めする。

また一般動詞には文章が現在のことを示しており、主語が単数、そして私(1人称)とあなた(二人称)以外であった場合は、動詞にs、もしくはesがつく。

主語がhe,she, it, 名前のときは(s,es)をつけるとでも覚えておいてほしい。


I like soccer.(私はサッカーが好きです)
He likes soccer.(彼は、サッカーが好きです)

ちなみに、海外旅行で必ずといって使う動詞は以下のとおりである。

like(好き)、go(行く)、want(ほしい)、pay(払う)、take(電車などに乗る)、have(持つ、食べる),eat(食べる)

そういえば、あれって英語でなんというのだろう。と
(例えば、人を騙すはdeceiveという動詞である)
日常で疑問に思ったらぜひ、一度和英辞書で調べてみることをオススメする。

形容詞

形容詞は、一言で言えば”名詞に情報を足してくれる”いい奴である。

例えば、man(男の人)である。

これにkind(優しい)という形容詞を追加すると

kind man(優しい 男の人)となる。

このように名詞(man)の前において、名詞に情報を追加してくれる役割を持つのが形容詞である。日本語では(〜な)みたいな感じであろうか。

また、これは前述のbe動詞とも一緒に使うことができる。

例えば、このカレーは美味しいです。と言いたい場合。

形容詞は、delicious(おいしい)を使うであろう。

ここでの名詞は(curry)である。

delicious curryと言えば、美味しいカレーとなるが、
ここではbe動詞を使って文章を作ることができる。

主語はThis curry(このカレー)である。
be動詞は、もちろん名詞で1つのものを表しているのでisを選択しよう。

すると

This curry is (                  )→このカレーは〇〇だ。
という文章ができる。

be動詞は、”イコール”のイメージなので、このカレー= 〇〇である。

この〇〇には、形容詞と名詞を入れることができる。
〇〇にdeliciousを入れると

This curry is delicious.(このカレーは美味しい)
という文章を作ることができるのだ。

もちろん、This curry(このカレー)をdelicious(美味しい)と名詞を詳しく説明しているに変わりはないので、形容詞は名詞を詳しく説明するという基本は変わらない。

そして形容詞を学習する際は、反対の意味同士で覚えた方が早い。

例えば

Good⇄ bad( いい⇄悪い)

clean⇄ dirty (キレイ⇄汚い)

happy⇄sad (うれしい⇄かなしい)

hungry⇄full (お腹すいた⇄お腹いっぱい)

などである。

まとめ

形容詞は、名詞を詳しく説明する

形容詞は、基本は名詞の前、be動詞の後ろもOK。

来年は、接続詞、疑問詞など他の重要品詞をまとめていきたい。
とりあえずこの記事をもって今年の記事納めとしたいと思う。

最後に

2023年もあと6時間ほどとなった。
今はこの記事を台湾のローカル鉄道に揺られながら書いている。
まずはこの1年、かつてないほど忙しない日々であったが今思えば、大変充実した日々であったとあらためて感じるばかりである。我がアビスパ福岡は初タイトルを獲得したと思えば、昨日は絶対的エースが、赤の自動車軍団に移籍し、、、(以下略)
このように人生とは、そんなに上手くはいかないものである。
来年も日々の些細な出来事に一喜一憂するのだろう。もうそろそろ、大人の余裕というか、落ち着きがほしいものであるが。
来年は、いよいよこのnoteを初めて5年目となる。まだまだ、執筆したい記事は下書きフォルダーに数多残っている。来年こそは、1か月1記事を目標に日々筆を取るようにしていきたいものである。
おっと、そろそろ電車が目的地に到着しそうである。今からは夜の台湾を拙い中国語を駆使して1人で散策することにしよう。
それではみなさん。良いお年をお過ごしください。
stay safe! stay healthy!














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