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理想の面影すらなくなって

去年の12月の初めに書いたのだけれど…。

なんだか愚痴っぽくなっちゃうね。
もうイベントには行きもしないのに…。

行けないから僻んで愚痴ってるとかそういうわけじゃなくて、長いこと追っかけてきたけれど私がちょっと心の中で思っていた
こうなったらいいなとは全く違う方向に進んだな…と思って。

思うようにならなかったことを僻んでいるわけでもなくて、ずっと勘違いしていたことと費やした時間とお金をちょっともったいないことしちゃったな...って思っているところ。

だけど悔しさはきっとバネにはなるから全く無駄にはならないかなとも思い始めているところ。

私が古い人間なのかもしれないけれど、AV男優のイベントはAVを知ってもらうことだったり、AV販促の目的の一つだとどこかで思っていました。

例えば、イベントですでに発売日に購入し、持ってるDVDだとしても、購入特典が違えば同じものを買ったりすることについては"そういうもの"だと思ってもいたし、それがAVの売り上げにつながるなら同じものを何枚も持つ意味もあるのかなとも思っていたので、気持ちよく"推し活"ができました。
当時(2010年頃)のイベントのチケット代は2,000円~3000円ぐらいなのもいつだって遠征が伴う私にはありがたい金額でした。

東京在住の皆さんには交通費往復1000円程度のところ、遠征組はそこに交通費、場合によっては宿泊費もかかりますので...ね。。

…あれから約10年。

最近の男優イベントといえば、AV男優とAVを鑑賞するだけで10000円だったり、20人限定のイベント観覧券はチェキがついて7000円…。
私は高くてもチェキ1枚500円時代のファンなので、チェキ1枚1000円越えの値上がり具合にもビビります。

「あぁ時代が変わったんだな…」と思いました。もしくは違和感を感じながらも長い間、イベントの目的を勘違いをしていたのかもしれません。

あの頃とイベントの内容は大差ない...むしろ代わり映えしないのに値上がりするチケット、競うように過激になる2ショット、フリーの時間は目を覆いたくなるほどのスキンシップをする人たち...

コロナで物理的に触れ合うことが難しくなって最近のことはわかりませんが。

ちなみに私がイベントに参加している中で一番不愉快だったのは、他のファンもいる中で服の上から男優の乳首の位置を当てて喜んでいる人たちが苦手でした。


10年前から今もですが、私がいち男優ファンながらにずっと「こうだったらいいな...」と思っていたAV男優のイベントの理想像がありました。

よく知りもしないのに誤解されがちなAV業界だからこそ、間口を広く、参加するためのハードルも低く、ファン歴にも関係なく、処女(イベント初心者)にこそ優しく、明るく楽しくオープンにエロい話やAVを楽しめたらいいなと。

最近はすっかりお値段からしてグンとハードルが上がっていて言わば会員制ファンクラブのような、上流階級の娯楽のような...「おもしろそうだからちょっと遊びに行ってみようかしら?」と庶民がフラリと参加できるイベントではなくなってしまったな...と思います。

私はTHE庶民なので、同じ10000円、7000円で楽しむならば、イベントに参加するよりもAVを買いたいと思うようになりました。
遠征して一部の”品位”を疑うようなファンを目の当たりにすることもないし、心穏やかにAVを楽しむ方が私には向いています。

余談ですが...

約10年前、「ザ・面接」のチャリティーイベントは、チケット発売日の発売開始時刻に携帯で時報を聞きながらファミポートの前で待機してチケットを購入しても整理番号が20番台でした。

少し前の豪華なメンバーの面接イベント、たった20枚のチケットがなかなか売れない様子を見ながら、チケット争奪戦だった10年前とは変わり、なかなか参加するだけでもハードルの高い特別なイベントになったのだな...と思って眺めていました。

今度の代々木監督が出演されるであろうイベントは15000円...。
少人数であるが故のプレミア価格なのか、代々木監督が最後にご出演されるからこの価格なのか。。

ふと、もし、今、アテナ映像さん主催で代々木監督も出演されるイベントをしたらこの価格になったかな…?とも思いました。

イベントをするにも準備の時間、経費が掛かることもわかります。
だから無料のイベントをしてほしいわけではないし、貴重なお話を聞ける場であることへの対価を支払うことも理解できます。ある程度のチケット代は当然のこととは思っているものの、なんとなくいろんなバランスがおかしくなっているような感覚が麻痺してしまっているような...なんとも言えない違和感を感じます。

少しづつ新しいファンが増えて会場も大きくなって、裏で携わる人の数も増えて人気に比例してチケット単価が上がるのは、誇らしくもあり、カッコいいなとも思いますが、ファンが離れ、ファンが減って1人当たりの単価を上げるのはなんとも...

言葉を選んでも適切な言葉が見つからず、自身の語彙力のなさを悔やんでしまいますね。

今は新しくファンを増やすことは考えず、お金を出してくれるファンに甘え過ぎているような気すらします。

最近はSNSで見る情報を見ているだけでもなんだか残念な気持ちになります。

10年前に勝手に思い描いていた理想とは程遠くて。

今からさらに5年後、10年後…

もう私には理想を思い描いたところでワクワクするような未来は見えなくて、期待もしなくなりました。

さらにファンの人数が減ってチケット1枚、ディナーショーぐらいの価格になっているかもしれませんね。

知らんけど。

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