息子が熱を出した、と仕事前に夫から連絡がきた。

普段、病気をしない息子が熱を出した、ソワソワが止まらない。

仕事を終えて急いで家に帰ると、目蓋が重そうな顔をした息子が出迎えた。

すぐに私に抱きついてきて、ぐったりともたれ掛かる。

そのまま寝転がって、私のお腹の上でスヤスヤと寝息を立てた。

電話で夫は、熱はあるが元気にしていると言っていた。

しかし息子なりに我慢していたのだろう。

甘えるのはママ。

息子の中ではそんな決まりごとがあるようだ。

体が熱い。

でも、汗は出てこない。

冷やされるのを嫌がって、おでこに冷えピタもさせてくれない。

食欲もないが、機嫌が悪くなる所まではいっていない。

夕方6時頃から眠って、そのままベッドへ運び翌朝4時前に目覚めた。

「まだ、朝じゃないの？」

そう言って目を覚ました息子の熱を計ってみると、37℃台まで下がっていた。

その後はプリンを食べて、まったりしていたら今度はお腹が痛い❗️と言う。

2回ほどトイレへ行ったら、

「治ったよ😃」

と元気に言うから再び熱を計ってみると、36.6℃。平熱に戻っていた。

食欲も出てきて、お茶漬けやナゲットを食べれるまでになっていた。良かった、良かった。

今日は念のため幼稚園も休み、ゆっくりまったり過ごした。

元気になった息子に、

「ママの願いは、ゆうくんが元気で大きくなってくれることだよ。」

そう言うと、息子が

「ぼくの願いは、ママが強くなれますように、だよ。」

ああ、息子よ、ありがとう。

「それから、ママがずーーーとぼくのことを好きでいてくれますように、だよ。」

ああ、なんて可愛らしいのだろう。

そんなことを思っていたのか、、、。

「ママは、ずーーーとゆうくんの事が好きだよ。生まれる前から好きだよ。」

そう言ってぎゅーと抱き締めた。

ああ、きっとこんなことを言ってくれるのは今だけだろう。

分かっているが、ずーーーとそう思っていて欲しい。

今、私と息子は相思相愛だ。

相思相愛の相手がいるって、幸せだ。

誰かに愛されているって、心の安定剤だ。

しなくちゃいけないことは一先ず置いておいて、今日は息子とイチャイチャしよう。

15:00に再び息子は眠りに入り、昨日より穏やかに寝息を立てている。