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あわいものやとわたし ⑧

見掛さんの「あわいものやとわたし」です。

南阿佐ヶ谷の頃の、あわいものやさんとの初めの出会いが何年前だったか正確に覚えていませんが、「占星術の話が面白い」と友達に連れられてお店に伺ってから、こんなに濃い付き合いになる事は、想像をしていませんでした。

占星術を、面白いと思わせてもらったのもここが初めてでしたし、大体自分がこのお店で占いのようなことをする人になる、とはもっと想像しませんでした。
高円寺に移られてからは、自宅からの近さもあってちょくちょく通わせていただくようになり。
占い師さんやライターさん、個人的な趣味活動をされている方がイベントを開催されたりするのを横で眺めつつ。

イベントを開くような活動を自分は持っていないけれど、ぼちぼち長く通い続けて、いつか「お店に来るとたまにいるおばさん」くらいの存在感の人にでもなれたらいいなあと思っていただけでした。

元々自分の中にあった、誰に聞かせるでもない、説明のつけようもないビジョンをある日ちょっと話してみたところ、「それ、面白いですよ」といってピックアップしてくれ、リーディングというワークとして外の世界に適用する発想を与えていただき、そのままここまで一緒に作って下さったこと、大変たいへん感謝しております。

こんなことがおきるとは、という場所ですね。あわいものやさんは。いろんな意味で。

部活みたいに気負わずに自分の感覚と遊ばせてもらえた事で、自分自身の「価値の種」のようなものを認識できたこと。
これ!と目指していくような未来のないことは、自分にとってまあまあしんどい事ではありながら、また逆に、その無制限の面白さを確かなものにしてもらえた場所です。

豊かとは言えない生活をする中で、享受しているものがたくさんあって。少しでも返せているものが何かあるのか、正直自分にはわかりませんが。
こんな風な面白い場所がもうちょっとでも存在しやすい時代に早くなんなさいよという念は、ずっと焚いてゆこうと思います。
それが多分私が使える、一番大きな力かなと思うので。

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