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市民の憩いの場。台湾・北投温泉「千禧湯」

あけましておめでとうございます。2023年の年末を台湾で過ごしていました。台湾にも温泉があります。以前このブログで紹介したのは台湾のジモ泉でした。

今回訪れたのは、台湾4大温泉のひとつ・北投温泉です。台北市内にあり、地下鉄で気軽にアクセスができます。

最寄りの新北投駅

駅を降りると、さっそく手湯がお出迎えしてくれます。

ここから歩いて20分とかからない所に源泉があります。

別府のような風景

北投温泉の特徴として、白硫黄泉、青硫黄泉、そして鉄硫黄泉の3種類の泉質のお湯が湧出しているということです。

この源泉を引いているのが、今回訪れた公衆浴場「千禧湯」。青硫黄泉です。

日本家屋のような瓦葺きに門構え

北投温泉は、1894年にドイツ人によって発見されました。その後日本の統治下となり、1896年に日本の温泉文化を取り込んだ温泉施設ができたそうです。(そのあたりのレポートは、また後日)
入浴料は大人60NT$。この日のレートで日本円にして260円くらいです。

台湾の公衆浴場は、基本的に水着の着用が義務付けられています。(「日式」と表示のある公衆浴場は全裸です)
施設に入る際は水着を見せてチェックを受ける必要があります。男性の場合、トランクスタイプのものはNGです。競泳用水着を用意しておけば問題ありません。

あと荷物を置くロッカーはありますが更衣室はありませんので、あらかじめ衣服の下に着ていくか、トイレ・シャワールームで着替えます。
また、基本的にロッカーには鍵がありません。20NT$で鍵がかけられるロッカーが一部あるので、貴重品がある場合はそちらを使用します。

有料のロッカー

さて、お風呂ですが施設のおじさんから「ここからなら撮っていいよ」という場所から写真を撮らせていただきました。

そこはかとなく盗撮っぽくなりました

浴槽は3段に分かれ、一番上が熱湯です。温度計の表示は45.2度を示していました。別府ならこの程度の熱さは普通なので余裕です。下の段に行くにつれ温度は低くなります。そして6つある浴槽のうち、ひとつは水風呂です。水風呂はスイミングキャップの着用が必要ですが、ベースボールキャップでも問題ありません。
泉質は青硫黄泉ということで、試しに少し口に含んでみたところ、レモン並みの酸っぱさ。かなりの酸性度です。お尻のデキモノがピリピリしました(笑)
温泉から上がるときは普通シャワーで洗い流したりなどしないのですが、ここはシャワーを浴びた方が良さそうです。シャワールームがいくつもあるので困ることはありません(ただし、お湯が出るシャワーは1箇所のみ・有料)

入浴している客層を見ると、地元台北のおじいちゃんおばあちゃんが多かったです。地元民に愛されている共同温泉なんですね。

久しぶりに温泉らしい温泉に浸かれて大満足でした。

千禧湯
所在地:No. 6號, Zhongshan Rd, Beitou District, Taipei City, 台湾 112
営業時間:5:30~22:00(2時間おきに30分の休憩時間は入場不可)
入浴料:60NT$
定休日:なし


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