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修学旅行は貸切バスがおすすめ!料金やメリット、所要時間を解説

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修学旅行を計画する際に交通手段の1つとして考えておきたい貸切バス。
私も以前まで教員をしていたのですが、修学旅行をより充実したものにするために目的地や詳細なタイムテーブルを企画するのはひと苦労です。

本記事では、学校で修学旅行を企画している教員の皆さんに向け、修学旅行の貸切バスについてご紹介します。
料金や利用のメリット、所要時間などを解説していくので、ぜひ貸切バスを修学旅行での交通手段として検討している方はぜひ参考にしてみてください。


1.修学旅行に貸切バスはおすすめ?メリットとデメリット!

修学旅行の際に利用する交通手段としては、新幹線や電車、近場であれば徒歩など様々な選択肢があります。
中でも「貸切バス」を修学旅行の交通手段として使う際のメリットとデメリットをそれぞれ挙げていきます。

メリット①:団体での移動がスムーズになる

まずは団体での移動がスムーズになることです。
電車や路線バスでは、常に集団でぞろぞろと行動する必要があり、団体での利用の際はどうしてもきっちりとオペレーションすることが難しいです。また、駅やバス停までは歩くなどの手段を取る必要があるため、目的地に着くまで誰かがはぐれたりしていないか注意を怠れません。

一方、貸切バスは一度乗ってしまえば目的地まで一挙に移動できるのでオペレーションが非常に楽になるうえ、効率的に移動できるため移動時間の削減にもつながります。

メリット②:外部とのトラブルやクレームを避けられる

団体で電車などの公共交通機関を利用する際、少なからず周囲に迷惑をかけてしまいます。場合によっては外部とのトラブルに発展したり、後日学校にクレームが来てしまったりすることもあるでしょう。
つまり、電車や路線バスの利用はアクセスや混雑度によって外部トラブルのリスクが増大することがあります。

貸切バスであれば、出発地と到着地をあらかじめ打ち合わせできるため、外部との接触を最小限に抑え、トラブルのリスクを減らすことができますよ。

メリット③:スケジュールを自由に組める

貸切バスは出発時刻や到着時刻を含むスケジュールを自由に設定できることも大きなメリットといえます。
これにより、修学旅行の参加者全員がもっとも集合しやすい出発時刻に集まることができるほか、ルートや途中下車地なども自由に選べます。

デメリット①:予約〜事前の打ち合わせ等に時間を要する

貸切バスのデメリットとして大きいのは予約〜事前打ち合わせまでに時間を要することです。
公共交通機関であれば、電話やメール、簡単な利用申請フォームの記入により利用が許諾されることが多いですが、貸切バスは出発地や目的地、途中下車地とそれぞれの予定時間を決めておく必要があるため、ほとんどの場合バス会社との打ち合わせが発生します。

そのため、打ち合わせも含めて修学旅行の企画時点で早めに貸切バス会社に問い合わせをしておく必要がありますよ。

デメリット②:道路状況や渋滞に巻き込まれるおそれも

道路状況や渋滞に左右されやすい貸切バスは、少なからず既定のタイムスケジュールを崩してしまうリスクも孕んでいます。

ただ、このデメリットについてはダイヤが崩れることがある電車や路線バスなどについても同じことが言えます。そのうえ、貸切バス会社は道路交通状況に詳しく、最新状況に基づいて混雑状況を予測したルートを提案してくれるでしょう。

2.修学旅行の貸切バスの料金や1台あたりの定員は?

修学旅行において貸切バスを利用する際の料金形態や1台あたりの定員を説明します。
修学旅行で用いられる貸切バスは大型バス・中型バス・小型バス・マイクロバスに分かれているので、人数および予算に応じて使い分けると良いです。

なお、バス区分ごとの定員はあくまで一般的な目安になるので、バス会社によって異なることはご留意ください。

2-1.大型貸切バスの料金と定員

大型貸切バスは53名〜60名程度の人数を乗せられる最も大きなタイプの貸切バスです。
料金は下に示した通り、貸切バスの区分の中では最も高くなっています。

定員:53名〜60名程度
料金:約85,000円〜93,000円/台
※出発地より走行距離100km以内の移動の場合の参考料金です。

2-2.中型貸切バスの料金と定員

中型貸切バスは最大でも27名程度の人数を乗せられるタイプの貸切バスで、料金は大型バスよりも多少低くなっていますよ。
1クラス30人以上いる学校で利用する場合は、一般的にクラス単位での利用は定員オーバーであるため、乗車配置に工夫をする必要があります。

定員:〜27名程度
料金:約75,000円〜83,000円/台
※出発地より走行距離100km以内の移動の場合の参考料金です。

2-3.小型・マイクロ貸切バスの料金と定員

小型貸切バスやマイクロ貸切バスは最大でも18名〜25名程度の人数を乗せられるタイプの最も小さな貸切バスです。
定員が少ない分、1台あたりの料金は安くなっています。

定員:18名〜25名程度
料金:68,000円〜75,000円/台
※出発地より走行距離100km以内の移動の場合の参考料金です。

3.修学旅行の貸切バスの予約・手配の流れ

修学旅行の貸切バスにおける予約や当日の手配までの流れを説明します。
なお、バス会社によって細かな手続きの手順は異なるため、詳しい流れはご自身が検討している貸切バス会社にお問い合わせしてみてください。

3-1.修学旅行企画を立てる

まずは修学旅行の計画を立てましょう。
修学旅行の目的や、実際に訪れる目的地、途中による場所や食事地点を予算や交通機関と合わせて検討していきます。

本記事は「貸切バス」を主な交通手段として利用する前提であるため、事前打ち合わせに備え、なるべく早い企画の段階からバス会社の選定をある程度済ませておくと効率的です。

なお、修学旅行を企画する際、学校に企画の提案をすることが必要になってくるでしょう。
企画に漏れがないよう、企画の際に必要な事項をまとめた「教育旅行企画書テンプレート(無料)」をご用意してみました。

これから修学旅行を企画する際はぜひ利用してみてください。

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3-2.見積もりと予約〜事前打ち合わせ

企画の時点で、利用するバス会社がおおかた決まっている段階かと思うので、早速ご利用予定の貸切バス会社にお問合せをしてみてください。

バス会社にもよりますが、利用人数や目的地、日程などを先に伝えておくことで、後日バス会社から予算を示した見積もり書等をもらえます。
その後、さらに1回〜数回にかけたバス会社との打ち合わせをする形になる場合が多いので、予定に余裕を持っておきましょう。

事前打ち合わせでは、「目的地に何時につくためにはどれくらい前に出発するか」「複数の目的地を時間内に回るにはどのようなルートが最適か」「どれほどの混雑状況が予測されるか」といった具体的なバスルートの議論をおこないます。
場合によっては、バス会社側にタイムスケジュールを伝えておくパターンもあるので、当日のタイムスケジュールは早めに設計を終えておきましょう。

また、長距離交通のプロフェッショナルである貸切バス会社の担当者が大枠のルートや所要時間を検討してくれますが、この際に企画側の要望はしっかりと伝えておきましょう。
企画すべてを貸切バス会社に委ねてしまうと、企画していた修学旅行と違うスケジュールになりかねないので注意してください。

3-3.当日は所定の場所でバスと待ち合わせ

打ち合わせまで終えたらあとは当日に所定の場所で貸切バスと待ち合わせをするのみです。
ここで、学校側が生徒の遅刻や欠席などで遅れや人数変更がある場合も出てくるでしょう。
事前に判明したイレギュラーは早めにバス会社に連絡しつつ、バスの乗務員の方に迷惑がかからないよう、迅速かつ柔軟な判断が必要です。

当日の不測の事態に備え、あらかじめ企画段階で何かあった際の行動マニュアルなどもまとめておくと安心ですね。

⇩高校の修学旅行の引率体験談についてはこちらをご覧ください。



4.貸切バスで行ける修学旅行におすすめのスポット

最後に、貸切バスを使う場合での、修学旅行におすすめのスポットを都市圏と郊外に分けてご紹介します。

4-1.都市圏への貸切バス利用

都市圏には近場に複数の観光スポットがあるため、貸切バスを使うと複数の目的地をあらかじめ打ち合わせしたルートで訪れることができます。

4-1-1.東京都心

東京スカイツリー公式サイト

東京は、日本の首都であり、日本最大の都市です。その魅力は多岐にわたりますが、まず挙げられるのはその多様性です。東京は伝統と現代が融合した都市であり、古くからの歴史的建造物や神社仏閣、伝統的な文化と、最新のテクノロジー、ファッション、エンターテイメントが共存しています。

また、東京は食文化の宝庫でもあります。日本全国から集まった美味しい食材を使った様々な料理が楽しめるだけでなく、世界中の料理も豊富に揃っています。また、東京はショッピングの楽園でもあり、伝統的な市場から高級ブランドまで、幅広いショッピング体験ができます。

さらに、東京には多くの公園や庭園もあり、自然を楽しむこともできます。代表的な場所としては、上野恩賜公園や新宿御苑、皇居外苑などがあります。また、東京タワーや東京スカイツリーなどの展望台からは、東京のパノラマビューを楽しむことができます。


4-2-2.大阪

阪急交通社

大阪は西日本を代表する大都市です。大阪の代表的な観光地としてまず挙げられるのが「道頓堀」でしょう。飲食店やショップが軒を連ねる繁華街であり、有名な「グリコサイン」や「道頓堀川の船遊び」などが楽しめます。

また、大阪城や天守閣、USJも必見の観光スポットです。特に大阪城は日本の歴史を感じさせる壮大な建造物であり、展望台からは大阪市内を一望することができます。その他にも、美術館や博物館、動物園も多くあり、文化や歴史、エンターテインメントの学習にもぴったりです。

大阪は交通の便が良いため、貸切バスを用いることで効率よく多くの観光地を巡ることができ、大阪の魅力を存分に楽しむことができます。

4-2-3.名古屋

【公式】名古屋市観光情報「名古屋コンシェルジュ」

愛知県の中心都市である名古屋は、歴史と現代が調和した魅力的な都市です。まず挙げられるのが、日本屈指の観光名所「名古屋城」です。天守閣からの眺めは絶景で、歴史を感じることができます。また、近くには庭園や武家屋敷もあり、日本の伝統文化に触れることができます。

また、名古屋はグルメの街としても知られています。代表的な名物料理としては、「味噌煮込みうどん」や「きしめん」、「台湾ラーメン」などがあります。名物である「名古屋めし」を堪能することができるレストランや屋台も多く、街中で気軽に食べ歩きを堪能できるというのも特徴の1つです。

名古屋は歴史や文化、グルメなど、さまざまな魅力が詰まった都市です。1日では全てを満喫することは難しいかもしれませんが、それだけに何度でも訪れたくなる魅力がありますよ。

4-2.郊外への貸切バス利用

郊外には都市部にはない自然を堪能できるスポットや非日常感を味わえる空間が多く存在しています。
電車や路線バスだと少しアクセスが悪い観光地にも、貸切バスを使うとスムーズに訪れることができるのでおすすめです。

4-2-1.淡路島(兵庫県)

淡路島観光ガイド「淡路ナビ」

淡路島は兵庫県の南部に位置している瀬戸内海最大の島です。日本の国の歴史が記された古事記・日本書紀によると、淡路島は日本で最初に生まれた「国生みの島」と言われています。近年は、淡路島が持つ自然やそれを活かした観光産業などにより、多くの観光客の注目を集めている人気観光スポットです!

淡路島は豊かな自然環境に囲まれており、ブランド品として有名な「淡路島玉ねぎ」「淡路牛」をはじめとする野菜や果物、畜産物といった山の幸、瀬戸内海から獲れる「淡路島サクラマス」などの新鮮な海の幸に恵まれています。

また、伝統工芸も非常に有名で、日本三大瓦の1つである「淡路瓦(あわじがわら)」や、淡路が発祥の地にして生産量1位であることでも知られる「お香」をはじめ、近年は伝統工芸を目当てに訪れる観光客も多いんですよ。

⇩おすすめの淡路島のバスツアーについての記事はこちら。

4-2-2.金沢(石川県)

金沢市観光公式サイト

金沢は日本海側の観光拠点として、伝統的な日本文化や歴史的な建造物、美しい自然など、多彩な魅力があります。人気スポットとしてまず挙げられるのが、兼六園や金沢城など、歴史的な庭園や建造物の数々。特に兼六園は日本三名園の一つとして知られ、季節ごとに美しい景色が楽しめます。

また、金沢は日本有数の伝統工芸の町でもあります。特に金箔や九谷焼などが有名で、工房見学や体験もできます。金沢の街並みも独特の風情があり、歩いているだけでも楽しい時間を過ごすことができますよ。

そして食文化も金沢の魅力の一つです。新鮮な海の幸や山の幸を使った料理が豊富で、特に加賀料理や寿司などが人気です。また、金沢の朝市や食品市場では地元の食材を使った料理やお土産品が手に入るので修学旅行の目的地としても人気のスポットの1つです。

4-2-3.日光(栃木県)

日光市公式観光ウェブ

日光は、日本有数の観光地であり、自然と歴史が融合した魅力的な地域です。まず、代表的な観光スポットとして挙げられるのが、日光の世界遺産群です。東照宮や日光二荒山神社など、歴史的な建造物が点在し、日本の伝統や美しさを感じることができます。

また、日光は豊かな自然に囲まれており、四季折々の美しい景色が楽しめます。特に、日光国立公園や中禅寺湖、華厳の滝などは、その美しさで知られています。自然を楽しむだけでなく、温泉地としても有名であり、湯元温泉や鬼怒川温泉などでゆっくりとリラックスすることができます。

さらに、歴史的な街並みや文化も豊かです。江戸時代の建造物が残る町並みや、伝統工芸品の作り手が集まる工芸村など、日本の伝統文化を体験することができます。また、日光の名物料理も楽しみの一つであり、地元の食材を使った郷土料理を堪能することができます。

日光は交通の便も良く、観光地を巡るのに便利です。貸切バスを利用すれば、効率よく多くの観光地を巡ることができ、日光の魅力を存分に楽しむことができます。

5.まとめ

修学旅行で利用したい貸切バスの概要について解説してきました。
いかがだったでしょうか。

遠足や校外学習、社会科見学にも応用できると思いますので、ぜひ本記事を参考に貸切バスの利用も検討してみてください。
また、本記事でご紹介した「教育旅行企画書テンプレート」もぜひ参考にしてみてください。

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