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ひごろのひとこと(2024年2月3日) 巻き寿司

きょう、東京へ帰るわたしに、
母親が、前の晩から準備をして
「巻き寿司」をもたせてくれました。

子どものころ。
わたしは酢飯が苦手なうえに、あの地味な色合い。。。
巻き寿司は「地味」な食べ物と位置付けていたので
まったくテンションが上がりませんでした。

新幹線にゆられて東京へ持って帰り、
だんなさんと二人で「恵方巻き」として食べました。

海苔の中に、食材がぎゅーっと詰まっています。
具がぱんぱんで、海苔がはじけそうなので
バラバラ事件にならないよう、注意深く切り分けました。

かんぴょう、干し椎茸、高野豆腐、にんじん、ちくわは
それぞれ分けて甘辛く煮てある。
厚焼き卵は、すこし甘めに焼きあげる。
それにちょっと太めのきゅうり。
具を揃えるのに、おそろしく手間がかかる。。。
恥ずかしながら、初めて悟りました。

酢飯のお米は
父親が我が家の田んぼで育てた「コシヒカリ」。

そんなん、美味しくないわけないやんけ〜!
と、だんなさんと二人で
むしゃむしゃと食べ尽くしました。
(恵方を向くのは忘れた・・・)

実はこの日、
ある売店で恵方巻きが売られているのを見ました。

その恵方巻きは母の巻き寿司と比べ、
具の割合は半分で、酢飯は倍ほど。(つまり、ごはんばっかり)
さらに太さは、3分の2ほど、でした。

よそで買うと、こんなしょぼいのか。。。(失礼!!)

子どもの頃、
「地味な食べ物」って思ってて、ごめんなさい。

この年になって初めて、
巻き寿司は華やかな食べ物であることを知りました。

母の巻き寿司。
あれは、ごちそうだったんだ。
無言でほおばりながら、節分を過ごしました。

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