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知らなきゃ損!?挑戦するなら地方に限る

 淡路島での生活は3年目を迎え、来た当初とは様々な状況が変わっていった。
アウトドア施設「焚き火BASE〜HOKAGE〜」の経営を軸に、PR映像作成事業、NPO法人EntranceToAwajiを設立し、南あわじ市役所と仕事もしている。神戸の企業さんとの業務提携やギターの先生も行なっている。更には、定住促進協議会という難しそうな団体の理事になるなんて夢にも思っていなかった。ホームレスから2年半、目まぐるしい日々を送ってきた。地方ではのんびりできるなんて空想だ。

 私自身が楽しく可能性を広げながら生活出来ていること、東京時代の友人周りがご近所さんとなって生き生きと生活しているところを見ると、地方×挑戦したい若者という切り口が面白いということは十二分に感じることができた。大切なのはここからどうしていくかだ。

 地方創生という文脈から見て、必要なのは兎に角人口減少率の低下だ。地方にある様々な問題の根源は結局は人なのだ。その点に対して様々な頭の良い人が補助金やら制度やら資金の投入で政策を行なっている。しかし、国が困っているから来てくれという切り口では人は動かないと感じている。「身近な人が地方で幸せを掴んでいる」という嫉妬を生むことが何より効果があるように思える。

 そこで、「淡 Our Life(以下 アワライフ)」という団体を立ち上げることにした。アワライフには現在4企業15人前後のメンバーが在籍している。これは淡路島で活動する20代前後の挑戦している人たちを集めた組織だ。目的として、若者の挑戦する地域淡路島という文化を広げていくことにある。そして、地方では価値観と年代の近いメンバーで集まれる機会は少ない。アワライフという存在が経営の相談や何気ない友人との時間というプラスの時間を生み出し、その情報発信で都会人の嫉妬を仰ごうという試みだ。現在「令和版縁日」というふざけたイベントを企画中で、メントスコーラやSNS企画を実際にやってみる等の仕掛けを地元の子供たちに楽しんでもらおうと企画している。

 淡路島での起業は面白いということはわかった。次は嫉妬を仰ぐフェーズに入った。我々の武器である動画と仲間の力を借りながら若者の地方挑戦の文化を広めていく。そして実際に挑戦したい人向けのサービスを準備中という段階である。

 折角やるなら良いものを自信持って日本中に広めていきたい。そのために様々な情報収集と仲間集めを行なっていこうを思う。地方は逃げ場所でも困っている場所でもない。自分の未来を切り拓きにくる場所なのだ。一人ではできることは限られている。しかし、そんな「一人」を「一人一人」に変えていくことで大きなメッセージを生み出せると信じている。

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