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フィリピン留学~先生はネイティブとフィリピン人どっちが良い?~

フィリピン留学に来る前は英語を学ぶなら当然ネイティブが良いと思っていましたが、実際にフィリピンで学んでみるとフィリピン人講師の方が好印象のケースが大半でした。
もちろん双方にメリットとデメリットがあり、以下は私が学んだ1校に限定した話ですので、ある程度は他の学校でも共通する部分はあるはずですが全ての学校に当てはまる訳ではありませんのであしからず。


ネイティブ講師の寸評

以下の通り7名の講師を受講して良いと思ったのは2名のみでした。
やる気のある人とない人の差が激しく特に1人は教える気のないレベルで早口で何を言ってるのか全然分からなかったため変更してもらいました。

アメリカ人(30代)・・7点/落ち着いて丁寧に教えてくれるので好印象。
アメリカ人(30代)・・5点/やる気がない。しょっちゅう休む。
アメリカ人(30代)・・6点/良い人だが雑談で授業が終わることが度々。
アメリカ人(60代)・・3点/やる気ないし人の意見を聞かないタイプ。
アメリカ人(30代)・・9点/丁寧で発音矯正もしてくれて最高。
英国(20代/代理)・・2点/衝撃的にやる気なくて授業が進まない。
オーストラリア人(70代/代理)・・4点/ずっと自分語りしてる。

ネイティブ講師のメリットとデメリット

メリットは当然ながら発音も文法も完璧なことです。
授業料と滞在費の安いフィリピンでネイティブ講師の授業を受けられるのは素晴らしい利点です。

デメリットはやる気のない講師が比較的多いことです。
(なんでこんなにやる気がないのか疑問で仕方がなかったため信頼できるネイティブに聞いた理由を後述します。)
また、教える気がない人はノーマルスピードの英語で話してきて何を言ってるのか全く聞き取れないことがあります。

フィリピン人講師の寸評

以下の通り6名の講師を受講して3名は好印象でした。
相性の合わない人はいましたがやる気のない人は皆無でした。

20代・・5点/悪くはないが副業で忙しいらしくしょっちゅう休んでいた。
30代・・8点/丁寧に優しく笑顔で教えてくれるので好印象。
30代・・8点/非常に英語に詳しくて丁寧に教えてくれるので好印象。
20代・・8点/懇切丁寧に時にはざっくばらんな話もしてくれて好印象。
20代・・6点/常に笑顔で良い人だけど教える能力については若干微妙。
20代(代理)・・5点/どうでも良いことに厳しくて個人的には苦手。

フィリピン講師のメリットとデメリット

メリットはフィリピン人の人柄が基本的には笑顔で優しく人当たりが良いためストレスなく授業を進められる点です。
また、第2言語として英語を身に着けたため英語を学ぶ上での苦労やつまずく箇所が日本人同様に分かっているため懇切丁寧に教えてくれます。

デメリットは当然ながら発音がネイティブに比べて劣る点です。とは言え自身の英語力が発音を気にする以前のレベルであれば特に問題ありません。また、個人的には想像よりも発音は気になりませんでした。

ネイティブ講師のやる気ない問題(金銭編)

日本でDMM英会話を使っていたのですが毎日フィリピン人講師の1レッスン(25分)を受講できるコースが7,900円でした。つまり1レッスンが約260円です。安くて素晴らしいサービスだと思っていた反面、先生の給料どうなっとんねんと常々思っていました。

そこでフィリピンに来て学校の先生と信頼関係を築いた後に給料を聞いてみるとフィリピン人講師の1クラス(50分)の給料は60ペソ(約150円)で1日で480ペソ(約1,200円)とのことでした。日本の感覚的にはあまりに安すぎると思いますがフィリピンではまあまあな部類に入るそうです。

一方でネイティブ講師の給料ですが1クラス(50分)の給料は300ペソ(約750円)で1日で2,400ペソ(約6,000円)とのことでした。これも日本の感覚的には安いですがフィリピンでは高給取りとのこと。
とは言え実はネイティブがオンラインで英語を教えると時給20ドル(約2,900円)以上はもらえるそうなので、じゃあこの学校で先生やるより常にオンラインで教えてた方が良いじゃん、って聞いたところなるほどなという答えが返ってきました。

それはビザです。学校で働くことで学校がスポンサーとなって就労ビザの延長が可能になるためオンラインだけで教えると滞在資格がなくなる訳です。いくら給料が低くても不法滞在する訳にはいかないのでビザのために安い給料で学校で働いていると言っていました。

ネイティブ講師のやる気ない問題(学校の事情編)

特にクラーク周辺ではネイティブ講師の授業を目玉としている学校が目立ちます。学生マネージャーによるとフィリピン人の雇用は比較的簡単である一方でネイティブの雇用は絶対数が少ないため簡単ではないらしく、フィリピン人講師には学校として厳しく教育方法の指導をするが、ネイティブ講師は辞められると代わりを探すのが大変なため厳しく指導をせず、その結果ネイティブ講師の質が改善しにくい上に生徒からの評判が芳しくなくても学校から何も言われないためネイティブ講師はぬるま湯状態なんだそうです。

信頼できるネイティブ講師に聞いたところ、確かに一部のネイティブ講師のモチベーション及び質は問題で、更には講師としての指導要領のトレーニングも学校として碌に行っていないらしく、そこら辺を歩いているネイティブを捕まえてきて英語の先生をやらしてる様なものだからNative teacherと言うよりただのNative personだねなんて皮肉を言ってました。

まとめ

双方に一長一短があるためネイティブ4コマ+フィリピン人4コマという形で両方の授業を取ることを個人的にはお勧めします。また、私の学校では先生の変更が比較的容易に出来ましたので、相性が合わなかったりやる気がない先生だった場合は速やかに変更すると良いと思います。


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