SAYURI

平成2年生まれ。2019年5月6月に一人旅でスペイン🇪🇸各地を巡りました。甘いもの大好き…

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平成2年生まれ。2019年5月6月に一人旅でスペイン🇪🇸各地を巡りました。甘いもの大好き。スペイン旅の思い出や日々の料理・お菓子作りについて綴っています。

マガジン

  • 料理&お菓子作りの記録

    不定期更新。作った料理・お菓子の記録です。気軽に読んで頂けたら嬉しいです。

  • スペイン・旅の記録

    2019年5月から6月にかけ、スペイン各地を巡った一人旅の思い出を綴っています。

  • 庶民目線の京都案内(主に食べもの)

    いわゆる京都とは、ちょっと違うかもしれません。違わないかも?

  • カフェ訪問日記

    主に関東、関西のカフェ巡りの記録です。

最近の記事

紅玉りんごのお菓子祭り

ついに、シャキシャキで酸っぱくて赤くてカワイイ、りんごの季節がやってきた。 私はりんごのお菓子が大好きだ。甘酸っぱくて、シャキシャキとろりとしたあのハーモニーがたまらない。秋になってスーパーにりんごが並び始めると、「ああ、今年もりんごの季節がやってきた!」とワクワクする。 そんな数あるりんごの品種の中でも、お菓子作りには紅玉がピッタリと言われている。酸味がしっかりしていて、火を通してもシャキシャキ感が残るからだ。そしてあの赤くぽってりした姿が何ともカワイイ。 しかし、紅

    • バルセロナ北部、岩山モンセラットへ 〜スペイン一人旅日記〜

      ※この記事は、2019年5月〜6月にかけてスペインを一人旅した際の記録です。 スペイン・バルセロナの中心部から電車に乗って1時間程のところに、モンセラットという山がある。バルセロナ滞在の3日目、私はその地へ日帰りで行ってみることにした。 バルセロナ現地の言葉・カタルーニャ語で「のこぎり山」という名のモンセラット。山の上には修道院があり、スペインの中でもサンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラに並ぶキリスト教の聖地と言われているそうだ。 朝早くから電車に乗り、途中で登山鉄道に

      • 爽やかなカリブ海の味、キーライムパイ

        キーライムパイ。あまり日本に馴染みのないそのお菓子は、今や我が家にとってなくてはならない存在になっている。 キーライムパイとは、アメリカのフロリダ州の最南端にあるフロリダキーズで取れるキーライムというライムを使ったパイのこと。 このキーライムパイが、彼が幼い頃におばあちゃんがよく作ってくれたものなんだ!と教えてくれたことがありました。 そんな愛情がいっぱい詰まった思い出のお菓子。一度でいいから、私も作って食べてみたい!そんな気持ちから、作ってみることにしました。 早速

        • 大切な誰かのために生きる

          将来の夢って一体何だろう。わたしはどんな大人になりたいんだろう。 10代の頃も20代の前半でも、そんなことをぼんやり思い浮かべては、まるで掴めない雲を掴むような、掴んだと思った途端にすっと手のひらで消えて無くなっていくような、見つけようとしても見つけられない日々の繰り返しだった。 大学3年生の頃に始まった就職活動では、面接で自分が将来どのようになりたいのか、それが上手く言えなくてとても苦労した。 自分がどの会社で働きたいのかも自分のことなのになかなか分からなくて。内定を

        紅玉りんごのお菓子祭り

        マガジン

        • 料理&お菓子作りの記録
          19本
        • スペイン・旅の記録
          19本
        • 庶民目線の京都案内(主に食べもの)
          5本
        • カフェ訪問日記
          5本

        記事

          マデイラ酒の香りただよう、イチジクのグラタン

          お菓子作りの際にちょびっと洋酒を入れるだけで、こんなにも奥深く、大人なデザートができるなんて。 わたしはいつもお菓子作りをする時、数冊持っているお菓子作りの本をパラパラとめくっては、今の自分の気分や旬のフルーツをあれこれ想像しながら、何を作るか決めている。 そんな中、イチジクの旬の時期になったら、何としてでも作ってみたい!と思っていたレシピがあった。それが、坂田阿希子さん著『焼き菓子』に掲載されている「イチジクのグラタン」だった。 こちらはプリン・パウンドケーキ・タルト

          マデイラ酒の香りただよう、イチジクのグラタン

          美味しくて優しい、なかしましほさんのバターカステラ

          外出もなかなかできず、遠く離れた家族にも会えない。仕事も思うようにいかない。「できない」ことばかりで、ネガティブになっていた先日ー なかしましほさんのバターカステラが、わたしを救ってくれました。 きっかけは、ふいにどうしても焼き菓子が食べたくなったこと。 でも近所にはケーキ屋さんはないしどうしよう…。そうだ、そういえばなかしましほさんが以前Twitterでとっても美味しそうなケーキを紹介されていたような。 なんとふんわふわなカステラなんでしょう。きめ細やかな断面と、こ

          美味しくて優しい、なかしましほさんのバターカステラ

          パン好きにはたまらなく楽しいバルセロナ 〜スペイン一人旅日記〜

          わたしは美味しいパンとコーヒーを朝に食べるのが大好きです。朝食にイートインができるベーカリーで焼き立てパンを頬張り、のんびりコーヒーを飲んで過ごせたら…それだけで、一日中ハッピーでいられる気がします(単純)。 バルセロナはベーカリーもカフェもレベルが高く、滞在期間中は朝食に、街歩きの休憩にとても楽しく便利でした。 今もし飛行機に飛び乗ってあの焼き立てパンとコーヒーにありつけたら… そんなことを妄想しながら、バルセロナの美味しかったベーカリーとカフェをご紹介したいと思い

          パン好きにはたまらなく楽しいバルセロナ 〜スペイン一人旅日記〜

          カタルーニャ地方・ジローナへ 〜スペイン一人旅日記〜

          ※このnoteは、2019年5月〜6月にかけてのスペイン一人旅の記録を振り返りつつ綴った旅日記です。 楽しかったアンダルシア滞在期間もあっという間に終わり、スリ未遂に遭った翌日、コルドバとお別れする朝がやってきた。 次の目的地は、バルセロナだ。コルドバから列車Renfeに乗り、バルセロナへと向かった。 その翌日は、大学時代の友人の友人、Dさんが地元カタルーニャを案内してくれることとなった。 旅の出発前、大学時代の友人に「スペインに行くんだ」と話していたら「バルセロナに

          カタルーニャ地方・ジローナへ 〜スペイン一人旅日記〜

          今に続くあの日〜スペイン一人旅日記 コルドバ編その2〜

          ※このnoteは、2019年5月〜6月にかけてのスペイン一人旅の記録を振り返りつつ綴った旅日記です。 コルドバ滞在2日目は、暑くて長い一日だった。そして、あの日の出来事が今に続いている、そんな日でもある。 この日は朝からヴィアナ宮殿というお庭が有名なお屋敷を訪れることにした。 グラナダといえば、アンダルシア式のお庭に咲いた美しい花々が有名だ。5月上旬にそんなお庭を見学できるパティオ祭りもあるが、わたしが滞在したのは5月末だったので、その時期には間に合わなかった。その代わ

          今に続くあの日〜スペイン一人旅日記 コルドバ編その2〜

          気楽にパエリアを作ったら、美味しくてお腹も心も満たされた話

          先週の金曜日の夜、自宅でパエリアを作ってみたのですが、それがとても美味しくて楽しくて、なんだかスペインで食べているような気持ちになってとても楽しかったんです。 自宅で海外の料理を作って食べて、気持ちだけでも異国に出かける。これだけのことですが、なかなか楽しい気分転換になりました。 ことのきっかけは、週の半ばに自宅から少し離れたスーパーに行った時、大きなアルゼンチン産のエビを見つけたこと。ふと、パエリア食べたいと思いつき、金曜日の夜に作ろう!という流れに。 そう決めたもの

          気楽にパエリアを作ったら、美味しくてお腹も心も満たされた話

          夏の始まりを告げる、ジェノベーゼ

          6月最終日、わたしはいつものようにノソノソと近所のスーパーに出かけた。 スーパーの野菜売り場をチェックしていると、そこには袋いっぱいに入ったバジルが売られていた。そして、「一袋98円」との情報が一瞬にして目に入ってきた。 何だこれは…!?こんなに入って、98円ですと…!? わたしの記憶だと、これまでバジルと言えばプラスチックの小さなトレイにちょこんと入ったものでも150円はしたはず。 それが、目の前のバジルは、一袋98円と記載されている。これは、何とありがたきお恵み…

          夏の始まりを告げる、ジェノベーゼ

          コルドバへ、ようこそ。 〜スペイン一人旅日記〜

          ※このnoteは、2019年5月〜6月にかけてのスペイン一人旅の記録を振り返りつつ綴った旅日記です。 アンダルシアの旅の終着地はコルドバだった。 わたしにとって、コルドバはスペインに興味を持ち始めた高校生の頃から特に憧れていた街だった。それが、旅を経てもっともっと好きになり、思い返すだけで胸がきゅんとするような大切な場所になった。 マラガからコルドバまでは、ALSAという高速バスを使って2時間15分の距離だった。14時頃にコルドバのバスターミナルに到着し、そこから旧市街

          コルドバへ、ようこそ。 〜スペイン一人旅日記〜

          アンダルシア地方・マラガの記憶 〜スペイン一人旅日記〜

          ※このnoteは、2019年5月〜6月にかけてのスペイン一人旅の記録を振り返りつつ綴った旅日記です。 グラナダ日帰り旅の翌2日間は、滞在していたマラガでのんびり過ごすことにした。本当だったらマラガ近郊の他の街を訪れたかったけれど、ドタバタのグラナダ旅の経験からタイトスケジュールは良くないと反省し、ゆっくり過ごすことに決めた。 マラガはスペインの中でも南に位置し、地中海に面したリゾート地でもある。マラガをアンダルシア滞在の拠点に決めたのは、空港があったこと、ピカソの生誕地で

          アンダルシア地方・マラガの記憶 〜スペイン一人旅日記〜

          いざ、アルハンブラ宮殿へ 〜スペイン旅グラナダ編その2〜

          ※このnoteは、2019年5月〜6月にかけてのスペイン一人旅の記録を振り返りつつ綴った旅日記です。 スペイン、アンダルシア地方で観光するとなれば、必ず候補に上がるであろうかの有名なアルハンブラ宮殿。わたしがその存在を最初に知ったのは高校生の時に履修した世界史だった。 スペインにはイスラム王朝に支配された時代があったことを知った時、それまでイスラム文化とヨーロッパの国々は何の関わりもないと思い込んでいたわたしに衝撃が走った。イスラム系の文化とキリスト系の文化が混ざり合い今

          いざ、アルハンブラ宮殿へ 〜スペイン旅グラナダ編その2〜

          グラナダをふらりと歩く 〜スペイン旅グラナダ編その1〜

          ※このnoteは、2019年5月〜6月にかけてのスペイン一人旅の記録を振り返りつつ綴った旅日記です。 バルセロナで友人と過ごした後、わたしはバルセロナ空港から国内線でスペイン南部、アンダルシア地方のマラガへ向かった。 一人旅では決して無理をせず、自分が心地よいペースで楽しむことを一番にしていた。この日はゆっくり過ごしたかったので、マラガに到着後すぐに宿にチェックインし、荷物を置いて駅前をふらりと歩き、軽い食事を取って早めに寝た。 翌日はグラナダへ日帰りで行くと決めていた

          グラナダをふらりと歩く 〜スペイン旅グラナダ編その1〜

          あの時、わたしはスペインにいた

          まだ5月の終わりなのにギラギラと地面を照りつける太陽、まぶしい程に鮮やかに咲く緑と花たちー 昨年の5月末から6月にかけて、わたしは一人でスペインの地を旅した。 一人旅は初めてだった。約一ヶ月もの間旅だけに自分の時間を注ぐのも初めての経験で、時間の過ごし方・見るもの・食べるもの・感じるもの全てが新鮮だった。そしてあっという間に月日は流れていき、旅は終わりを告げた。 日本に帰国後、6月の残りの日は自宅でのんびり過ごし、それから夏が過ぎ秋が過ぎ冬が過ぎ…気が付いたら、もうあの

          あの時、わたしはスペインにいた