下手でも続けてみることの大切さ

先日、坂口恭平さんのあるツイートを見てはっとした。

確かに、作家・ライター・料理研究家・ミュージシャン…作品を生み出すことを生業に活躍している人は、次を作るスピードが何て早いんだろうと実感していたところだった。

売れっ子の作家さんのツイートを見ていると、よくそんなに早く同時進行で小説が書けるな…と感じるくらい、常に何かの締切に追われ連載を何本も抱えている。

料理研究家さんのインスタグラムには、新しい料理本のお知らせや、日常の美味しそうな料理の写真が次々と並ぶ。

坂口恭平さんご自身も、ものすごいスピードで作家として執筆されていて、さらに毎日料理や家事をしつつ、一日に何個もツイートされている。
わたしはそのツイートについていくのもやっとなくらいだ。

そうか、次々と新たな作品を生み出しそのスピードを止めないこと、それ自体が価値のあることなんだ、ということに改めて気付くことができた。

また、最初は下手くそでも無能でも、何かを続けることで気が付いたら上手になっていたり、生み出すスピード自体が早くなることもあるだろう。

さらに、試行錯誤を繰り返し、次はもっとこうしようと作り続けることによって、その人の作品はさらに輝きを増すだろう。

そう考えたら、自分はそうした土俵に立つ以前に、つい「こんなの自分が書いても世の中の役に立つのだろうか」と考えてしまったり、「自分ごときが何かを生み出すことにそもそも意味があるのだろうか」とふと立ち止まってしまうことがよくある。

でもそれは自分自身に対しての単なる言い訳だ。
それじゃ、だめだ。自分に負けちゃだめだ。

誰に何を言われなくても何かを続けて新しいものを生み出し続けること。
そして、その作り続けるスピードを止めないこと。
それがどんなに価値のあることなのかを、自分自身とても納得し、共感したツイートなのでした。

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