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初・海外1か月一人旅まであと数週間

街中は10連休で休暇モードが漂う中、気付けば旅の出発日まで残りあと数週間となった。

今回は約1か月、一人でスペイン各地を回る計画を立てている。
海外への一人旅と言えば、学生の頃にシンガポールへ5日間訪れた経験のみ。いつの間にかアラサーとなり、遅ればせながら約1か月も異国の地で一人になること自体が初めての経験だ。

旅の目的は主に
①スペイン各地の食を知る
②住むように旅する(将来住む選択肢も考慮しつつ)
③スペイン語能力の向上
④絵画、建築物、景色、海。スペインの美しいものをたくさん見てまわる
などが挙げられる。

さあ、どこで何を食べようか。
市場やレストランの情報をあれこれ調べ、インターネットで旅ブログを調べたり、Instagramで美味しそうなスペイン料理の投稿写真を眺めているだけでドキドキワクワクが止まらない。

そして、食と同じくらい絵や歴史的建築物を見るのも好きだ。
ガウディ、ピカソ、ゴヤ、ミロ、ホアキン・ソローリャにバスク(ゲタリア)にあるバレンシアガ美術館…スペイン出身のアーティストになぜか惹かれる自分がいて、調べているとこれまた時間を忘れてしまう。

こうして旅の計画を立てていると本当に楽しみで仕方がない。こんなにもスペインが好きだったなんて、自分でも驚きだ。

だが、それと同じか時にはそれ以上に、無事に旅を終えられるかという不安が突如襲ってくることがある。
この文章を書いている今も、旅の持ち物のことを考えていたら急にどっと不安がこみ上げてきた。

新しいことを始めるときには不安はつきものだし、大学受験の時も就職活動の時も社会人になった時も、常に不安と隣合わせだった。

だが今回は、そうした人生のステージが切り替わる瞬間とはまた別物の何かがわたしを襲っている気がする。どうしてだろう。

世間的に見れば働いて結婚して子どもがいて自然な年齢で、仕事を辞めて旅をしようとしているということ。それはきっと一理ある。

そして何より、異国の地に一人で飛び出して自分がどうなるか、未知数であること。

未知数。これがきっと一番の理由だ。

自分でこの山を登ると決めたのに、どうしてこんなにも不安になるのだろうか。
その山に登るぞ!と自ら向き合っているからこそのことなのだろうか。

不安が止まらない自分と、行ったら行ったできっとどうにかなるよ、と声をかける自分とが、我が身の中で交差する。

でも、スペインの長期旅行はずっと憧れだったし、訪れる予定の場所は10年前から行きたかったところばかりだ。
そうだよ。きっと、楽しいことがたくさん待っているはずだ。

不安な自分がいて当たり前。
旅先でとにかく危険なことのないように、残りの時間、準備をしっかりしよう。
色々経験して、きっとその先には新しい自分が待っている。
暗闇の先は、明るいぞ。

こうして書いているうちに、こんな自分を少し客観的に見つめることができた気がする。

旅の出発当日まで、そして旅を終えるまで、こんな感じで常に自らを奮い立たせているのだろうな。

よし、明日もがんばろう。





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