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首都圏・名古屋で購入できる京都名物、冨美家のうどん

地元の京都を離れ東京で一人暮らしをしていた時、幼い頃から慣れ親しんだふるさとの味が恋しくなり、無性に食べたくなることがありました。
その中の上位に、冨美家(ふみや)のうどんがありました。

冨美家とは、京都市の中心部・錦市場のすぐ側にある、鍋焼きうどんで有名なお店です。
本店で名物のうどんを頂くのももちろん美味しいのですが、お店では持ち帰り用のうどんやお好み焼きが一人前のパックで販売されていて、自宅で気軽にお店の味を楽しむことができます。

京都では本店以外にも百貨店や大型スーパーの食料品売場に取扱いがあり、気軽に購入することができます。

作り方も簡単でとても美味しく非常にオススメなのですが、わざわざ京都に足を運ばなくても首都圏や名古屋のいくつかの百貨店・スーパーにも取扱いがあり、購入することができます。

1,冨美家名物、うどん

それがこちら。今回はしのだうどん(甘く煮たお揚げがのった、いわゆるきつねうどん)を購入しました。


左から順にうどん、七味、おだし、お揚げ、ネギ(九条ネギ)

このように、商品には必要な材料が全て入っています。
作り方は、まずおだしを鍋に入れ火にかけて温め、そこに直接麺を入れ、温かくなるまで加熱するだけ。
別の鍋にお湯を沸かし、麺を茹でる必要もありません。

こんなかんじで、できあがりです。


京都のうどんは、関西風のだしの風味が効いたおだし、つるつるとした柔らかめの麺が特徴です。そして、トッピングのネギは九条ネギです。

この九条ネギが、ちょうど長ネギと万能ネギの間のような歯ごたえと食感で、ネギ特有の苦味も少なく美味しいです。

商品のパッケージに記載のある通り、厚めの煮揚げは甘いおだしがしみしみ、うどんつゆもだしの風味がしっかりとした優しい味わいです。

包丁いらず、鍋一つで温めればすぐに完成し、とても美味しい!

また、材料は商品に全て揃っていますが、お好みで卵を落としたり、卵とじにしても楽しめます。アレンジは自由自在。

作り方は簡単なので、火の取扱いが大丈夫であればお子さんでもできると思います。実際、わたしも中学生くらいの頃から親が不在の時によく作って食べていました。
そのため、お子さんがお留守番をする時や週末のランチなんかにも最適です

そして何より食欲がない時や疲れて料理をしたくない時にもうってつけです。

そのため、一人暮らしをしていた頃、疲れて料理をしたくない時に
「ああ、近所のスーパーに冨美家のうどんが売っていればなぁ…」と何度も恋しい思いをしました。

しのだうどん以外にも、カレーうどん・しっぽくうどん・天ぷらうどん・冨美家うどん(鍋焼きうどん)など商品のレパートリーも豊富で、同様に蕎麦もあります。


2,お好み焼きもあります

そして、うどんと並ぶ看板商品に混ぜて焼くだけで作れるお好み焼きがあります。

お好み焼きって簡単そうに見えて、小麦粉、だし汁、山芋、キャベツ、紅生姜など…と材料が多く、特に一人暮らしだと自分一人が食べるだけなのにそれだけ食材を集めることがまず面倒で割高で、作る前に高いハードルがあるんですよね。
お好み焼きソースや青のり、天かすも一人だとなかなか使い切れないし…。

そして、刻み紅生姜は関東地域では近所のスーパーに売っていなかったりします。関西は粉物文化なのだと改めて痛感しました。

ですが、このお好み焼きキットであれば、卵、キャベツ、肉から紅生姜まで親切に必要な材料が全部入っているため、買い物のコストが大幅に省けます。


左上・容器右隣から順に
卵、ネギ、紅生姜、かつおぶし、キャベツ、天かす、お好みソース、豚肉、生地、マヨネーズ、青のり

生地は既にだし汁で溶いてあるので、粉と水分を混ぜ合わせる必要もなし。
トッピングに使うソース・かつお・青のり以外を全て付属の容器に入れて混ぜ、焼くだけで簡単に美味しいお好み焼きを作ることができます。

作り方は容器に記載され、そこには「ホットプレートを使って焼く」と指示があるのですが、今回は直径20センチのフライパンを使いました。
表示通りにフタをし、弱火で両面約4分ずつ焼いてみました。


これに添付のソースをぬり、青のり、かつおを振って完成!



外はサクサク、中はトロトロの柔らかい関西風お好み焼きです。
お好みソース、かつお、青のりもたっぷり入っているので「これじゃ少なくて物足りない…」と嘆く心配もありません。

混ぜる際のボウルもこの使い捨て容器を使えば良いので洗い物も少なく済みます。

キャベツや具材は既にカットされているのでまな板、包丁も必要ありません。
豚肉は生地に混ぜる前に少し焼く必要がありますが、ほとんど既に火が入っているので手が汚れる心配もなし。

作り方にコツも必要なく、誰でも簡単、手軽に作れるのも嬉しいポイント。

そして何よりボリュームたっぷりで美味しく、とっても大満足な一品です!

既存の材料に加え、さらに豚バラやピザ用チーズを追加しアレンジしても美味しいと思います!


3,どこで購入できるの?

京都では百貨店の食品売り場やイズミヤ・イオン等の大型スーパーにて販売されています。
大阪、滋賀、兵庫、奈良と関西圏にも多くの取扱い店舗があります。

そして、関東でも売っていないのかな〜と以前に調べたところ、伊勢丹新宿店、新宿高島屋、阪急百貨店大井食品館など、都心部でも取扱いのある店舗がありました!

まさか東京で冨美家のうどんが食べられるとは思っていなかったので、発見した時は感動ものでした 泣。

わたしは伊勢丹新宿店で何度か購入したことがあるのですが、その時にはしのだうどん・そば、しっぽくうどん・そば、お好み焼きがありました。

また、東急系列のスーパープレッセでは時々京都フェアが開催され、うどんが2種類ほど販売されていて、見つける度に購入していました。
そのため、冨美家の公式Webページに記載のある店舗以外でも購入できるチャンスがあるかもしれません。

他にも名古屋、横浜、埼玉に取扱い店舗がありました。
(残念ながら、現在ネット通販はされていないようです。)

なお、消費期限は購入から2・3日後とあまり日持ちはしないため、購入後はお早めに召し上がって頂いた方が良いかと思います。

価格帯は、うどんは1パック400円〜500円前後、お好み焼きは600円前後です。
インスタントや冷凍のものに比べるとあまり安いとは言えませんが、おだしも美味しいですし、素材はしっかりしています。
作る時の手間が大幅に削られるため、材料を全て自ら調達することを考えれば、むしろお得かもしれません。

そして何より、どこでも簡単に、本格的な京都の味を楽しめることがありがたい。

同じようなうどんキットやお好み焼きキットは冨美家以外にも販売されていますが、正直なところ、わたしは冨美家がイチオシです。
以前勤めていた会社の同僚(関東出身・東京在住)にも薦めたところ、簡単で美味しい!と評判でした。

ちなみに、大丸京都店、京都駅にあるJR京都伊勢丹のデパ地下には種類が豊富に揃っています。ここでしか購入できない焼きそばや冷たいうどん、あんみつなどもあります。
商品が少し重いので、数個購入すると新幹線の移動が大変かもですが、自分用のちょっとしたお土産に良いかもしれません。

もし機会があれば、是非お手に取ってみてください!

※補足※
「しのだうどん」とはいわゆる一枚物の煮揚げがのった「きつねうどん」ですが、京都で「きつねうどん」と言うと刻んだお揚げとネギが入ったものを指すことがあります。が、そうではなく、一般的な「きつねうどん」を「きつねうどん」の名で提供しているお店もあります。
冨美家では刻んだお揚げタイプのうどんも販売されているので、それと区別するために「しのだうどん」と表記されているのかもしれません。
(あくまで個人的見解ですが…)






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