マドリード、ソローリャ美術館の思い出

スペイン滞在2日目@マドリード。

この日は以前から行きたかったMuseo sorolla(ソローリャ美術館)を訪れました。

ソローリャ美術館には、バレンシア出身の1800年代後半〜1900年代前半に活躍したスペインの代表的作家、ホアキン・ソローリャの作品が所蔵されています。
昨年10月にマドリードのプラド美術館を訪れた際、ソローリャの「Chicos en la playa(海辺の少年)」という絵に魅せられ、もっと彼の絵を見てみたいと思い、訪問を決めました。

宿泊先からこの美術館までは地下鉄一本、駅を降りてまっすぐ5分くらい歩けば着ける距離。

地下鉄に乗ってさっそく駅に到着。出口を出て地上に上がり、GoogleMapsの指示に従って美術館へ行こうとするも、歩む方向を2回間違えてしまいました。しかも、2回ともまっすぐ10分ほど歩くまで自分が間違っていることに気づかず、大分遠回りに。

普段日本なら絶対こんな間違いしないのに…。駅から徒歩5分の距離ですら、すぐに見つけることのできない自分にちょっと落ち込む。

でも、何も目的地に最短距離で行く必要はない。もしかしたらステキなお店が見つかるかもしれないし、ここは気ままにいこうと切り替える。

すると、ちょうど誤って入ってしまった通りがオフィス街の中に小さなお店もあるようなオシャレな雰囲気でした。パン屋さん、バル、お菓子屋さんがちょこちょこと並び、どこもなんとなく良さそう。
ランチに良さそうなベーカリーカフェと可愛いお菓子屋さんを見つけたので、美術館の後に立ち寄ることに決定。

そして何とか無事に美術館へ到着。
美術館の建物はホアキン・ソローリャのアトリエ兼自宅として実際に本人が住まわれていたそう。一歩中に入ると、そこにはきれいに手入れの行き届いた素晴らしいお庭が広がっていました。

お庭は後でゆっくり見るとして、先にチケットを購入。金額は大人一人3€とかなりお得です。

館内は大きなお屋敷と別館の二つに別れていました。
まずは別館に足を運ぶと、ソローリャのコレクションは絵だけかと思いきや、ステキな陶器のコレクションがずらり。可愛くて可愛くて、ずっと眺めていたいくらい。

特にこちら↓のシリーズ。手描きの温かみがあって絵がステキ。
なんとなく、さくらももこさんの絵に似ている。まるで、お鍋の中からボワッと飛び出したかのような臨場感で、たまらなく可愛い!
陶器はタラベラ・デ・ラ・レイナというトレド県内にある地方のもので、スペインではとても有名な陶器やタイルの産地だそうです。現地に行って、買い占めたい…。

この魚や人の感じがすごくさくらももこさんワールドっぽい!

ソローリャさんはこんなステキなコレクションをお持ちだったのかと思うと、優しそうなお人柄が伺え、ますます好きになりました。

そしていよいよ本館へ潜入。
とても大きなお屋敷の中にはソローリャさんの絵がずらり、実際に使用されていたアンティーク家具や調度品が並び、とても贅沢な空間でした。
写真撮影もOKだったので、少しでもその様子が伝われば幸いです。

どの絵も優しい明るい色使い。日常のささやかなシーンが切り取られていて、平和で幸せな暮らしを感じます。眺めていると心が癒やされ、穏やかな気持ちに。
そして見るからにお高そうなアンティーク家具が所狭しと並び、それと同時に絵も鑑賞することができ、眼福の嵐。これが入場料3€だなんて、とても信じられません。

絵や家具の説明は各部屋にA4サイズのパンフレットが置かれており、詳しく知ることができました。スペイン語・英語・フランス語・イタリア語の説明はあったのですが、日本語はありませんでした。

見学に来られていた方の中でアジア人はわたししかおらず、アジア圏ではあまり知られていないのかもしれません。
いつか、日本でソローリャの特別展が開催される日が来てほしい!そう思うくらい、素晴らしい美術館でした。

その後は先程道に迷って見つけたカフェが併設されたパン屋さんで軽くランチを食べ、その後ケーキ屋さんに立ち寄って美味しそうな焼き菓子を購入。

何とも潔いパン・サラダ・スープのみのランチ。シンプルで美味しかったです。

こちらのパン屋さんでお手洗いを借りようとして、トイレはどこですかと英語で女性の店員さんに聞いたら、まさかの通じない 涙。
とっさにスペイン語の言葉が全然浮かんで来ず、他の伝わりそうな単語も浮かばず、一人で口をパクパク 汗。
するとその店員さんがもう一人の店員さんを呼んで来られ、ものすごく心配そうな眼差しで二人してこちらを見つめる。

早く言わなきゃ!と思いとっさにスマホのGoogle翻訳でスペイン語でトイレを表示すると、店員さん二人して「なんだ〜!」と安堵した様子。ほんと、お騒がせしてすみません。マドリードの人は優しいなあ…と身にしみました。

その後訪れたお菓子屋さんも濃いピンクと紺のパッケージが可愛く、センスの光ったお店でした。こちらの店員さんもとても優しく、お土産にボールペンを下さいました。店員さんはこのピンク色のエプロンを着ていて、それも可愛かったです!

左は中に砂糖漬けのドライチェリーが入ったチョコレート味の焼き菓子。右はアーモンドのタルトでした。どちらも日本に比べてかなり甘かったですが、美味しくいただきました!

スペイン2日目。まだまだ一人旅に感覚が馴染めずゆっくりでしたが、なんとか自分のペースで良い1日を過ごすことができたのでした。

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SAYURI

平成2年生まれ。2019年5月6月には一人旅で一ヶ月スペイン🇪🇸各地を巡りました。食・スペイン・バスクについてアンテナを張り巡らせています。甘いものも大好きで、気がつけば食べることばかり考えています。 Instagram @awatokuri

スペイン・旅の記録

2019年5月から6月にかけ、スペイン各地を巡った一人旅の記録です。
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